大山side
何なのよ何なのよ何なのよ!!
あの女!!私の居場所を奪って!!
皆に囲まれて楽しくお喋りするポジションは私のなのに!!
会った時から嫌いだったわ!
あの見透かしたような目がイライラした!
ちょっと顔が良いからって調子に乗ってるわ!
私の方が気も利くし暴言なんて吐かないし完璧なのに!
皆あの顔に騙されてるんだわ!
自分の顔の良さを利用して皆を操ってるんだわ!!
さっきだって主将たちを陥れてた!
徹に飽き足らず他の選手も陥れるつもりよ!
きっとそうよ!このままじゃいけないわ!
私が皆を救ってあげないと!
大山「もしもしパパ?お願いがあるの」
見てなさい月城碧…!
アンタを地獄の底に突き落としてやるんだから!!
碧side
夏とはいえ汗をかいた状態でいるのは寒くなる。
着替えようと更衣室に行き服を脱ぐ。
更衣室には誰もいなく、静かな空間だ。
碧「10年か〜……」
家族がいなくなって10年。何も変わらず生きてきた。
変わったのはお父さんとお母さんがいないこと。
それ以外は何も変わらなかったのに、10年経った今、変わり始めた。
碧「あたしとあなた どこで出会ったのかしら…もう覚えていないけど 過ごした日々は 忘れない」
またあの唄を口ずさむ。
もー何なんだよ!途切れ途切れで覚えてないし!
イラッとする!
気合いで思い出せ碧!!
碧「ずっと遠く何も分からなくなっても あの笑顔が映る水面《みなも》は 忘れはしない」
ここまでは覚えてる。よしよし…次からだ。思い出せ!!
碧「おはよう 遊びましょ また明日ね そんな約束して 一緒にお家へ帰ろう」
あ……きた。
碧「そんな約束 とうに無いのに」
思い出した……あの唄…
あたしが作ったんだ。クロと研磨の為に作って、聴かせて、3人でもっと考えて…
最後は引っ越すことになって……唄えなかった…。
碧「そうだ…約束なんて、もう無いんだ…」
あたし達は形は幼馴染だけど、中身はもう、あたしは要らない存在だ。
クロと研磨には2人の過ごしてきた時間がある。あたしがそれを邪魔しちゃいけない。
10年経ったんだ。あの事故のことを乗り越えたんなら、
この関係も乗り越えなきゃいけない。
あたしは変わった。10年前とは違う。それはクロと研磨も同じ。
3人手を繋いでたのをあたしが離した。
それなのに10年ぶりに再会して
幼馴染という関係に縋りついたあたしはなんて弱いのか。
10年前と何にも変われてない。
なら、今度こそ変わろう。
歯車がやっと回り始めた。
さぁ、…運命に向かって歩け。
お、大山が…ッ
イタすぎる!笑うほどに!
でも駄作者頑張ります!