暗殺教室 白緑の2人   作:two-on

1 / 4
1.超生物の時間

 

僕達は中学3年に進学した。中学生活最後の時期だ。しかし、僕達は絶望でしかなかった。何故かって?僕達は最底辺(E組)に落とされたんだ。

 

 

 

朝、何事もなかったかのように学校へ登校した。途中、本校の人達に会ったが、軽蔑の言葉しか交わされなかった。傷つくなぁ……

椚ヶ丘中学校本校を通り過ぎ、山を登った。

登り終えると、古びた山小屋の様な建物があった。ここが僕達の学校『椚ヶ丘中学校E組』通称“エンドのE組”。教室に入り、小説を読んでいた。すると、後ろから肩を叩かれた。振り向くと、僕の頬に指が刺さった。

 

「………肌乾燥してるからやめてほしんだけど」

「いや女子か」

 

瑠亜が笑いながらツッコミを入れた。コイツは小学生の頃からの親友だ。僕の髪は白色で、いじめられていた。そんな時助けてくれたのが瑠亜だった。

 

「雪羅は高校どこ行くんだ?」

「まだ一学期だけども。瑠亜はもう決めてるの?」

「いや、全然」

 

なら聞くなよ。そう思っていると、クラスメイトの人たちが絶望した表情でゾロゾロと教室に入ってきた。わぁ〜、みんな怖〜い。その表情を見て瑠亜は

「まぁ、普通はそうなるよな」

と苦笑いしながら言った。ん?なんでこんなに落ち着いてるのかって?そりゃもちろん落ち込んで入るけどね。正直言ってあそこ堅苦しいから嫌いなんだよね。

 

 

 

しばらく時間が経つと、男の人が入ってきた。誰?この人。

 

「俺は防衛省の烏間だ。単刀直入に言う。君達にある生物を殺してほしい」

 

烏間という人がそう言うが、みんなポカンとしていた。そりゃそうでしょ。いきなり来ていきなり殺せとか。みんなが唖然としていることに気づいたのか説明を入れてきた。長ったらしい話だったが、要約すると、『月を破壊した超生物がここ3年E組の担任をすることになるから僕達の手で3月以内に殺せれば賞金100億をプレゼント』と言うことだ。いや、この歳で殺人とか嫌なんだけど。普通に殺し屋に頼んでくださいよ。

 

「今からその超生物を見せる。こい」

 

烏間さんがそう言うと、黄色いタコの様なのが入ってきた。何あれ?

 

「コイツが月を破壊した生物だ。コイツの移動速度はマッハ20。実弾やナイフは効かない……というより擦りもしない」

 

そう言い烏間さんがナイフを振ったが、確かに擦りもしなかった。早っ………

 

「しかし、防衛省が開発したこの拳銃とナイフを使えばダメージを与えることができる」

 

そう言うと、超生物が自分の触手に向かって拳銃を発砲した。すると、触手は千切れ、床でまるで釣り上げられた魚の様にピチピチ跳ねていた。

 

「この様になりますが……まぁ、すぐ再生しますけどね」

 

超生物がそう言うと千切れたところに新しい触手が生えてきた。すごっ………

 

「私はある人との約束でこの教室に来ました………皆さんには期待してますよ。殺せるといいですね……卒業までに…ヌルフフフ」

 

そう笑いながら言った。

 

 

 

 

キャラ説明

 

柊 雪羅(ひいらぎ ゆら)

 

身長:170㎝

性格:穏やかで鈍感。怒るとめっちゃ怖い。

容姿:金木が改名したと思ってください。白髪。

 

 

神崎 瑠亜(かんざき るあ)

 

身長:171㎝

性格:悪戯好き。ドS。

容姿:痩せ型の薄い緑髪。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。