幾星霜の果てに、星々の中(仮題)   作:ヒラミル

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サブタイトルは適当()に決めてます。


月まで届け、我らの思い

『えっと……これ……なんだっけ?

 とりあえずこれをつければ良いの?』

「はい、チップをガッチャン!!とセットです!」

 あたしはチップ……と教えられたものを押し込んだ。

「おぉ、チカラがみなぎります!」

『でもこの、チップ?の効果ってなんだっけ』

「これはAUTO性能強化のチップです!

自動照準の精度が上がります。」

『へー、メモメモ……』

 

 ここから本格的に、あたし達の航海……いや航宙が始まる。

「次は月です。宇宙海賊から月航路を守りましょう!」

『……宇宙海賊?宇宙盗賊じゃなくて??』

 

 あたし用の宇宙戦艦と教えられたものに乗り込み、出撃する。

「宇宙海賊は見た目も装備も貧弱ですが、一応は気をつけて下さい。」

 敵を見る。小さな戦闘機ばかりだ。

 それらは自機を中心として衛星のように移動し続けながら弾を撃ってくる。

『弾が当て辛いよ、どうしたら……』

「よく狙って下さいね。」

『そんな無茶な……って何であたしここにいるの?』

「・・・月航路の安全を取り戻すため、月に向かっています。」

 

『……で、どうやって敵をねらえば良いんだっけ』

 それでもなんとか落ち着いて一機ずつ敵を撃墜した。

 

 もう少し進んでいくと、平たい空母が現れた。

『えっと……弾幕をバラバラと張ってるみたい……強いね』

 弾幕が当たらない距離を保ちながら弾を撃ち込んでいく。

 弾幕は射程が短いため、範囲外から主砲や副砲で迎え撃った。

 

「やりました!敵主力艦艇を撃破です!」

 弾幕が届く範囲まで寄られてしまい、少し傷が入った。だがこれは許容範囲。

 

 だが、休む暇は無かった。

『おっと!えっと……敵?複数いるよ』

「ステージが進むごとに敵も強くなります。注意してください。」

『そっか。まあいいや、さっきの敵なんて覚えてないし』

 

 そこから、戦闘機や空母の砲撃を受けながらも着実に倒していっていた。

 

 妙に大きな艦影が前方に現れた。

「海賊船です!あれは・・・数百年ものの船体ですね!」

『え、どこ?望遠鏡無い?』

「はい、これです!」

 あたしは望遠鏡を覗いた。

 ……ここは技術が発展し続けた世界のはず。

『こんな時代にあんな形状の“船”が……』

 “現代”から数えて数百年前にあんな形状の船があったのか?

 まるであたしが生きていた時代の戦艦だ。

「それはともかく、倒しますよ!」

『分かった!』

 

 今までのメモを見返し、『主砲』『副砲』『弾幕』のボタンを全てオンにした。

 大きな船はこちらへと近づいてくる。

 あの船と一騎打ちの形となる。

 自艦と相手の弾幕が打ち消し合い、

 距離も詰められて──

 

「やりました!この宙域を制圧しました!」

『か……勝てた……?』

 

『ありがとう!これからよろしくね!

 ……えっと、名前を教えてもらってなかったね』

「ワタクシはサポートAIのプロメテウスです。。。」

 何やらうんざりした様子。

 メモを見ると、確かに書いてあった。

『ごめん……』




月ステージはそんなに苦労せずクリアできた覚えがあります。
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