いや〜涙なしにはいられない内容でした。
特にシャルロットとイアソンの所は(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
街の外に出て私は身体強化を試しに使用してジャイアントトードがいると言われている地点まで走ってみた。
この世界で初めてスキルとしての身体強化を使用してみたが前の世界で使用した時とほぼ同じ感覚で使用することが出来た。
あとは、攻撃系の魔術を使用してみて前の世界との違いがあるのかを確認したいと思った時、私の近くの地面が盛り上がり牛よりも大きい蛙が這い出てきた。
「確かにジャイアントトードというだけあってかなりの大きさね」
ジャイアントトードの方はどうやら私を獲物として認識したらしく、その巨体でジャンプしながら私の方に向かってきた。
しかし、私に動揺はない。
北欧異聞帯にいた時はアレよりも大きな巨人種を沢山見てきたのだ。
今更、牛より大きい蛙が出てきても動揺するはずがない。
「動きは緩慢で気を付ける点は伸ばしてくる舌くらいなものだったわね」
そして私が動揺しない理由のもう一つが事前にジャイアントトードの行動や生態について情報を受付の人から教えてもらっている点も大きいのだろう。
「大体、動きも分かったから、スキルを試させてもらうわね『ガンド』」
私はジャイアントトードに向けて人差し指を向ける。
すると私の指先に魔力が集まる感覚があり、ゴルフボールくらいの光の球ができ、その玉はジャイアントトードに向かって飛んで行く。
そして見事、ジャイアントトードにガンドは当たり風穴を開けてジャイアントトードはその場に倒れた。
私はもう一度、ガンドを撃てる準備をしつつ倒れたジャイアントトードに近づいて丁度、眉間の辺りに風穴が開いて死んでいるのを確認した。
「この世界でも威力はそこそこあるのね。あとこの程度の威力で倒せるなら運が良ければ今日中にクエストクリア出来そうね」
少し自信がついた私は次の獲物を探すのだった。
しかし、そう人生は上手く行かないらしく・・・
「・・・あと一体でクエスト達成なのに・・・」
何度か、移動を繰り返したが何故があと一匹の見つければいいだけのジャイアントトードを私は見つけられずにいた。
「あっちに行って居なかったら今日の所は四匹倒した分のお金で何とか宿を探さないといけないわね」
私は戻る時間を考えてあと一度場所を変えて居なかったら今日の所は街に戻ろうかと考えていた時
「・・・何、この魔力は・・・」
近くで膨大な魔力が膨れ上がるのを感じた私は移動しようとしていた足を止めた。
そして、次の瞬間大爆発が近くで起きた。
「これは・・・魔法なの?・・・見てない分からないけど魔力量だけならサーヴァントの宝具にも匹敵するかもしれないわ」
私は少し悩んでからこの魔法を使ったと思われる場所に向かうことにした。
私はその現場を見て少し唖然としてしまった。
「・・・」
地面に出来た巨大なクレーターの比較的近くにジャイアントトードに呑まれかけている女性とそのジャイアントトードを茶髪の少年が斬りつけている。
私はあの少年を助けようと駆け寄ろうとすると少年が戦っている所とは別の地面が盛り上がりもう一匹、別のジャイアントトードが出現した。
しかも、その近くには杖を持ったまま倒れた少女が、おそらくあの少女が先ほどの魔法を使い魔力を使い果たして倒れたのだろうと考えてた私は動けない少女の方を救うために駆け出した。
カズマside
俺は佐藤和真。日本住んでいた自宅警b・・・学生だった。
しかし、俺は出掛けた先で、あまり詳しくは言えない死に方をしてしまったんだ。
そして、よくある転生モノのお約束である女神に出会い、転生する際の特別な能力や強力なアイテムを選べるイベントに突入したがその女神であるアクアが余りにも俺のことを馬鹿にしやがるので俺は特典としてアクアを選んだ。
無論、ムシャクシャしてやったが今は物凄く後悔している。
転生してすぐに起きた問題は金がないことだった。
そして俺とアクアは金を稼ぐために土木作業に従事することになった。
ある意味、充実した二週間を過ごしたが不意に俺たち、何のためにここにいるの?と思い俺は次の日から行動を開始して必要最低限の装備を揃え、俺とアクアはジャイアントトードの討伐クエストを受けたが戦闘経験のない俺と支援職のくせに俺に支援魔法もかけずに打撃系の効きにくいジャイアントトードに殴りかかるバカな女神では命がいくつあっても足りないと感じた俺たちはパーティーメンバーを募集することにした。
そこでやってきたのが紅魔族でアークウィザードのめぐみんだ。
そして、めぐみんは俺にこう言った最強の魔法を見せてあげましょうと。
俺たちは狩場に到着してめぐみんが魔法の詠唱に入った。
ちなみにアクアは到着早々に喰われた。
俺はまたかよと愚痴りながらアクアを助けるべくジャイアントトードに切り掛かった。
その時、少し遠い所にいたジャイアントトードに魔法を狙いを付けていためぐみんが魔法の詠唱を終えて魔法を発動させた。
「エクスプロージョン!!!!」
そして、めぐみんが放った魔法によってジャイアントトードは跡形もなく消し飛ばし、巨大なクレーターを作り出した。
だが、あまりの威力の爆発で休眠していたジャイアントトードが目覚めしまったようで地面から現れた。
「めぐみん!一旦はなれ・・・」
そう俺が言おうと振り返るとめぐみんは倒れていた。
「ぷっ、我が奥義である爆裂魔法は、その絶大な威力ゆえ、その消費魔力もまた絶大。要約すると限界を超える魔力を使い切って身動き一つ取れません」
「えっ?」
めぐみんの爆裂魔法は1日一発限りの大技らしい。
しかも、倒れためぐみんのすぐ近くにジャイアントトードは迫っているが俺の方はまだジャアントトードを倒して終えていない。
「あっ、近くから蛙が湧き出すとか予想外です。ヤバイです喰われます。すいません、ちょっと助け・・・」
そうめぐみんが言い終わる前にジャイアントトードは口を大きく開きめぐみんを食べようとしていたがその口にめぐみんが収まることはなかった。
なぜならジャイアントトードは頭に風穴を開けて絶命していた。
「貴女、大丈夫?」
そして、いつの間にかめぐみんの前に眼帯をした少女が立っていた。
そんな訳でこのすば組との出会いを果たしたオフェリアちゃん
さて、どんな風に振り回されるかな