甲子園を魅了し続けた二刀流   作:焼肉定食

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市大戦

「…ストライク。バッターアウト。ゲームセット。」

 

俺たちの前の試合が終わるとするとパチパチと拍手が送られる

 

「いい試合だったな。」

 

投球練習のため他の人たちよりも早く先にマウンドで見ていた俺が秋葉にいうと頷く。

 

「あぁ。本当にいい試合だったな。」

 

俺と秋葉はそれをみてキャッチボールを始める

 

……いい試合を確かにしていた。

でもいい試合はいい試合。

決して勝ったわけではなく寧ろ敗北だ

……悔しいだろうな

 

マウンドで投球練習をしながら俺は台湾からの留学生を見る

 

楊舜臣か

 

俺はそう思いながら自分の投球にはできない技法に俺は苦笑する

俺も正直なところコントロールにはそこそこ自信があるのだが本当にミットに全球投げられたとなるとさすがにできない。

球速はそこそこで変化球も曲げれないのだが扱いの難しいフォークまでコントロールされたいいピッチングだった

 

これで感化されないピッチャーはいないよな

 

普段より調子がいいのを感じる

息を吐き体が温まっていくのを自分の身で感じていた。

 

「秋葉。ラス一。」

 

俺はそうやってラスト一球。そして一球だけ俺の切り札を投げる

 

ボールは大きく曲がり内角高めからふんわりと落ちていく

そして外角低めにワンバンのボールでミットに収まった

 

「……やべっ。曲がりすぎだな。」

「本当にこのカーブやばいな。」

 

秋葉は苦笑すると俺の方に近づく

 

「ストレートもカーブも切れている分今日に合わせて作ってきたのか?」

「いや偶然。さすがにここまで調子がいいと変化球の扱いが厳しくなるだろうしな。」

「どっちにしろストレートで押していくぞ。今日明らかに走っているからな。」

「了解。初っ端から飛ばしていくからな。最近物足りなかったしな。」

 

俺は切り替え集中力を高める

 

「薬師高校ノックを始めてください。」

「んじゃいくか。」

「おう。」

 

といい俺たちはグラウンドに走ってくる。

衝撃のデビュー戦まで後30分くらいだった。

 

 

『お願いします。』

 

集合が終わると俺は少し歩きながらマウンドに向かう

先発なんて何年振りだろうな

俺は軽く投球練習をしながら苦笑する

 

抑えているのだが結構球が暴れている。

ヤベェ。ワクワクしてしまう。

 

「ラストボールバック。」

 

俺はそういうと頷きそして構える

軽いボールを投げ終えると俺は上をみる

そして真上にジャンプで三回飛びミッシーマを見る

 

「楽に行こうぜ。」

「おう。バックは任せた。」

「こう。こっち側飛ばせてこい。」

「エラーすんなよ雷市。」

 

そして声をかけていくと俺はマウンドに立つ

 

音声全ての声が鮮明に聞こえる

 

「プレイボール。」

 

サイレンの音が聞こえるとサインが出される

 

……わかっているじゃん

 

俺はそして振りかぶる

もう何度も経験してきたボールを俺は振りかぶり

そして投げた

 

パーン。

 

綺麗なストレートがど真ん中の高めキャッチャーミットの中に収まる

 

「ス、ストライク。」

「えっ?」

 

するとミットを見直す。それもそのはず

バッターが振ったのはボール2つ分下の位置だったからだ

 

二球目

またも同じところを投げると簡単にツーストライクが取れる。

遊び玉はいらない

そして

 

「ストライク。バッターアウト。」

 

バッターにとって屈辱と言える真ん中3球連続で空振り三振を奪う

最後ボールの球速はボード状には138kmと表示されている。

球もはしっている分調子がいい

速いとは言い難いが一番バッターは全部下をバットを振り遅れていた

テンポよくポンポンと直球を投げていく

甘すぎて多くのバッターがおお振りになっているがそれじゃあ当たらないんだよなぁ

 

「ストライク。バッターアウト。チェンジ。」

「しゃあー!!」

 

3者連続3球三振

すると歓声が聞こえてくる

 

「いいぞ。ナイピッチ。こう。」

「コウナイピ。」

「ナイピッチこうちゃん。」

「全くあってないな。今日は調子が良さそうだし市大のピッチャーは初見でお前のボールを捉えるのはちょっと酷かもしれないな。」

 

と監督は答える

 

「おいお前ら今日負けたらお前らのせいだぞ。」

「「は、はい。」」

「純平くん。真中さんの立ち上がり狙っちゃって。」

 

と一番バッターの純平が笑う

 

「3番にこうがいるのが頼もしいな。真田先輩以外は打てるしな。」

「真田先輩の話しないで。昨日も4−0だったし。打てる気しなくなるから。」

「おいおい。本当に俺のこと苦手なんだな。」

「ピッチャーとしてですけど。シュートが本当に面倒くさいです。」

 

と笑いながら真中さんを見る

 

「まぁ真中さんのはスライダー結構曲がるの早いのでどちらかというと打ちやすいんじゃないですか?」

「お前あれを打ちやすいってどんな変態だよ。」

「まぁ今更驚くことではないだろうけどな。」

 

俺はバットを構えながら苦笑いをすると

金属音の音が聞こえる

センター前にきちんと運んだボールは先頭バッターが出たサインだった

 

「ナイバッチ純平。」

 

俺はネクストに向かう。先頭バッターの純平が出たってことはおそらくあれだな

 

そしてピッチャーはクイックモーションから振りかぶろうとした瞬間

純平は初球から走り出す

 

「スチール。」

 

そんな声が聞こえてきたのだが

 

カキーン。

 

秋葉の打ったボールは一二塁間を抜けていく

エンドラン成功。で純平も悠々3塁に到達

ノーアウトランナーは一、三塁

 

先制のチャンスにバッターは俺か

真田先輩風に言うのであれば

超激アツでしょ。

 

『3番ピッチャー杉田くん。』

 

すると俺の好きな球団のチャンスマーチが流れてくる

俺は軽く自分で口ずさみながらその曲をバックにバッターボックスに立つ

 

初球からいくか

狙いを絞り込む

そして初球

すると動揺したのか甘い高めのボールを俺は見逃さなかった

 

カーン。

木製バットの乾いた音が球場内を響かせる

ストレートをフルスイングで捉えると打球は物凄い速度で飛んでいきバックスクリーンの真上を飛び越していった

 

「入った。スリーランホームラン。」

「すげぇ。たった4球で3点だと。」

「なんだあの飛距離はてか角度がヤベェ。」

 

すると明らかに騒めき始める観客に俺は笑う

ダイヤモンドを一周しベンチに戻ると

 

「ナイバッチ。」

「ナイス先制打。」

 

とベンチで手荒い歓迎受けていると

カキーンと続けて快音が響く

 

流した打球が場外に飛んでいく

雷市が笑いながら

 

「相変わらずのスラッガーだな。」

「こりゃコールドになるかもな。相手ピッチャーの心完全に折れてしまったらしいしな。お前今日カーブ以外禁止な。」

「うえっ。縦スラ試してみたかったんだけどなぁ。」

 

すると全員が絶句していると次のミッシーマも快音を響かせスタンドに運んでいく

 

三者連続ホームラン。

これにより、相手ピッチャーは完全にノックアウトした。

その後も勢いは止まらなかった

連打連打に励みをつけそして俺のファインプレーで一回が終わる頃には

 

8ー0

 

残酷なまでのどうしようもない点差になってしまっていた。

それを気にせずにマウンドに立つ

4番の大前をスローカーブを見せ球に最後はインコースの直球を詰まらせゴロに打ち取るとテンポ良く放っていくピッチングに市大打線を5回1失点(4回に一番にヒットを打たれ盗塁からの内野ゴロのかんに三塁に進まれ、3番の犠牲フライで一点を取られた。)に抑える。バッティングは今日は5打数1安打だったものの。今日の投球はこう言う結果だった。

試合が終わると

 

12ー1

 

5回コールドで薬師高校の勝利となったのであった

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