この素晴らしい世界でオフェリアちゃんに幸せを   作:六導

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ナポレオンの幕間にオフェリアちゃんが出るそうですね。
うちのカルデアにはナポレオンがいないので見れないですが、これはピックアップを引くべきなのか!
いや、五章のピックアップ前にそんな・・・でも・・・





第2話

目が覚めるとそこには中世ヨーロッパの様な町並みが広がっていた。

少し辺りを見渡してから自分の周りが安全だと分かった私は次に自分の体を確認、特に右目に違和感がないことにホッとする。

前の世界で魔眼と魔術回路の繋がりを切ったことで脳に大きなダメージを負ってしまったが、今は何の違和感もない。

そしてホッとしたのも束の間で自身の右手を見てギョッとした。

そう右手にはあのときと同じ令呪がある。

なぜ、令呪が今の私が持っているのかと考えいていた時に頭の中に声が聞こえた。

 

『ああ、よかった繋がりましたー オフェリアさん聞こえてますか?あれ感度悪いですね。仕方ありません。聞こえていると信じて話しますね。やはり決まりごとなので貴女にも私が特典を与えました。その令呪で一度だけサーヴァントを召喚することができます。ああ、でも安心して下さい。流石にスルトは召喚されませんので、そこは安心して下さい!あれもう時間ですか。なので安心して召喚して下さいね!でも必要ないのでしたらそのまま使わずにいてくれても構いませんので。あと冒険者ギルドという所に行ってください。では本当にこれで最後ですので、おき・・』

 

とプツンと女神との念話は切れてしまった。

 

「まずは、この街のことを知らないといけないわね」

 

最初は焦ったが、女神の言う通り召喚しなければいいだけと自分を落ち着かせてから私は街を散策するために歩き出した。

 

しばらく街を歩いて親切なお婆さんに教えてもらった冒険者ギルドという所にやってきた。

 

 

 

ギルドの中は昼間ということもあり、あまり人はいなかった。

こう言った酒場のような所ではガラの悪い輩に絡まれるということもあると言うことは知っているのでそうならなくて良かったと内心ホッとしながら私は受付嬢と思われる女性の元に向かった。

 

「こんにちわ。今日はどうかされましたか?」

 

「冒険者の登録をお願いします」

そのあと、簡単な説明を受けた。

まず、冒険者とは街の外にいる生息するモンスターの退治や雑務などの仕事を行う何でも屋のような物であること。

そして、冒険者には各職業というモノがありそれぞれ違う特徴があるようだ。

 

私は受付の人が取り出した書類をこちらに差し出してきた。

 

「・・・では、こちらの書類に、身長、体重、身体的特徴の記入をお願いします」

 

受付の人が私に書類を差し出してきた。

私はその書類の項目を記入していく。

 

「これで、いいですか」

「はい、結構です。では、こちらの水晶に手をかざして下さい。それで貴女のステータスが分かりますので」

 

私は言われた通りに水晶に手をかざすと水晶が少し輝いてから何やらカードに文字が記載されていった。

どう言った原理で私の事を測っているのか気になるがそれは後にしておくとして、受付の人が私のカードを手に取る。

 

「はい、ありがとうございます。オフェリア・ファムルソローネさんですね・・・えっ?凄い!筋力、生命力、俊敏性は平均値よりやや高いですが、魔力に器用度、知力が普通の人の数倍はありますよ!後は・・・幸運値が少し低めですが冒険者にとってあまり関係ない数値なので」

 

どうやら私の数値は他の人よりも高いらしいカルデアでAチームに入っていたことも少し関係あるのだろうか。

しかし、外のモンスターを見ていないからまだ油断はできないが数値的には結構高いようなので少し安心していると

 

「この数値でしたら、是非アークウィザードなどの上級魔法職にって・・・あら?何でしょう見慣れない職業が・・『メイガス』?」

 

メイガス、魔術師!?その言葉に私は驚いて視線を受付の人に移す。

 

「あの、その『メイガス』でお願いします」

「え!よろしいんですか?」

 

「はい、おそらくそれがもっとも私に向いている職業だと思うので」

 

これも運命なのかしらね。

 

「分かりました。では、オフェリアさんの職業はメイガスと。では冒険者ギルドへようこそ、オフェリア様!スタッフ一同、今後のご活躍を期待しています!」

 

そう笑顔で迎え入れられた私はこの日、晴れて冒険者になった。

 

 

 

 

私は一旦、テーブルに着いてから与えられた冒険者カードの確認とスキルの習得することにした。

 

「『身体強化』に『ガンド』・・・」

他にもいくつかあるがこのカードを押すだけでそれらを習得出来てしまうのは元の世界で魔術の研鑽を積んできた私としては何とも言えない感情があるが今はそんなことは言っていられない。

この世界でやっていくと決めたのだから、まずは当面の生活資金を得る所からだろう。

冒険者になるためのお金は女神が私に持たせてくれていたがそれで私の所持金は今現在ゼロなので今日中に資金を得なければ馬小屋で寝なければならないので、それは女性として何とか回避したいので早くクエストをこなさなければいけない。

 

「取り敢えず、この『魔術回路』はとっておきましょう。それと『ガンド』、『身体強化』あとは・・・」

 

こうして私はある程度、悩んでからスキルを取得してからスキルの確認と報酬の為にジャイアントトードの討伐というクエストのために街を出た。

 

 

 




とりあえず、冒険者になりました。

さて、とりあえず召喚は強敵登場まではおわずかと言うことで

あと、ジャイアントトードの強さって竜牙兵くらいなのかな?
いや、カズマが倒せるからもっと弱いのかな

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