議題は「サンタさん」
尚、今回一部の長女は代理出席してもらっています。
神風「定時となりましたので会議を始めたいと思います」
松「あの・・・会議を始める前に一言いいですか?」
響「何だい?」
海風「どうかしましたか?」
松「暁先輩と白露先輩と朝潮先輩がいないのだけれど」
神風「ああ。その三人は代理を出してもらっているわ」
霞「欧州への輸送任務とかでしばらく帰ってこれないみたいだから仕方ないわ」
綾波「年末には帰ってこれるらしいですけど」
初春「この時期に海外遠征はちと酷じゃな」
夕雲「そうね。下手をすれば来年になってしまうかもしれないものね」
松「そうですよね。未だ欧州ではウイルスの脅威が・・・」
睦月「違うよ、松ちゃん」
陽炎「今月は『師走』なのよ?」
秋月「クリスマスも!」
吹雪「お年玉も!」
睦月「貰えないかもしれないってことなんだよ!!?」
松「そこですか!?」
神風「というわけで、今月の議題を発表します。今月の議題は『サンタさん』よ!」
夕雲「というよりも、クリスマスプレゼントをどうするかなのよね?」
神風「ええ。暁と朝潮は未だにサンタクロースの正体を知らないらしいけれど」
響「あの二人は純粋だからね」
霞「本気でトナカイは空を飛ぶ生き物だと思っているみたいだし」
海風「それで、これから何をするのですか?」
神風「この箱の中にみんなからクリスマスに欲しいものを書いてもらった紙が入っているわ。それを一つ一つ検証していくわ」
陽炎「何か嫌な予感がするのよね」
秋月「去年も皆さんとんでもないものを要求してきましたね」
松「え?」
初春「まあまずは一枚見てみるとしよう」
赤城『ボーキサイト』
松「」
神風「それでは赤城さんにはボーキサイトを贈るということで」
松「ちょちょちょっ!!?え!?あの、これの中身って
吹雪「母港にいるみんなから集めたからね」
陽炎「そりゃ空母や戦艦の人たちにも欲しいものはあるでしょ?」
松「そうかもしれませんが」
睦月「もちろん駆逐艦からも欲しいのが来てたりするよ?例えばこれとか」
タシュケント『майонез』
綾波「響さん、翻訳をお願いします」
響「マヨネーズ」
秋月「マヨですか・・・」
夕雲「そういえばあの娘、大のマヨラーだったわね」
初春「夏の会合でも叫んでおったな」
陽炎「まだ安上がりでいいんじゃない?これよりは」
海風「どれですか?」
間宮『業務用冷蔵庫』
睦月「今年も新しい人増えたもんね」
吹雪「去年に比べるとそうでもないかもしれないけど、それでも多くなったよね」
秋月「しかもまた新規で着任するでしょうから」
神風「でもこれはプレゼントじゃなくて経費で落とせるでしょ?」
夕雲「むしろ経費で落としてもらわないと困る代物ですよね」
綾波「こうなると、伊良湖さんも何を頼もうとしているのか気になりますね」
伊良湖『雲パン』
初春「雲パンとは何ぞや?」
睦月「えーっと、パンの一種なんだけれど」
夕雲「メレンゲで作ったパンなのだけれど、賞味期限が半時間なのよね」
霞「短っ!?それじゃあ枕元に置いておいてもすぐにダメになるじゃない」
陽炎「これぐらいなら伊良湖ちゃん作れると思うんだけれど」
神風「出来立てじゃないと美味しくないし、何より保存がきかないのが痛いわね」
響「妙案はあるけれど、それでもいいかい?」
海風「案とは一体・・・」
響「雲パンのレシピをメモしたのを置いておけばいいんじゃないかい?」
吹雪「それぐらいしかできないよね」
神風「そうね。とりあえず、それで我慢してもらいましょうか」
秋月「それで次は・・・え?」
球磨『ケイジ』
夕雲「これ幸いとばかりに」
松「これって、まさか」
初春「幻の鮭のことじゃろうな」
吹雪「これ一匹でどれくらいするの?」
綾波「調べてみますね・・・・・・・・・・・は?」
陽炎「綾波がキレた時の『は?』だったけれど何円ぐらいだったの?」
綾波「7万円」
海風「え?」
綾波「一尾七万円からですね」
霞「バカじゃないの!?」
初春「幻じゃからな」
響「それなら仕方ないね」
霞「仕方ないで済む話じゃないでしょ!?」
神風「落ち着きなさい」
秋月「ところで皆さん食べ物関連が多くないですか?」
夕雲「そうだけれど、あなたも他人事じゃないわよ?」
涼月『ズッキーニの苗』
秋月「Ooh・・・」
吹雪「ズッキーニってまた・・・」
陽炎「しかも苗だから育てる気満々ね」
睦月「あれ?でもズッキーニってキュウリみたいなやつだよね?」
秋月「いえ。あれ、キュウリと見せかけて実はカボチャらしいんです」
夕雲「え!?そうなの!?」
秋月「イタリア語で『小さいカボチャ』って意味らしいです。ローマさんに教えていただきました」
初春「舶来の植物は面妖なものが多いのう」
神風「これはクリスマスの直前にホームセンターで購入しましょうか」
綾波「それが無難ですね」
響「さて、それじゃあ次のお題にいってみようか」
榛名『提督と一日デート券』
吹雪「そんなものは存在しない」
陽炎「これ色んなところから苦情が来るんじゃない?」
海風「来るでしょうね。特に実の姉からとか」
霞「頭が痛くなってきたわ」
響「これを見てもまだ平気でいられるかい?」
霞「?」
雷『提督を一日甘やかし券』
霞「だからそんなもの無いの!!無いったら無いの!!」
陽炎「響はこれどう思う?」
響「別にいいんじゃないかい?特別悪いところは無いと思うけど」
霞「うううううっ」
神風「そう気を張らなくてもいいと思うわよ?」
初春「霞は提督に厳しいからの」
睦月「霞ちゃんみたいに誰かが締めてくれないと、提督はもっとダメになると思うにゃし」
霞「そ、そうよね。少し熱くなりかけていたわ。もっと寛容な心で臨まないといけないわよね」
大淀・足柄・朝霜・清霜『霞ちゃん』
霞「ゴメン。畳みかけるのはやめてくれない?」
綾波「仲がいいですね」
秋月「これは仲がいいと呼んでいいのでしょうか」
夕雲「難しいところね」
神風「これは霞さんのぬいぐるみで手を打ちましょうか」
霞「そうでもないとシバキ倒すわよ」
海風「それでは次に参ります」
伊58『有給休暇』
陽炎「社畜の鏡ね」
松「さすがに年末にはお休みがありますよね?」
一同「・・・」
松「・・・え?・・・・・・・・え?」
夕雲「なんとも言えないわね」
初春「こればかりは提督と相談じゃな」
神風「そろそろ時間ね。次が本日最後よ」
松「まだ大分残っていますが」
神風「また明日にもやるから遅れないようにね」
松「わかりました」
神風「それでは本日最後の要求はコレよ!」
龍驤『乳』
海風「これはまた・・・」
陽炎「ドストレートなボールが・・・」
吹雪「これ、多分だけれど大鳳さんとか瑞鶴さんも?」
夕雲「そうみたいね」
神風「どうすればいいのかしらね?」
秋月「明石さんや夕張さんに改造してもらいます?」
霞「それでどうにかなるようならこんなこと書かないでしょ?」
初春「最後の最後にとんでもない爆弾がきたものじゃな」
響「まな板でも贈るっていうのはどうだい?」
睦月「そんなことをしたら鎮守府が火の海になると思うにゃし」
松「何かいいものでもあればいいんだけれど」
綾波「う~ん」
島風「ねえ。ちょっといいかな?」
神風「どうかした?」
島風「
陽炎「まあ、それでもイイんじゃない?」
提督「なるほどな。しかし龍驤にコレは」
神風「要求は満たしていますよ?」
提督「怒られるのは俺なのわかってやってる?」
神風「まあ、まだ他にもいるでしょうからそこは諦めてください」
提督「遺書でも書いておくか」
当日
赤城「ありがたやーありがたやー」
加賀「ボーキサイトの山がこんなにも・・・!これは気分が高揚します!」
タシュケント「うん。やっぱり日本のмайонезは味が濃いね。祖国にも届けてあげないと!」
間宮「ついに五台目の冷蔵庫が。さあ御節料理をたくさん作らないと!」
伊良湖「ふむふむ。こうやって作るのですね。早速作ってみましょう!」
木曾「落ち着いてくれ球磨姉!」
球磨「ふざけんじゃねークマ!球磨が欲しいのは『
北上「あたしはちょっと好きかも」
大井「北上さん!?」
照月「それでその種はどうするの?」
涼月「種をまくのはまだ先ですから大切に保管しておきます」
初月「収穫の時期は春だったか。今から楽しみだ」
榛名「雷さん?今日は榛名が提督とご一緒します。雷さんはお休みになられてはどうでしょう?」
雷「提督は大規模作戦で疲れているのよ?まずは雷が癒してから存分に甘えてもらえばいいんじゃないかしら?」
提督(逃げたい・・・)
龍驤「おうおうおう!誰や!?ウチの枕元に愛宕のオッパイマウスパッド置いたクソ野郎は!!」
瑞鶴「翔鶴姉のマウスパッドなんて恐れ多くて使えるわけないじゃん!」
大鳳「誰だ!有る鳳無い鳳といった奴は!!」
龍驤・瑞鶴・大鳳「「「犯人はお前か!!!」」」
提督(俺が何をしたというんだよ・・・)