オレコソガサイキョウノモッピーダッ!ナニイテンダ!? 作:嘘つき魔神
「お待ちください!そのような選出、認められませんわ!」
ありゃ、セッシーはお気に召さないみたい。それにしても可愛いなぁ……
「
うわー、暴走してるなぁ。見るからにプライド高そうだったけどねぇ。でも可愛い。
「そもそも!こんな極東の文化後進国にいることさえ屈辱ですわ!」
ざわ……ざわざわ……
うわー、今のはダメでしょ……可愛いけどさぁ……
「……」
「……」
うへぇ、チッフーの顔が殺意を纏った聖母に……イッピーも怒ってるし。それに……
「……」
私もちょっと我慢できないなぁ……束姉やチッフーの生まれ故郷を馬鹿にされるのは本当に気が食わないなぁ……
「……なぁ、セシリアさん?もう一度今言ったこと言ってくれないかな?正直、あんたがそれを言ったっていうのを信じたくないんでね……」
「残念だけどイッピー、事実だよ……」
あぁ、可愛いから許そうと思ってたけど、駄目だね。束姉とチッフーの生まれ故郷を馬鹿にしてるし……あぁ、そういえば漫画にこんな台詞があったよね……神は侮辱には殺人さえ許してくれる云々だっけ……
「……何ですの、その目は!」
「いやぁ、べっつにー?ねぇ、チッフー?」
「何だ、篠ノ之」
「私もドンパチに参加していい?」
「構わん、やれ」
フフ、チッフー、ありがとう。正直、激おこだのいってらんないしね。
「セシリアさん、決闘だよ。一夏と私と、ね」
「あぁ、そうだな」
「構いませんわ、負ける気はありませんもの」
そのまま3人で睨み合う。あぁ、見れば見る程憎たらしいなぁ……折角可愛いのに。
「……3人共、そこまでだ。来週月曜日、第3アリーナで織斑一夏、篠ノ之箒、セシリア・オルコットの決闘を行う。いいな」
「「構いません」」
「構いませんわ」
さぁ、覚悟しなよセシリア……!
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「みゃっと終わったー……」
「お疲れ、モッピー」
決闘が1週間後に控えてるなんて思えない雰囲気だけど、授業が終わった喜びはいいものなのよー……
「織斑、寮の部屋が決まったので伝えに来た」
「そうですか、まぁ、そうでしょうね」
「あぁ、篠ノ之と同部屋だな」
「へー」
へー、イッピー、モッピーと同室なんだね。
「「……て、えぇぇぇぇぇ!?」」
「いやいやいや、織斑先生!?男女同室とは正気ですか!?」
「そうだよチッフー!これじゃあチッフーはすはす用プロマイド見てはすはすできないじゃん!」
「文句があるなら私を越えてみろ」
「すみませんでした!」
「……」
「……ほ、箒?」
……いくらチッフーと言っても、いくらチッフーと言っても!許せない!
「チッフーなんかに負けない!女郎オブクラッシャァァァァァ!」
「来いよモピット!数年前の決着を今着けるか!」
「やめろぉぉぉぉぉ!あんたらはIS学園を消し飛ばす気か!?」
イッピーが何か言ってるけど知らない!チッフーには、絶対負けない!
ふざければふざけるほどお気に入りが増えてるように感じる……これはもっとやれと見てよろしいですね?最後にモッピー即堕ちフラグが……