THE LEGEND OF HEROES リリカル銀魂 七の軌跡 作:原罪
脳内でリリカル銀魂の妄想ばっかし始め、妄想ネタを垂れ流した結果とあるユーザーに「楽しみにしてます」と言われ、流れ流れで書くことになりました
こんな不束者の小説ですが、できれば楽しんでくれれば幸いです
全てが燃え盛る世界の中で、『彼』に出会ったのは幼いある日の事でした。
その時の私はお父さんやお姉ちゃんと逸れて、この火事に包まれた空港の中、泣きながら彷徨っていて
「お父さん……お姉ちゃん……!」
私はただ、お父さんやお姉ちゃんを探しながら、その名を呼ぶことしか出来なくて
だけど、そんな弱虫の声が届くわけもなくて、ただ無力なまま爆発に吹き飛ばされて
「…痛いよ……怖いよ……こんなの嫌だよ……帰りたいよ………」
ただ、泣き続けて、それで、崩れ落ちた石像が私に向かって倒れてきているのに気が付かなくて
「ひぃ……!!」
もう死ぬんだ、と、ただ目を閉じて諦めていたその時に
「待て待て待て待て待て待て待てェエエエッ!!」
誰かも知れない声と共に、何かが砕かれたような音がした
目を開けて、立ち上がると、そこには知らない誰かがいた
白い髪をした、なんだか死んだ目をした、誰ともわからないおじさん
「……おじさん……誰……?」
「おじ……!?」
私はおじさんに尋ねかけたけど、『おじさん』と言われたことに何か気に障ったのか、自分の右腕を嗅いでいるのを、私はただ不思議そうに見つめて
「あのさ……俺、加齢臭とかする?」
『おじさん』は右腕から手を離して、やや落ち込み気味に私に尋ねてきた
「・・・・・・あのさ、『おじさん』って呼ぶのやめてくんない? せめて『お兄さん』って呼んでくんない?」
なんだかよくわからないけど、この『お兄さん』は『おじさん』と呼ばれるのが嫌なようだった
そしてなんだかよくわからない内に私はこの『お兄さん』の手に抱きかかえ
『お兄さん』は周りを見るけど、どこもかしこも通路は瓦礫で塞がれていて、通れる場所なんて無いのに
それでも『お兄さん』瓦礫の山が軽い場所を見つけて
「今あそこを蹴破って、外に出るからよ、しっかり俺に掴まってろ」
そんな普通なら不可能なことを言い出していたけど、私は自ずと頷いていた、その後私の身体を強く抱いて、私が掴まったのを確認すると、右手に木刀を握って、あの瓦礫の山が立ちふさがっている通路に向かって走り出した
そのまま勢いを落とさないまま、力強く床を蹴りだし、瓦礫の山をその木刀の一振りで吹き飛ばした。
私はその光景にただ黙って唖然としている最中、『お兄さん』は出口を見つけて、炎の中を駆け抜け――燃え盛る建物の中から脱出することが出来た
「ふぅ……どうやら外に出れたみてぇだな」
外に出たのを確認すると、『お兄さん』は私を床にお降ろし、手に持った木刀を左脇に収めていた
「お兄さん。助けてくれて、ありがとう!」
「おお」
私はお兄さんに助けてくれたお礼を告げた。本音の所助からないと思っていた
だけどこのお兄さんはそんな私の運命を変えてくれた、私を助けてくれた
だから――
「……お兄さん、凄いなぁ」
「……ん?」
ふと、こんな言葉が漏れ出してしまって
「私……弱虫で……ずっと泣いてばっかで……何も出来なかった……」
自分の情けなさと悔しさで、泣き出してしまって、そんな私を見たお兄さんはため息をつくと
「んなことねぇよ」
「え?」
お兄さんのその言葉に、私はきょとんとしてしまって
「おめーは家族見つける為に、あの炎の中を歩き回ったんだろ?」
お兄さんは、何故か私の頭に手を乗せて
「泣きながらでも良い、ボロボロでみっともなくても、諦めねぇで進み続けたんだ。恥じる事なんてねーぜ」
そう言って、私に向かって優しく微笑んでくれた
それを聞いた私は、いつの間にか、涙が止まっていた
「オメーの家族も、きっと無事さ」
「お兄さん……」
また、泣いてしまう。今度は、その言葉に嬉しくなって
落ち着いたのか、そういえばまだ名前を教えていないと思って
「私、スバル・ナカジマっていうんだよ。お兄さんの名前は?」
私――スバル・ナカジマは、改めて『お兄さん』に自己紹介をすると、『お兄さん』は
「俺は坂田銀時、『侍』だ。」
と、自分の名前を教えてくれた
「侍?」
さむらい、なんていうのが何なのかはわからない
だけど、とても強くて、とてもかっこいい人だと、私は思った
私もこんな人に、強くて、かっこよくて、誰かを助けられる、そんな人になりたいと思った
そんな事を思っていると、空から誰かの声が聞こえてきた。
私が振り向いて空を見上げると、こちらに向かってくる白い点を見つけた
だんだん近づいてきて、白い点が人なのが分かった
杖を持って、白い衣装に身を包んだ人だった。
「お兄さん!助けたがき―――」
私が『
銃声が鳴り響いた
その直後、私の目の前で、『
「――悪く思うな。お前はただ、運が悪かっただけだ」
意識が途切れる前、私が視たのは、『