幾星霜の果てに、星々の中(仮題)   作:ヒラミル

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注意
この話は本編とは別の世界線です。

また、この話には以下の内容を含みます。

・メタ視点
・過度な暴力
・過剰なプロメテウス成分

……OK?


番外編
明日ベヒモスが降ってくる(前編)


「初めまして! ワタクシはマスターをサポートする為のAI──」

「……気持ち悪い」

 初めて会った時からこんな調子でした。

 

「──おい、AI」

「・・・何でしょうか、マスター?」

「次約に立たなかったら……」

 そう言ってマスターは今日も私を脅す。

 

 これがワタクシの日常でした。

 私にヒビが入って無かった日はありません。

 しかし、そんな私にも一つ・・一つだけ楽しみができたのです。

「・・・今日は更新あるでしょうか」

 それはネット小説でした。

 どこの誰かも不明な、無名の作者。

 内容は、普段戦闘用として活動している機械がひたすらほのぼのとした生活を送るというもの。

 

 今回の更新では、題名に【完結】の文字があった。

 私の楽しみが・・・・・・

 いても立ってもいられず、私は「感想」のページを開きました。

 

 

 

 ……母艦の暗い自室。

 私は自分が“小説”と呼ぶ怪文書を書いている。

 自分が好きで書いている文章なんだし、読者なんて獲得出来なくて良い……

 

 しかし、最近一人の固定読者が出来た。

《初めまして! いつも読ませて頂いてます! 

 作者様の機械への思いご伝わる良い話でした! 

 また読ませて頂きます!》

 最初来た時は驚いた。同時に嬉しかった。

 “プロメテウス”と名乗るその人物は、その後も度々感想を書きに来るようになり、私も筆が進んだ。

 

 

 

 ワタクシはいつも通り小説を読んでました。

 しかしその時。

「あっ・・・!」

 ──バキッ。

「──機械は機械らしくしてろ」

 今までも端末を取られる事はあった。

 見つかる度に冷ややかな目で見られ、また見つかるのを恐れて、文章をしっかり読まないまま感想を送信した事もあった。

 前回のは特に酷く、そのお詫びも込めて感想を書いていた──

 

 

 

 最近、プロメテウスさんのコメントがおかしい。

《今回も面白く読まstたますた!》

《次回もあるますか?》

 そしてこれである。

《この先読めないかもしれません。ごmnさ》

 という感想を最後に、一切感想が無くなってしまった。

 確かに個人の事情など色々あるだろう。

 

 しかし、今まで読んでくれた読者がいなくなるというのは不安である。

 

 ……そういえば。

 過去の感想欄を辿る。

 

 あった。

《ワタクシは地球統合軍に所属しているのですが──》

 

 私は身支度を整えた。

 

 

 

「おいおい、冗談じゃ無いぜ……」

 マスターが見たのは、巨大な小惑星が地球に接近しているという情報だった。

 その名はベヒモス。

 もし地球に衝突しようものなら、寒々とした“冬の時代”が到来し、地球人口が半減するだろうという予想がたっていた。

 

 だがもう一つ、このマスターには気がかりな事があった。

 最近、自宅の壁に盗聴器らしき物が貼り付けてあったのだ。

 電波を解析しても送信先は不明。

「一体何なんだよ……」




・AI嫌いのマスター
・宇宙母艦の小説()書き
・精神的に追い詰められる、感情を持ったAI
 ⇩
・小惑星接近
・盗聴器

……ここまでOK?
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