いちばん小さな大魔王!せかんどし〜ずん:りゅう兄のうわき現場   作:コントラポストは全てを解決する

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Part13 マイシスター:お姉ちゃん

「竜介いるかー」

「おお、巴じゃん。どうしたの。来るなら連絡くれれば良いのに」

「抜き打ちチェックだ。とりあえず洗濯カゴの中見せろ」

「おまっ……姑かよ……」

 

 お姉ちゃんが来た。来たんだけど、なんか怖い顔してる。お姉ちゃん、なんでそんな顔してるの?あこ何かしちゃった?

 

「……洗濯カゴは…………あこと竜介で分けてるのか」

「ああ。一緒に洗うのはさすがにあこも嫌がるだろうって思って」

「もうりゅう兄。あこは一緒でも良いっていつも言ってるじゃん」

「いやでもなー」

 

 りゅう兄はわかってくれない。あこはりゅう兄の匂いが欲しいのに。だけどりゅう兄はいつも洗濯物を別にしちゃう。

 りゅう兄の匂いがついた服……きっと着たら温かい気持ちになって幸せなんだろうな。それで匂い嗅いで……ふへへ。

 いけない、我を取り戻さなければ。

 

「家事はちゃんとやってるのか?あこに変なもん食わしてたりしてないだろーな」

「最近はあこと分担することがほとんどだな。あ、でも、料理は二人一緒にやってるよ。あこが準備して、それを俺が調理する。共同作業だ」

「夫婦かよ」

 

 夫婦だって。嬉しい。お姉ちゃんからはあことりゅう兄がそんな風に見えてるんだ。

 

「とまあ、こんな感じであことは上手くやってる訳だが、まだあるか?」

「他に……。あ、窓の縁…………は普通に綺麗だな。うーん……他に……」

 

 お姉ちゃん、さっきから何してるんだろ。怖い顔してたと思ったら、急に窓の縁を指で擦って。なんだか、こないだ漫画で見たこじゅうとというものに似ている。

 

「あ、夜。夜はあこを満足させられてるか」

「おめーさては中身美咲だろ」

「で、どうなんだ?」

 

 夜…………?夜中のりゅう兄は凄いよ。歯磨きしても、もう一回歯磨きをすることを条件にアイス食べさせてくれる。しかも手作りアイス。もうコンビニのアイスには戻れない。

 

「まあ、あこは満足そうにしてる。……多分」

「あこはどうなんだ?竜介との夜に満足してるのか?」

「うん!」

「……そうか」

 

 お母さんの所にいたら、夜中にアイスなんて絶対食べれない。でも、りゅう兄といればそれが出来る。りゅう兄最高。…………なんか、りゅう兄の良さがアイスだけみたいな言い方になっちゃった。りゅう兄は優しいし、あこについてきてくれるし、最近は頭も撫でてくれるから大好きだよ。とりあえずりゅう兄の汗が染み込んだ服が欲しい。ベッドの上で優勝したい。

 

「あこは幸せか?」

「幸せだよ!りゅう兄大好き!」

「竜介はどうだ?」

「もちろん、幸せだよ」

 

 りゅう兄との生活はちょー幸せだ。文句なんて一つも出てこない。りゅう兄はあこの運命の人だからね。全てが相性抜群なのだ。

 

「はあ……。しゃーない。帰るか」

「おう。いつでも来いよ」

 

 こうしてお姉ちゃんは帰って行った。結局何をしに来たんだろう。

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