WARFRAME~二番目の太陽系~   作:アイゼンパワー

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転移~日本国の反応~

新太陽系第三惑星 地球

日本国所属哨戒機

勢力:海上自衛隊

 

 

哨戒機に乗っていた彼は驚愕した。進んだ科学技術を持っている旧世界のアメリカでもあのような航空機を見たことがない。

銀色に輝き、ジェットなのか、何なのか分からない動力を有し、機体腹部から謎の光を出していた。

その後ろにある機体はもっと奇妙だった。まるで球体がいくつも寄せ集められたかのような形をしていて、普通ではとても考えられないような形をしていた。

あの腹部から発せられている光を浴びてしまったが、大丈夫なのだろうか。そして、複数の龍のようななにかに出会い、回避行動をとるために上昇した時、奇妙な航空機の実力を見た。

我々とはそれこそ桁違いの上昇力と速力を持っていて、上昇する際、宇宙まで行ってしまうのではないかと思うほどだった。結局は大陸の主要都市と思われる所まで同行し、帰還した。

帰還後、念のため放射能検査を行ったが、何も問題なかった。一体何だったんだろう。

 

 

数日後…

 

 

新太陽系第三惑星 地球

日本国所属イージス艦

勢力:海上自衛隊

 

 

 

我々は無事に大陸の住民と国交を結ぶことに成功した。しかし、そこで私は理解の範疇を超える代物を見た。

SF映画に出てくるような空に浮かぶ宇宙船らしき船が二隻、このイージス艦の上に浮かんでいた。

大きさは軽く300mを超えるだろう。その上、曲線的な方の船には、大昔のガレオン船のように無数の砲身が突き出しているのが見えた。

直線的な方の船はギラギラと銀色に輝いていたうえに、もし、彼らが本当に、SF映画に出てくるようなレーザーキャノンだろうと思われる部分がいくつもある。

 

曲線的な船の乗員はグリニア帝国と名乗り、直線的な船の乗員はコーパス商業連合と名乗った。彼らも我々と同じように異世界に転移してきてしまったらしい。そのため元々敵対していたのを、仕方なく手を組み、グリニア=コーパス連合を名乗っているがやはり仲が悪く、別々の名を名乗っている。

 

グリニア帝国人の姿は酷く歪んでいるように見えた。それにやたらと義肢を使っているものが多い。その上彼らが身につけている装甲服は非常に頑丈そうだ。

コーパス人は青い化学繊維のようなもので作られたであろう防護服のようなものを身につけ、その上、ビルのよう形をしたヘルメットをかぶっていた。

 

このようなものがいる事は想定外だ。哨戒機からは“見たこともないような、まるでSF作品に出てくるような航空機に遭遇した”と言う報告があったがまさか同じように、異世界から転移したとは。

彼らと国交を結び、味方につけられれば非常に頼もしいだろうが、もし敵となれば、厄介な、いや、もしかしたら一瞬で制圧されてしまうかも知れない。慎重に事を運ばなければ。

 

 

新太陽系第三惑星 地球

日本国 総理執務室

勢力:日本国

 

「総理!あの未確認飛行物体を所有している集団との接触に成功したと報告がありました!」

「でかした!」

 

ここ総理執務室は少し前のクワトイネ政治部会と同じように、蜂の巣をつついたような騒ぎになっていた。

イージス艦を新たに発見した大陸に送って見れば、SF作品に出てくるような宇宙船と遭遇したときた。騒ぎにならないはずがない。

 

「それで?集団の名前は?」

「彼らはグリニア帝国とコーパス商業連合と名乗っております。グリニア帝国に関しては非常に強大な星間軍事国家であることがわかっています。コーパス商業連合は非常に先進的な技術、それこそレーザーキャノンやエネルギーバリアなどの技術を持つ、巨大な星間商業連合と言うことが判明しました。補足ですが、グリニアもコーパスに負けるとも劣らない技術力を持っています。」

その情報に執務室内は凍りついたような空気に包まれた。

 

「これをどうやって国民に説明すれば良いと言うんだ……」

「ありえない!それではまるっきりSFの作品ではないか!」

「しかし幸運なことに、彼らは私たちと国交を結びたいと、言っています。友好条約を結び、味方にするしかないと思います。」

「総理!彼らは非常に強大です。あのような強大な集団を味方にできるのは今のみです!」

「しかし、どうやって国民に説明すれば…それにどんな要求をふっかけられるか…」

「総理、説明について悩むことはありません。ありのままを説明し、マスメディア各社にそのまま報道してもらうのです。そして条約を結んだのち、クワトイネで大規模なパレードをしてもらうのです。」

「何故日本でやらないんだ?」

「危険だからです。相手の本質もわからないのに、自国内に招き入れることはできません。しかも、今の状況で、“日本こそが最強!他の国家など恐るるに足らず!”と盛り上がっている右翼がどういう行動に出るか、わかりません。」

「総理!これで問題はなにもありません。どうか、ご決断を!」

 

 

 

 

そして翌日、日本国内は再び大騒ぎとなった。

 

 

 




何故毎回グリニアが優先されているのかだって?
筆者がグリニア好きだからだ!

(もちろんコーパスも好きよ)

フォーモリア戦艦艦隊とコーパス艦隊、スタディ艦隊はギム動乱の際に威嚇と攻撃のために出撃させる予定です。
タスク艦隊はロウリア王都への降下、スタディ艦隊とフォーモリア艦隊は海戦にも出張ります。お楽しみに!
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