甲子園を魅了し続けた二刀流 作:焼肉定食
「おぉ。新聞一面俺だ。」
翌日の新聞の一面を見ると市大との試合でのホームランを打った写真が載ってあった
「へぇ〜。投打に躍動するスーパールーキーね。」
「大きく曲がるカーブは今村や秋山を彷彿とさせる。スピンがきいたボールと伸びるストレートは強力市大打線を5回1安打10奪三振。打っては5打数1安打一本塁打。市大の心をへし折った一打だって。」
「中学では世界大会で4番を務めた経験も有り三年後のドラフトが楽しみな選手であるって。」
ニヤニヤ笑っている未来に俺は苦笑する
「まぁ、やっぱり、先制のホームランがインパクトあったんだね。」
直撃でもインパクトあるのにバックスクリーンの上を越していったからなぁ。雷市の逆サイドのホームランが霞むほどに。
クリーンナップ三連続ってことで関西の新聞社では某優勝した時の最強クリーンナップの再来とも言われているしな
「そういやおやっさんは?」
「仕事。今日先発だってさ。」
「ありゃりゃ。タイミング悪い。」
折角昨日の投球について聞こうと思っていたのに
「……お父さんは元々俺の教え子なんだからこのピッチングは当たり前だってさ。」
「厳しいなぁ。」
「でも成長したなって言っていたよ。バッティングに関してはいうことはないって。」
「……ふ〜ん。」
と俺はトーストを食べながら少し笑みがこぼれる
まぁやりたいことは変わらないしな。
そうしながら今日学校に行くまで次の試合のことを考えていた
「ミッシーマナイピ。」
「だからミッシーマいうなっつーの。」
「次の回から真田いくからな。一年は全員下げるぞ。」
「おそいっすよ監督。」
と監督がそういう。スコアは18−0
3回の時点でこんなに差が開くとはな
さすがに俺も苦笑いする
俺は今日は4打数4安打ホームランこそないもののスリーベース1本にツーベース2本。打点が5。
雷市が4打数2安打1ホームラン。打点が4
投げてはミッシーマが3回被安打0。四球が1
圧倒的な数字にグラウンドでも息を呑む人が多かった
「次は青道戦だ。無駄な情報を与えるつもりはないからな。」
「まぁそうですね。俺の変化球の情報を与えるなんて真似はしない方がいいでしょうしね。」
元々俺の長所は三振を恐れない思いっきりのいいバッティングとストレートだ。
そして選手の交代を告げられると観客席からブーイングがなる
しかしもはや試合は決まったのであとはアイシングをする
そして追加点を重ね結果的に20−0で5回コールドを決めたのだった