幼馴染、再会   作:AO.K

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26話 国語は出来ない廊下走って泣き虫毛虫

碧side

 

碧「はァ、はァ……」

 

渡り廊下まで全力で走って、

息を整えるために肩で息をする。

 

黒尾「テメェ……早すぎなんだよ!」

 

碧「何で追いかけてくんだよ!もう他人なんだろ!?」

 

黒尾「それでも友達なのは変わんねーだろ!」

 

碧「……なにそれ、矛盾だよ」

 

黒尾「悪かった…何も知らずに勝手に解釈して、お前を責めた。」

 

碧「……痛かった」

 

黒尾「ごめん」

 

碧「悲しかった」

 

黒尾「ごめん」

 

碧「酷いこと言って、ごめんね…」

 

黒尾「俺もごめんな、碧…」

 

数秒間の沈黙が流れる。

……あれ、そう言えば……

 

碧「テメェどんだけあたしの悪口書くんだよ!!」

 

黒尾「いやムード!!仕方ねーだろ!?それでしか書けなかったんだよ!」

 

碧「頭文字とって『合わせろ泣け』ってのは簡単に分かったよ!

国語だけもう少しで廊下走って泣き虫毛虫ってなぁ!難しいんだよ!」

 

クロが言いたかったのは、大山に何を言われても泣け、

言い返すなって意味。だから国語だけもう少し。

泣き虫はそのまま泣く。

毛虫は森然の渡り廊下。森然は山道が多くて虫も多い。

毛虫がいるのは多くは木の近くとか。

高校の学校内で人に見つからなく、木があるのは渡り廊下くらい。

それに加えて廊下走って怒られてたって、決定的。

 

黒尾「お前なら分かると思ってよ。」

 

碧「碧様だろ。当然だわ。←」

 

黒尾「おばさん達のこと…教えてくれるか?」

 

碧「………うん。」

 

黒尾「碧…」

 

碧「研磨来たらね!」

 

黒尾「アッハイ」

 

碧「これからどーすんの?あたしはとんでもない悪者になっちゃったけど。」

 

黒尾「研磨が言うにはな、碧がもう一度俺らを手玉にとって 碧「What?」大山がまた

仕掛けてきたところを録画と録音で証拠を抑える、て感じだ。

だから碧にはもう少し頑張ってもらわなきゃなんねぇ…」

 

碧「いや、頑張るのはいいんだけどさ、手玉にとるってなに!?」

 

黒尾「女王政権的な」

 

碧「一度もした覚えないですけどー!?」

 

研磨「碧……!」ぎゅ、

 

碧「わっ、研磨〜!」ぎゅうぅう

 

研磨「う"…苦しい」

 

碧「あ、ごめんごめん。」

 

3人だけになったのは

合宿が始まる前のバスに乗ってた時かな…

研磨も来て、あたしは事故のことを話した。…唄のことも。

 

黒尾「おばさん達は残念だったけど……お前が無事でよかった…」

 

研磨「ねぇ、…その唄さ、確か 一緒にお家へ帰ろう で終わってなかった…?」

 

黒尾「確かに…3人で作った時はそれで終わってたな」

 

碧「え、嘘…」

 

黒尾「お前が何も言わずに引っ越した後、俺と研磨で続き考えたよな」

 

研磨「うん…」

 

黒尾 研磨「「約束なんてしなくても いつかまた会える だってほら 手が届くから」」

 

あれはあたしが勝手に作った歌詞だったんだ……。

2人の手がそっとあたしの手を包んで笑う。

10年前と重なる。あの日はジリジリと暑い日だった。

今は、風が吹く。優しく包むように。

 

黒尾 研磨「「一緒に遊ぼう!」」

 

一縷の雨があたしの頬を伝う。

確かに10年前とは違う。変わらなきゃいけないと思った、でも、

それは違ったんだ。10年経とうがなんだろうが、2人が好きならこう言えばよかった。

 

碧「うん…!遊ぼう!」

 

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