幾星霜の果てに、星々の中(仮題)   作:ヒラミル

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そういえばハーメルンってスマホゲーの小説もいっぱいあるけど……
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……っしゃーーーー!書いてやるぞ!
待ってろプロメテウス兄貴姉貴!
(以下本編)


本編 太陽系
目覚め、途切れ途切れの記憶


 ……

 

「────」

 

 …………

 

 いつから、こうして眠っていたのだろう。

 

 ……いや、そんな事は考えても無駄だっていうのは分かってる。

 

 何者かの声で目覚めた。

 誰だろう? 少なくとも、記憶には無い。

 

「……最終チェックOK……起動確認……」

 目の前にいた……いや、あったのは、何かの画面だった。

『……君は誰?』

「失礼。私は初期処理プログラムというものだ。

 まずはキミの名前をここに入力してくれるかな」

 画面には、『NAME』と書かれた入力スペースがある。多分これだ。

 確実に、間違いが無いように、名前を入力する。

 あたしを“識別するもの”であり、あたしの罪に対する“罰”であり、“呪い”でもある……

『h』『r』『a』『l』

 

「hral……フム、良い名前だ。

 さて、ここで一つ質問だ。キミはこの世界で何を目指す?」

 示された選択肢は、

『伝説の艦長』『エースパイロット』

『天使の修理屋』『目立ちたくない』

 

 ……“艦長”。

 “伝説の艦長”。

 これしか無い、と思った。

 あの方が叶えられなかった夢を、代わりにあたしが──あたし自身の手で、叶えるんだ。

 

「なるほど……では私の方からキミに合ったプレゼントをさせてもらうよ」

『あたしはこの後どうすれば良いの?』メモを取り出して聞いてみた。

「キミは地球統合軍の一員となり、銀河帝国の脅威から地球を守ってもらう。

 まずは地球で情報収集をしてくれ。準備が整ったら軌道エレベータで宇宙に向かうと良い。

 それでは良い航海を!」

『うん、分かった!』

 そして、突然視界が眩しくなった。

 

 雪の大地。

 まばらな建物。

 人も殆ど居ない……

 ここが……本当に、地球? あたしは自分で取ったメモを見ながら思った。

 

 ……あれ、何を考えていたんだっけ。

 そう思った時、遠くから声が聞こえてきた。

 どこからどう見ても何かのAIだろう、という感じのものが、マスター、マスターと誰かを探している。

 

 助けてあげたいところだけど、あたしは目覚めたばかりだから何も分からない──

「初めまして!」

 

『……えっ?? 誰?』

 というかマスターってあたしのこと? 

「ワタクシはマスターをサポートする為のAI、プロメテウスです!」

『へえ……メモしなきゃ』あたしはメモとペンを取り出して早速書こうとした。

 

「マスター、なんで紙なんて持っているんですか?」メモを珍しそうに見ている。

『え? 忘れないためだよ』

「いや、そうではなく。なんでこの時代に紙媒体なんて貴重な物を持っているのか、です」

『貴重? だったらそのうち売るかな。

 少なくともあたしが知ってる時代だとかなり安価だったよ。

 

 ……で、君は誰だっけ。書きたい事忘れちゃった』

「もう忘れるんですか!?」

『ごめんね、あたし記憶が出来ないの』

「それでは仕方ありませんね。。。」相手も呆れた様子だった。

 

その後、二人は同じようなやりとりを何度も繰り返していた。




会話等はなるべく原作準拠で書いていきます。
至らない点がありましたら感想等で指摘して下さると幸いです。
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