議題は「秋の味覚」です。
神風「それでは定刻となりましたので会議を始めたいと思います」
白露「それはいいんだけれどさ、
朝潮「リンゴですね」
白露「それはわかるよ!?誰が持ってきたのかって話しだよ!」
吹雪「あ、それあきつ丸さんからの差し入れです。なんでもたくさんもらったからどうぞってことで」
松「おいしそうですね」
初春「うむ。良い感じに熟れてそうじゃな」
夕雲「それじゃあちょっと切ってきましょうか?」
睦月「お願いします!」
神風「さて、夕雲にリンゴを切ってもらっているうちに挨拶だけ済ましておこうかしら。今月の議題は『秋の味覚』よ」
陽炎「これまたざっくりとした会議内容ね」
暁「まあ『味覚の秋』ともいうし」
綾波「それでまずは何から話しましょうか」
秋月「それは決まっているでしょう。今が旬のさんm「リンゴが剥けましたよ~」ありがとうございます」
吹雪「あ、ウサギさんカットになってる」
夕雲「清霜さんや秋霜さんはこうすると喜んでくれるのよねー」
陽炎「ウチだと雪風とか時津風あたりはお気に入りなのよね。あと不知火も」
初春「ほう。意外じゃの」
陽炎「ああ見えてあの娘お子様なところあるから」
暁「暁は大人だからこんなことされても全然うれしくないし」
夕雲「それじゃあ暁さんのはいらないですね」
暁「ごめんなさい!ウソつきました!謝るからそれ持っていかないで~!!」
睦月「それで何の話をしていたんだっけ?」
秋月「秋刀魚です!」
吹雪「ウナギでしょ?今年は」
陽炎「ウナギって夏じゃないの?」
初春「意外と思われるかもしれんが鰻の旬はこの時期じゃぞ?」
白露「え!?」
初春「鰻は冬眠するからの。栄養を溜め込むこの時期が一番美味くなる」
朝潮「初めて聞きました」
神風「土用の丑の日のイメージのせいでてっきり夏だと思っていたわ」
松「そういえば昔、夏場はウナギの売れ行きが悪くなるからなんとか売り上げを上げるために土用の丑の日を作ったと聞いたことがあるような」
吹雪「へ~。そうなんだ」
秋月「今年も不漁ですか・・・。秋刀魚・・・食べたかったな」
神風「あーそんな秋月に朗報よ」
秋月「?」
神風「今年は松茸が豊作だったって」
白露「マツタケ!?」」
陽炎「ってことは今年は食堂で松茸ご飯が食べられるの!?」
吹雪「国産だよね!?安い外国産じゃないよね!?」
神風「落ち着いて。食べられるかどうかはわからないけれど、豊作なのは確かな情報よ」
白露「ぃよしっ!」
綾波「あ、でも鎮守府で松茸が出る可能性は低いかもしれないですね?」
松「え?どうしてですか?」
綾波「ほら。聞いたことありませんか?外国の人には松茸って匂いがダメな人が多いって」
暁「そういえば響も言っていたわね。ガングートさんもタシュケントも松茸は嫌いだって」
睦月「でもビスマルクさんは喜んで食べていたよね?」
朝潮「あの人はもう中身は日本人みたいなところがありますから」
夕雲「納豆を白米にぶっかけて五杯はおかわりする人だから」
秋月「ビスマルクさんの部屋って確か畳を敷いていませんでしたか?」
初春「敷いておるな」
陽炎「そういえば昨日コタツの準備をしていたのを見たわ」
吹雪「もはや出身ドイツ・国籍日本だよね」
綾波「その内イタリアさん達も同じように毒されていくんでしょうか」
白露「その点でいえばアイオワさん達アメリカ勢は心配なさそうだけれどね」
睦月「そういえばさっきのイタリアさんで思い出したんだけれど、ポーラさんが---」
吹雪「また何かお酒でやらかしたの!?」
睦月「ううん。そうじゃなくてリシュリューさんに何か頼みごとをしていたみたいにゃし」
暁「う~ん。フランス産のワインでも飲みたくなったのかな?」
夕雲「あ。多分あれを頼んだんじゃない?」
松「あれ、ですか?」
夕雲「ボジョレーヌーボー」
神風「フランスの有名ワインね」
初春「昨年も何本か頼んでおったな」
朝潮「朝潮はワインは飲んだことがないのですが、おいしいのですか?」
吹雪「私も飲んだことはないけど、物によるんじゃないかな?」
秋月「産地によっても随分と味が変わるみたいですし。『赤』と『白』でも変わると思います」
暁「結局は人の好みってことよね」
白露「そんな身もふたもない」
陽炎「でも食の好き嫌いなんてそんなものでしょ?」
神風「そうね。この前の秘書官の時に間宮さんの所で今年の新作モンブランを試食したけど、提督栗が苦手とかで食べなかったし」
吹雪「間宮さん!?」
朝潮「試食!?」
夕雲「新作!?」
初春「もんぶらんとは何ぞや?」
陽炎「栗を使った洋菓子よ」
綾波「アルプス山脈のモンブランをイメージしているからそう呼ばれるみたいです」
白露「それよりもいつの間にそんな美味しいことになっているのよ!!」
神風「偶然その日が秘書官の日で役得だったわ」
睦月「で、味は?」
神風「美味しかったわよ?」
綾波「もう少し具体的な感想が欲しいですね」
神風「う~ん。・・・・・・・・とっても美味しかったわ」
秋月「わかりました。神風さんの食レポは致命的に下手だということが」
吹雪「よし!今から間宮さんの所に突撃しよう!」
松「でもそれなりにお高いんじゃないですか?」
白露「提督にツケておけばいいじゃん!」
夕雲「そうと決まれば早速行きましょう」
暁「間宮さんに予約取れたわ!今は席が空いているって!」
朝潮「暁さん、ナイスです!」
初春「楽しみじゃのー。もんぶらん」
陽炎「さっきから思うんだけれど、初春の『モンブラン』のイントネーションおかしくない?」
神風「だって、本当に美味しかったんだもん・・・」
提督「そうか。それでこの請求書か・・・」
神風「あの、ほんとうにごめんなさい!」
提督「白露には後で始末書だな」
神風「あははは・・・。ところで提督は何を食べているんですか?」
提督「ん?これ?柿を使ったプリンだけど」
神風「一口貰っても!?」
提督「・・・ダメだ」
神風「何でですか!?間接キスだからですか!?」
提督「後ろ見てみ?」
神風「・・・?」
青葉「あ・・・」
神風「」
青葉「あの神風さん?青葉まだ写真は撮ってませんよ?新聞にも載せませんから見逃してくれませんか?」
神風「信用できると?」
青葉「」