オレコソガサイキョウノモッピーダッ!ナニイテンダ!?   作:嘘つき魔神

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 いい前書きが思い付かなかった。


ジ○ング、襲来

「ゴーレム!?にしては……見覚えがないぞぉ?」

 

 モッピーが知ってるゴーレムさんは、腕にあんなゴツゴツしたのはつけてない……というか、あんな指がメ○粒子砲みたいになってない。普通の手のはず……言うなれば、ゴーレム・バトルカスタム?でも、束姉があんなの作らないだろうし……

 

「……ロシア(もしや)

 

 もしかして:イッピーの仕業……おのれイッピーめ。なんてことしてくれる。許さん!

 

「こうなったら!健康一番お野菜パンチを喰らわせてやる!待ってろイッピー!」

「ちょ、篠ノ乃さん!?危ないよ!」

「あぁ、モッピーさん落ち着いて!」

 

 知らない知らない!イッピーに鉄拳を!

 

-----side一夏-----

 

「……なんだこいつ」

「……さぁね」

 

 いきなりアリーナのシールドをぶち破って来やがるとは……手がまるでジオ○グみたいだな。指が○ガ粒子砲みたいだ。俺のSEは……1084……

 

「……鈴、SEはいくらある?」

「……半分ね」

「……やれるか?」

「やってやるわよ」

 

 あぁ、頼もしい。でも、敵が未知数過ぎる。何か、情報でもあればいいんだが……

 

『お、織斑くん!?鳳さん!?』

「あ、山田先生。敵のデータないですか?」

『ご、ごめんなさい!ないんです!と、というか!二人とも、早く撤退を!』

「……いえ、多分、無理ですよ」

「え?」

『へ?』

『アリーナのシールドレベルを4に引き上げます。繰り返します、アリーナのシールドレベルを4に引き上げます』

『なっ!?ちょ、お、おり、織----て----……ザーザー……』

 

 ……砂嵐しか聞こえなくなった。まずいな、敵の情報がないのが痛すぎる。

 

「……ふぅ、鈴。多分、こいつしばかないと出れないわ」

「やっぱりね……やってやるわよ!」

「指の向きには注意しろよ!多分、レーザーかなんかが来る!」

「分かったわ!」

 

 そう言い、鈴が突貫する。俺も、それに続く。にしても、こいつ不気味だ……さっきの通信の時といい、すぐにでも殺せるような状況で動いてない……もし俺が襲撃者なら、さっきのタイミングは絶好の攻撃チャンスだ。なのに……!

 

「っ!来るっ!」

 

 言ってる場合じゃない!襲撃者の指先が光って……!俺の横を掠めていった。すぐに回避してなかったら死んでた!

 

「鈴!レーザーは確実に回避しろ!かすっただけでそれなりに持っていかれた!」

「了解!喰らいなさい!」

 

 鈴の双天牙月が襲撃者の頭に振り落とされるが……びくともしない。お返しだと言わんばかりに、レーザーを放とうとする。

 

「ちいっ!」

 

 胴体を蹴り、すぐに離脱してレーザーを回避する鈴。やっぱ、代表候補生は違うらしい。

 

「……硬いわね……」

「……まじか」

「えぇ、マシンガン叩き込んでやっても、全部弾かれるでしょうね……!」

 

 くそっ、冗談じゃない!これじゃあ……零落白夜しか打つ手が……ねぇ……!?

 

「イッピィィィィィ!覚悟ぉぉぉぉぉ!」

「……へ?ぶげらばっ!?」

 

 次の瞬間、俺はアリーナにて倒れ伏すのだった……




 一体何ッピーなんだ……!

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