THE LEGEND OF HEROES リリカル銀魂 七の軌跡   作:原罪

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あけましておめでとうございます 第二話の更新にして新年初投下だぁぁぁ

今回もまた予想外なキャラが登場するよ!!!


第二話:出会いはいつも突然にというが時と場合を考えて欲しい

未知、と言うのはまさにこのようなことであったのであろう

 

まるで樹海のようにコンクリートの地面から生い茂った赤黒い触手、その周りを遷ろい彷徨うのは様々な色のスライムのような何かと、白い巨大な四足の機械

そして、それらが護っているのは、まるで巨大なタコの頭をした『何か』。その周りにはたくさんの透けた白色のカプセルがあり、その一つずつに気を失ったらしき少女たちが閉じ込められていた

 

0075年、5月。ここはミッドチルダ、ミッドチルダ臨海第7空港 その最上階に位置する場所

 

その場所で、巨大な『何か』を目の前に、白い衣装を来た栗色ツインヘアーの女性が、その手に持った金色の杖を棒代わりにして、その傷ついた身体を立たせていた

 

女性の名は『高町なのは』

魔道士達によって結成された『時空管理局』と呼ばれる組織の『機動六課』に属する教導官

 

 

―『不屈のエース・オブ・エース』高町なのは CV:田村ゆかり―

 

 

「……そん、な……」

 

なのはは、目の前の光景に呆然かつ絶望の表情で見つめていた。……否、見つめる『しか』なかったのであろう。

カプセルの中に入っているのは、なのはの仲間である他の機動六課メンバー。どうしてこうなってしまったのかは、数時間前に遡る

 

 

第7空港に、ミッドチルダ内で最近驚異となっている『有機物・無機物関わらずに何もかもを赤い霧状に分解してしまう』アンノウンが出現したという情報を聞き、出動

 

だが、そこに待ち構えていたのは同じく管理局の手を煩わせている『ガジェットドローン』、さらにそれの新型と思われる白い四脚の機械兵器

さらにアンノウンも含め、倒しても倒してもどんどん湧き出てくるという数の暴力に対し6時間も戦い続けていた。

 

『AMF』と呼ばれる魔導師を無力化させてしまう構造を持つガジェットドローン、何もかもを赤い霧状に分解してしまう謎のアンノウン、そしてガジェットドローンの新作ともいうべき謎の白い四脚機動兵器

 

それらによってなのは達は他の仲間達と散り散りになり、ようやくなのは一人が最上階にたどり着いたと思えば――そこにはカプセルに囚われた仲間たちの姿があった

 

 

「フェイトちゃん……はやてちゃん……ヴィータちゃん……みんな……!」

 

 

カプセルに囚われた仲間たちをただ虚ろにつぶやくなのは。どうしてこうなってしまったのか、残った魔力も尽き、この絶望とも言うべき状況に、不屈の魔導師はただ虚ろである他なかった

 

だが、彼女の目だけは、虚ろでもなかった。おそらくどこかで起死回生の一手を考えていたのだろう。そんな事を察知していたのか――

 

 

「――!?」

 

複数の黒紫色の触手が、なのはに襲いかかった

魔力が尽きかけて、更に疲労も溜まっていた状態故に起きた油断と対応の遅れの結果

 

「きゃあああああああああああ!!!!」

 

触手はなのはの体全体を包み込み、彼女は『何か』の近くにあった白い殻のようなものに引き込まれていった

 

 

 

 

 

 

 

燃え盛る炎と、残骸が撒き散る建物の中らしき場所。辛うじて割れた窓ガラスからは見慣れない町や高層ビルが立ち並んでいるが見える

焼け焦げている看板の文字からここは飲食店等が立ち並ぶエリアなのだろうと思われるが、今のここには人々の姿も調理器具の稼働音も聞こえない、轟々となにかが燃える音、異形ならざるナニカの足音が響くのみ

目に引くのは、所々に散らばっている赤い塵のようなものだ

 

そんな以上極まりない空間に……坂田銀時は後ろにある残骸を尻目に座っていた

 

 

「……まじかよ。あのジジィ、タイムどころかアナザーワールドにトラベルしやがった……」

 

 

源外の発明が案の定異常事態を引き起こし、まばゆい光に包まれ目が覚めればこの戦場のような空間。しかも窓ガラスからの景色を見るにかぶき町ですらない所に飛ばされていた

 

 

「つーか一体何なんだ、こりゃ。妙に気持ち悪いブヨブヨやら妙に這い出てくるわ、変なボンレスハムみたいなロボットは襲いかかってくるわ。ふざけんじゃねーよここはキャッスルヴァニアかってんだコノヤロー。俺はベルモンド一族みたいな変態機動は出来ねーっつーの」

 

実は、銀時は目が覚めた当初は窓ガラスもない小さな部屋にいており、通路を渡りながら、道中にはびこっていたボンレスハム的な機械や変な触手を撃退または破壊し、ここまでやってきたのだ

 

 

「早いとこ、新八や神楽、ジジィと合流しねぇとな」

 

残骸の上から立ち上がり、そう呟いて足を進めようとすると目の前に現れたのはカラフルなおたまじゃくしのようなものが3体。腹部から腕のようには言えた先端が鎌状の白く発光する部分が銀時を威嚇するように輝き、そして猛ダッシュしながら迫る

 

 

「ったく、次から次へと面倒事が来やがって……」

 

 

その手に木刀『洞爺湖』を構え、そのおたまじゃくしに向かって駆け出そうとした途端……

 

 

 

「はぁ!!」

 

 

どこから兎も角飛んできた、青白く輝くガラス細工のように透き通った数本の剣に貫かれる。貫いていたオタマジャクシもどきは赤い霧状となって霧散消滅。剣もまた青白い粒子となって消失する

 

「っ!?」

 

いきなりのことに少々驚く銀時、その直後に少女の姿が現れる

 

「やっぱりまだ逃げ遅れがいたんだ。良かった、無事にみつか……って……?」

 

少女は銀時のポカンとした顔を見て唖然とする

蒼いショートカットのボーイッシュな少女、白いネクタイに胸の部分が黒く、背中の部分は肌が見えるセクシーな蒼い軍服のような衣装と白いミニスカート。そして瞳は、空の青よりも透き通った真っ直ぐな『蒼』

 

 

「まさ、か……銀、時……さ、ん……?」

 

 

少女が、銀時の名を震えながら紡ぐと、銀時は思わず驚いてしまう

当たり前のことだ、何故なら銀時は

 

この少女の事を全く知らない、ここで会うのが初めてだからだ

 

「……お前、何で俺の名前を? というか誰なわけ?」

 

銀時は少女に尋ねると、少女は突然涙を流し、そのまま銀時に抱き抱える

 

 

「……生きてた……生きてたんだね……銀時さん……!」

「えええええっ!? 生きてた!? 生きてたって何!? というか何でお前俺の名前知ってんの!? まさかあれか、夢の中でどっかであったとか!? 前前前世君の名的な!?」

 

大胆に抱かれてしまったのもあって慌ててしまう銀時。彼の胸元に少女の大きな胸が押しかかれており、動揺を隠せない

 

「……やっぱり、憶えてないんですね。ですけど、本当に良かったです」

 

少しばかり冷静を取り戻したであろう少女は銀時から少し離れ、その手で涙を拭うと、銀時に名を言い出す

 

 

「お久しぶりです、銀時さん! あの時、あの燃え盛る空港の中であなたに助けてもらった、スバル・ナカジマです! あの時に銀さん、誰かに撃たれて死んだんだって思っちゃったけど……生きてて、また出会えるなんて、思ってなかったです……!」

 

少女――スバル・ナカジマはそう名乗ると、銀時はしばらくポカンとする中、少しばかり我に返り言葉を紡ぐ

 

「……えっ? 死んだ? 俺が? 死んだ? 撃たれて?」

「……はい」

 

沈黙……スバルによって『自分が撃たれて死んだ』という奇々怪々な事実に銀時はただ沈黙し

 

 

(嘘だろぉぉぉぉぉぉっ!? えっ、ちょっと!? どういうことなの!? 銀さん一度死んだの!? というかいつ死んだわけ!? おい、ふざけんなよあの実験で死んだって言うならあの世か?あの世なのかここ!? 違うよな!? 絶対ありえないよな!? ということはアレか!? 今流行の異世界転生!? ふっざけんじゃねぇよ何で俺にゼロから異世界生活を始めさせようとしてんだぁぁぁっ!?)

 

 

脳内でパニックになっていた。ちなみに今の銀時の顔は汗だらっただらであり、スバルが「あの……銀時さん? 大丈夫ですか?」と心配で声をかけるほど

スバルの声のおかげで冷静さを取り戻し、改めてスバルの方を向く

 

 

「……ああ、わりぃ。ちょっとな。……でだ、スバル、一つ良いか?」

「はい? なんでしょうか?」

 

 

「……ここ、どこなわけ?」

「……あっ」

 

銀時の言葉に、一瞬「あっ」ってなるスバルであった

 

 

 

 

「つまりあれか? ここは江戸のかぶき町じゃなくて、『ミッドチルダ』とかいう異世界。そしてジジィの実験で飛ばされた俺は『次元漂流者』とかいうことでいいんだよな?」

 

「そういうことになります。銀時さん」

 

「銀時さんとかそういう丁寧ぶったのはいいっての、『銀さん』でいいよ」

 

「はい、わかりました、銀さん!」

 

あれから数十分ほど掛けスバルは銀時に、今彼が置かれた状況の説明に、この世界の仕組み、魔導師、魔法の存在、そしてついさっき銀時が遭遇しスバルに撃破された謎のアンノウンについて一から簡単な説明をしていた。その間に改めて簡単に互いの自己紹介を済ませた後、二人は空港内を歩くことに

 

 

「……で、だ。これからどうすんだ? どっちにしろこっから出るかこの騒ぎの元凶叩き潰す他ねぇだろ」

 

「そうですね……まさかアンノウンだけじゃなくてガジェットドローンまで出てくるなんて」

 

「ガジェットドローン? 俺がここに来る前にぶっ壊したボンレスハムとかでかいボールみたいなやつか」

 

「さらっとガジェットドローンをぶっ壊したって言いますけど、本来ガジェットドローンは普通の民間人が武器を持った程度では倒すのは本来無理なはずなんです。そう聞くとやっぱり銀さんは凄いんですね」

 

「まあ、凄いって言われてもな、俺達のいた世界じゃあんのあガラクタなんかよりも厄介なやつばっかいたぜ……どっちかっていえばあのアンノウンが俺にとっちゃ強敵だと思うけどな」

 

「はい。あのアンノウンは発光する部分を自在に伸ばし、それを使って何もかもを見境なく分解してしまうんです。だから銀さんの木刀のように物理的な武器では分解されてしまいます。砲撃魔法等の遠距離攻撃魔術や、私のように刃に魔力を宿す事による魔力を介しての斬撃は通用します。……念の為に聞いておきますけど、銀さんって魔導師ではないすよね?」

 

「当たり前だろ、そもそも魔力なんてあったらまずこっちが欲しいぐらいだっつーの。おもに擦ったら青い山寺◯一が出てきて願い叶えてくれるランプとか」

 

「あの、山寺◯一って誰ですか」

 

銀さんのボケに突っ込みながらも、銀さんの返事に胸をなでおろす

そんな会話を続けながらも歩いていると、ドアのような所に

 

「あ、あれです。あの階段を登れば上層のフロアにたどり着きます。屋根に何かがあれば……!」

 

階段を見つけ、スバルが言葉を発した瞬間、階段より例のガジェットドローンが出現。更に右の壁を突き破りアンノウンも数十体。今回はオタマジャクシもどきだけでなく人型や、まるで侍のような格好をしたものまで。さらに背後から白い四脚のモノが数機

 

囲まれながらもお互い背中合わせになったスバルと銀時

 

「ったく、次から次へと、そこまで人気者になった覚えはねぇっつーの。スバル、アンノウンの方は兎も角他は任せろ」

「本当に大丈夫ですか?」

「大丈夫だっての、こういうのは慣れてんだ」

 

銀時の言葉に少し心配するスバルであったが、銀時の返答とその余裕そうな態度を見て安心し

 

「わかった、でも無茶はしないでくださいね、銀さん!」

「そいつはお互い様だ」

 

銀時は洞爺湖を構え、スバルも白色の鞘から刀を抜く

 

「行くぜ、スバル」

「はい!」

 

二人はその言葉と同時に戦闘態勢に入る

スバルは蒼い日本刀型のデバイスを見る。その日本刀型のデバイスには鍔がなく、その部分には水色の宝玉が埋まっており、その刀身は蒼く輝いていた。

 

「行くよ、ティルヴィングエア」

《Yes, I am important》

 

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

「はぁ!」

 

 

刀を構えた二人は敵に向けて刀を構え一斉に突撃、先頭の銀時がボンレスハム型のガジェットドローンに飛び掛かり

 

「でりゃああああああああああああっっ!」

 

 

まるで嵐のような剣技で次々とガジェットドローンを真っ二つに斬り裂く。

 

 

 

「とりゃああああああああああああ!」

 

 

大きく回転して下斜め右から一斉に大きく木刀を振り、一気にボール型のガジェットドローンを横一列に真っ二つに

 

「うおおおおおおおおおっ!」

 

さらに動きを止めないまま、銀時はその猛烈な動きのままに次々とガジェットドローンを切り倒していく

 

 

 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

スバルは銀時は全く違う鮮やかな動きで次々とアンノウンを切り裂いていく。スバルを押しつぶそうと白四脚がスバルに襲いかかるも即座に一回転しアンノウンごと白四脚の脚を切り裂き、行動不能にする

 

人型をしたアンノウンが手のようなものを伸ばしスバルを貫こうとするも、スバルはそれを刹那の瞬間移動で回避し、即座に人型アンノウンの背後に移動。スバルが刀に鞘を収める音と同時に、人型アンノウンはみじん切りとなり赤い霧となって消滅

直後にスバルの立っている位置から蒼い魔法陣が出現、そこから青白く輝く日本刀の形をした魔力剣が数十個現れると、回転してその魔力と威力を高める

 

「ブルーエッジストーム!」

 

その魔力剣はミサイル弾丸のように発射され、数多くのアンノウンやガジェットドローンを貫通、一つの剣あたり数3~4体は倒している

 

 

その荒々しくも豪快な剣技と、蒼の流星の如く刹那の神速居合によってその数を減らしていくアンノウンやガジェットドローン。しかし、その状況をさらに混迷を訪れさせる迷い人が――

 

それは、ここにいたアンノウンやガジェットドローンをあらかた片付けた直後であった

残り1機残った白四脚を破壊しようと銀時が近づこうとした時であった

 

 

「のわっ!?」

 

 

白四脚の付近にある壁が爆発、爆発で吹き飛ばされたであろう白四脚はそのまま火花を散らした後に爆発。

爆発した壁からは声が聞こえた

 

 

「よし、これで道は開けたようだぞ、皇女どの」

 

「いや、たしかに道は開かれましたけど……どうやらこっちも大変なことのようですね」

 

「まっ、この有様じゃあどこもかしこもこの有様か」

 

 

現れたのは和装のロン毛男と、赤いドレスを着た金髪の少女

 

 

 

そして黒い短髪に白い服と黒のマントコートを着た、背中に体の半分ほどある黒い刀身の大剣を背負った――大柄の男

 

 

「あなた達は一体……?」

 

「ああ、あんた。ここの人間か?………流石にマコトに比べたら小さいな」

 

大柄の男は声をかけてきたスバルの胸元を見て呟く

 

 

「……カグラさん?」

 

「おおっと、わりぃアルフィン。。で、そこの銀髪のあんたは……そこのヅラの知り合いか?」

 

『カグラ』と呼ばれた男は、『アルフィン』と呼ばれた少女の苦言に対して軽く返答した後、ポカンとなっていた銀時の方に振り向き言葉をかける

 

「ヅラじゃないキャプテンカツー……じゃない桂――

 

「おんどりゃああああっ!!!」

 

どばぁああああああああああああああああっ!???」

 

そして『ヅラ』……もとい桂は『ムツキ』と呼んだ男の言葉に突っ込もうとした途端、銀さんの叫びとともにその顔に懇親の蹴りが炸裂した

 

 

 

 

「……はぁ」

 

皇女は、ただ目の前に光景に小さく息を吐くのであった

 

 

 

―『狂乱の貴公子』桂小太郎 CV:石田彰―

 

―『黒き疾風』カグラ=ムツキ CV:藤原啓治―

 

―『帝国の至宝』アルフィン・ライゼ・アルノール CV:佐藤聡美―

 

 

 

 

「くくっ、くははっ! 中々に壮観な光景だな!」

 

どことも分からぬ場所、電子パネルとモニターで包まれた場所、焦げ茶色の軍服と軍帽に身を包んだサングラスの男がモニターの光景を見て笑っていた

 

「六課などという小娘共を捕獲するという妙な事を押し付けられたと思ったが、まさか『アルカ・ノイズ』だけでなく『テスタメント』、『寄生型えいりあん』などという兵器まで提供してくれるとは!さらにはこの空中戦艦までも強化復元!」

 

男は笑う。この最高にして最後にチャンスに

 

「バルベルデの一件にて『奴ら』にやられ、挙げ句には結社の連中には完全に切り捨てられた私だが、まさかこんな形でチャンスが回ってこようとはッ!」

 

男は嗤う、この何もかも手玉に取れたような今の状況に

 

「後は寄生型えいりあんがまだ残っている六課の小娘を捕まえればすべてが終わる。その時こそ俺の人生は再び始まるのだからな!! くははははっ」

 

 

男は笑う、嗤う、嘲笑う。抗う少女たちを見下ろすように

 

彼がいるのは空中戦艦、名は『SFC2番艦 エスペランザ』

とある組織によって提供された異端技術により「ありえない兵器、あってはならない兵器」として再再誕せし巨大兵器

 

天に座するその黒い鋼の船は、その姿をステルスによって隠しながら、上空より燃え盛る空港を見下ろしていた


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