オレコソガサイキョウノモッピーダッ!ナニイテンダ!? 作:嘘つき魔神
「えぇ、覚えてるようで何よりだわ……!でもね、気が変わったわ……」
「えっと、どうして?」
「……一夏がISを動かせるからよ。しかも、話を聞くには千冬さんと同じ
「……ふーん、もう知れ渡ってんのか」
「えぇ、軽くデータベースで調べりゃ出てきたわ」
「データベースすげぇ」
データベースすげぇ。
「……一夏、あたしはね、あんたを料理で越えるつもりでいたわ」
「……いや、中華に関しては鈴の方が上だと思うんだが?」
「まぁ聞きなさい。でも、あたしは中国に行って、そりゃあもう中華を作りまくったわ。一夏も作ってたでしょうけど、あくまでも献立の一部、こっちは店で毎日作ってた。勝つのは紛れもなくあたしよ」
「まぁ、トーシロでも分かるな」
「そうだよ(便乗)」
まぁ、トーシロのイッピーにセッシーが負けたのは単純に相性だけど。近接重視の機体に接近することにおいて変態的なセンスを持つイッピーを乗せてはいけなかったんや……
「……読めた、セシリアとの試合に勝ったなら、ISの方は充分勝負ができるから、って訳か」
「その通り」
「……それ中華関係ある?」
「「……あっ」」
しまったみたいな顔してリンリンとイッピーが俯く。こう、リンリンは思いきりがいいんだけど……こう……
「……思いきりいいけど上手くいかないよね」
「言わないで!今思ったから!」
「……あぁ、うん。たはは……」
「笑うな!」
はぁーとリンリンがため息をつく。かわいい。
「……まぁいいわ。あんたもあたしもクラス代表。だったら、戦うだけよ!」
「上等。デザートパスは俺、いや、俺たちのもんだ」
「へぇ、もう勝った気?悪いけど、あたしも専用機持ちよ!」
「いや、イッピーはイギリスのセッシーを瞬殺したよ?」
「ふふふ……私だって馬鹿じゃないわ。一夏の戦闘力はある程度理解している!」
「……ふーん」
おいイッピー。自分のことなんだからもうちっと興味持ちなよ。
「……ははは、じゃあクラス代表戦でまた会おうぜ。勝利は俺の手に、だがな」
「勝利の女神が微笑むのは私よ」
「……イッピー、リンリン。どっちもファイト!」
こういうとき、お嫁さん応援するべきか、未来のお嫁さんを応援するべきか、分からないね!
「それじゃ、またね」
「おう。あ、そうだ」
「何?」
「また今度酢豚作ってくれよ」
「……ふふ。あんたが勝ったらね」
そう言って、リンリンは帰っていった……
「……イッピー。勝てるの?」
「……さぁ?」
さぁ。苦手な戦闘描写だ!瞬殺かケッチャコなしか!どうそよう!