黒いエターナルがいう。
「あぁ、是非ともしりたいね。何でお前が意思をもっているのか、そんで何でここに五年前の風景があるのか」
黒いエターナルを睨み、後退りして距離を取りながら答える。
「いいだろう。教えてやる」
初めて自らの声でしゃべる黒いエターナル。
「俺がここにいる理由?そんなの、俺の適合者を見つけるためだ。ここに五年前の風景があるのは・・・」
一旦言葉を切る。
「この風景がお前が一番絶望した時のものだからだ」
「俺が一番絶望した?」
「そうだ。俺はあの学校でお前の存在を感じ取った。そこで俺はお前に俺の声を聞かせた」
「それで?」
「まだ足りなかったのかお前は俺の声を聞き取らなかった。だから、俺はお前の精神状態をあの時と似たような物にするためにある行動に出た」
そこで和哉は気づいた。
「まさか・・・お前が、あのドーパントを・・・」
「そうだ。俺があのドーパントを呼び出し、軽く操り、学校を破壊させた」
「おまえが・・・」
拳を握る和哉。握り締めた拳が怒りに震える。
「許さねぇ・・・何でお前らはそうやって周りを壊す?俺の大切な物を傷つける?ふざけんなよ!」
ロストドライバーを取り出す。ここは力の中なので身につけていなくてもドライバーやメモリが現れる。
「変身!」
ロストドライバーにエターナルメモリを差し込む。
白い力が体を覆っていき、途中で赤い炎になる。その炎を振り払うと、そこには腕に赤い炎を描いたエターナルがいた。
怒りの炎、レッドフレア。
「行くぜ・・・」
エターナルが殴りかかる。それを手のひらで受け止める黒いエターナル。それに構わず、和哉は腕を振り抜く。
黒いエターナルは拳をうけて後方に吹き飛ぶ。
「やっとそこまでの覚醒か・・・」
立ち上がり、呟く黒いエターナル。
和哉と力の戦いが始まった。
和哉が今度は蹴りを入れる。それを容易く避け、すきができた和哉にカウンターの蹴りを繰り出す。その蹴りを受け止め、自分の足を軸にして回転し、黒いエターナルを投げ飛ばす。黒いエターナルは空中で方向転換をして受け身をとって着地する。そこに和哉は拳を入れる。上紙一重でかわされ、黒いエターナルの拳をくらってしまう。
「ちっ、痛ぇなっ」
立ち上がり、ベルトのメモリを引き抜き、腰の横にあるスロットに差し込む。
『エターナル・マキシマムドライブ』
グッと拳に力を込めると拳が赤い炎に包まれる。
『エターナル・マキシマムドライブ』
黒いエターナルもマキシマムを発動し、拳に黒い炎を纏わせる。
「ライダーパンチ」
二人が同時に言い、同時に拳を出す。二人の拳がぶつかった衝撃を受けて両方とも吹き飛ぶ。
もう一度スロットのスイッチをおし、マキシマムを発動させる。黒いエターナルもマキシマムを発動させる。
「ライダーキック」
和哉が技名を声にだし、力を纏わせた蹴りを繰り出す黒いエターナルも同時に。
「うぉぉぉぉっ」
力と力がぶつかり合う。
続く
短いっすね