議題は「海開き」です。
神風「それでは定刻となりましたので、月例の会議を始めたいと思ったのですが」
睦月「議長席、空席にゃし」
陽炎「ちょっと今月の議長は誰よ!?」
初春「白露じゃったな」
朝潮「もう少し待ってみますか?」
吹雪「もしかして忘れているんじゃ」
暁「毎月同じ日にやっているのに?」
秋月「でもあの白露さんですから、何かの拍子で忘れているということもありえなくはないですね」
夕雲「案外その辺で遊んでいたりして」
綾波「綾波、ちょっと連絡してみますね?」
神風「お願いします。来れないようなら私が代理で進行するわ」
ダダダダダダダダダダ
白露「間に合ったあああぁぁっ!」
神風「ぜんぜん間に合っていないわ!」
白露「うべぇっ!?」
睦月「ウエスタンラリアット!?」
吹雪「うわぁ。クリティカルヒットだ」
綾波「勢いで白露ちゃん一回転しましたね」
陽炎「いったいどこで油を売っていたのよ」
白露「・・・は」
初春「は?」
白露「浜辺で妹たちと・・・戯れていました・・・」
朝潮「みたいですが、神風さん。判定は?」
神風「左尺骨一本」
暁「重罪過ぎない!?」
夕雲「折れても死にはしないわよ?」
秋月「そういう問題じゃないですよね!?」
神風「綾波さんならその心配なくきれいにへし折ってくれますよね?」
綾波「ちょっとチクッとしますよ?」
白露「そんな注射みたいな感じで他人の腕折らないで!?」
神風「反省している?」
白露「してますしてます!会議忘れててすみませんでした!!」
朝潮「と言っていますが、判定は?」
神風「まあ遅刻と言っても二十分程度だし、今回は大目に見てあげようかしら」
白露「ありがとうごぜぇやす!誓ってもう二度と遅刻はしません!」
陽炎「で?妹たちと遊んでいたというわけだけど」
白露「そう!そうなの!でも聞いて!?みんなもさ、妹から「お姉ちゃん、いっしょに遊ぼ?」って言われて断れる!?」
夕雲「そ、それは・・・」
睦月「折れちゃう・・・かも・・・」
白露「でしょ!?だから私は悪くない!!悪いのは
神風「橈骨もいっちゃいましょうか」
綾波「はーい。痛かったら右手上げてくださいね?」
秋月「それ以上はいけない!」
白露「言い訳してすみませんでした!」
朝潮「ま、まあ、よくわかりました。このまま白露さんを制裁していても会議は進まないので、さっさと議題に入りませんか?」
初春「そうじゃの。というわけで皆席に戻るとしようか」
神風「それでは改めまして、今月の議長より一言いただきましょう」
白露「私のせいで時間が押しているから前略するとして、今月のお題は「海開き」です」
陽炎「それで誰よりも先に浜に繰り出したと?」
白露「もうこの際言い訳はしないよ。メッチャ楽しかった!」
神風「開き直ったわね」
吹雪「それは楽しいだろうね」
白露「ただね」
初春「ただ、何じゃ?」
白露「クラゲがいっぱいいるから海には入るなってイムヤちゃんに警告されたからちょっと不完全燃焼」
朝潮「それは気を付けないといけませんね」
白露「あとサメ」
暁「そっちの方が危なくない!?」
白露「まあ人を襲うようなサメじゃないらしいけれど、一応ね」
陽炎「それじゃあまだ暫くは海水浴はできないか」
白露「だからずっと砂浜でも遊べるのをしていたんだけれどね?」
~ビーチバレー~
白露「ドキドキ!白露型だらけのビーチバレー大会!ポロリはないよ?」
時雨「残念だったね」
村雨「誰に向かって言っているのよ・・・」
夕立「ぽい・・・」
白露「というわけでビーチバレーやるよ!」
江風「組み分けはどうするんだい?」
時雨「この間の演習で小隊を組んでいた時のペアで組もうかなって思っているよ」
春雨「それじゃあ春雨は夕立姉さんとですね」
海風「そうなると・・・つまりこういうことですね?」
白露・時雨ペア
村雨・五月雨ペア
夕立・春雨ペア
海風・山風ペア
江風・涼風ペア
時雨「そういうことだね」
白露「ちなみに優勝したチームには提督特製焼きそばを御用意しております!」
涼風「これは負けられないね!」
時雨「ただ尺の都合で勝負は決勝戦まで飛ぶよ」
村雨「だから誰に向かって・・・」
山風「メタい」
五月雨「あ、あははは」
時雨「そういうわけで、決勝戦は夕立・春雨チームと村雨・五月雨チームだよ」
白露「ちっくしょう。あのスパイクがインしていたら勝ってたのに!」
山風「負けちゃった・・・」
海風「次は頑張りましょう?」
江風「点数は両チーム20点。次に点を取った方が勝ちだぜ」
涼風「ん?デュースはないのかい?」
白露「まだ他にもレクリエーションがあるから21点先取した方が勝ちでいいかなって」
夕立「ぽいぽいぽい。夕立の殺人サーブで決めるっぽい!」
五月雨「甘いです!」
海風「上げた!」
村雨「いくよ、五月雨!あっ!?」
時雨「トスが乱れた!」
五月雨「えっとえっと!ああっ!?」
山風「あ、転んだ」
春雨「これは・・・!」
夕立「勝ったっぽい!」
時雨「あ、でも足でしっかり返しているよ!」
白露「あーでもこれはアウトになりそう」
気まぐれな風(五月雨ちゃんマジ天使)ヒュー
夕立「ぽい?」
山風「ラインイン」
夕立「えええええええ!?」
五月雨「勝った?勝ちました!?」
村雨「五月雨、グッジョブ!」
白露「優勝は村雨・五月雨ペア!!」
時雨「おめでとう。優勝賞品の焼きそばがこちらになります」
村雨「ちょっと!もうパッサパサになっちゃっているんですけど!?」
五月雨「出来立てが食べられるんじゃなかったのですか!?」
白露「そんなこと言ったっけ?」
時雨「言った憶えないね」
村雨「それは酷くない!?」
五月雨「異議を申し立てます!」
白露「ウソウソ。ちゃんと提督にみんなの分、作ってもらえるように言ってあるから」
春雨「え?ということは」
夕立「勝ち負け関係なかったっぽい!?」
白露「だれかが食べれないってかわいそうじゃん」
時雨「それにまだ、勝負事は残っているからね。雪辱はそっちで晴らしてもらおうかな」
海風「それで次は何を?」
~ビーチフラッグ~
白露「というわけで第二種目はビーチフラッグ!!足向けてうつ伏せになったあと「ドン!」の掛け声でスタート!一番に旗を引っこ抜いた奴が勝者だ!」
時雨「今回は間宮さんのかき氷を注文してあるよ」
江風「因みにこれも?」
白露「もっちろん!お姉ちゃんは仲間外れは嫌いなのです!」
時雨「というわけで、出場者を発表するよ」
白露
村雨
夕立
山風
江風
山風「・・・無理。勝てない」
海風「そんなことないって。頑張れば勝てるかもしれないよ?」
白露(あんた達わかっているよね?)
夕立(ぽい)
村雨(ええ)
江風(応よ)
時雨「それじゃあ位置について」
五月雨「皆さん、がんばってくださーい!」
時雨「よーい・・・ドドンパ!」
白露「おい」
涼風「盛大に滑ったね」
海風「空気を読んでください」
時雨「ドン!」
白露「え、ちょっと!」
村雨「おっ先ー♪」
江風「先手必勝!」
夕立「ぽーい!このまま夕立の独走っぽい!」
山風「みんな、待って!きゃっ!?」
時雨「山風選手転倒!山風選手転倒!」
春雨「山風ちゃん!諦めないで!」
山風「ううっ」
白露(!オペレーション・マウンテン発動するよ!)
村雨・夕立・江風(((
白露「うわービニール袋だと思って踏んだらクラゲだー!」
夕立「ぽいぃぃぃ!足が攣ったっぽい!これじゃあ走れないっぽい!」
江風「うわああ!砂浜を泳ぐサメがいたー!」
村雨「カモメを見てたら太陽を直視して目が!目がー!」
時雨「どいつもこいつも大根じゃないか」
海風「今がチャンスよ!山風!」
山風「うん!」
五月雨「いけー!」
春雨「ゴボウ抜きだー!」
山風「えいっ!」
時雨「優勝は山風!」
白露「うーん。悔しいなー。イッチバンになりたかったのに」
村雨「おめでとう、山風。凄いじゃない!」
夕立「ぽい!夕立の負けっぽい!」
江風「姉貴には敵わねぇや!」
山風「ありがと。でもみんなもう大丈夫?」
白露「あ、あはははは。よくよく考えたらビーチサンダル履いていたから関係なかったわ」
村雨「う、うん。もう大丈夫よ!心配してくれてありがとう」
夕立「気合で治したっぽい!」
江風「よく見たら流木だった!」
時雨「大根」
白露「ああ!?誰が大根足だって!?」
時雨「誰もそんなこと言っていないよ」
春雨「時雨姉さんが言っていましたよ?」
五月雨「私も聞こえました」
涼風「うん。言ってたね」
時雨「ちょっと!?」
白露「成敗!!」
時雨「誤解だって!ちゃんと話を聞いてよ!」
~スイカ割り~
白露「というわけで最後にスイカを割って締めようと思います!」
時雨「ちょっと待った!何で僕は埋められているのさ!?」
白露「さて、誰が割る?」
時雨「ねえ!聞こえているでしょ!」
夕立「夕立がやりたい!」
江風「江風もやるぜ!」
白露「私も殺りたいんだけど、ここは妹に花を持たせてあげようかな」
時雨「あ、これダメなパターンだ。自力で逃げ切らないと」
村雨「ところで肝心のスイカは?」
白露「さっき五月雨が取りに行ったけど?」
涼風「え?」
春雨「それは・・・」
白露「大丈夫だって!そうそう転んでスイカを割ったりなんかしないって」
海風「心配ですね」
山風「ちょっと様子見て来る」
五月雨「お待たせしましたー!」
白露「それじゃあ時雨の隣にでも置いちゃって!」
時雨「ちょっと待って五月雨!走らなくていいから!ゆっくり落ち着いて来てくれればいいから!」
五月雨「わかりましたー」
時雨「だから走るなー!」
五月雨「あ」コケッ
白露「お」
村雨「あ」
夕立「ぽい」
時雨「うわあああ!」
吹雪「それで時雨ちゃんは?」
白露「顔面直撃。スイカは割れなかったけど、タンコブ出来ていたよ」
陽炎「むしろタンコブ程度でよく済んだわね」
白露「あれでも佐世保の時雨って呼ばれていた幸運艦だからね」
提督「そうか。まあまだ夏は始まったばかりだ。慌てることもないだろう」
白露「そうだね。あ、焼きそばはソースと塩半々で!」
提督「ところで白露。さっき時雨が入渠に担ぎ込まれたのだが」
白露「いくら幸運でも最強のドジっ子には勝てないってことで」
提督「?」