いちばん小さな大魔王!せかんどし〜ずん:りゅう兄のうわき現場 作:コントラポストは全てを解決する
「今日の私は機嫌がいいです」
「お、どうしたの」
「あこちゃんの弱点を見つけました」
「あこもうピーマン食べられるよ」
「そんな小さいものじゃありません!」
ピーマン食べられる事は小さくないもん。おっきいんだよ。六花はピーマンをなめすぎだ。
「で、なんなの。あこの弱点って」
「それは──」
あこにピーマン以外の苦手なものってあったかなぁ。
「独占欲が強い事です!」
「まあ、確かに強いね。でも、それって弱点なの?」
「弱点です。これで神楽先輩は私のもの──」
「ああ、弱点ってそういう……」
2人はなんの話をしてるんだろう。
「市ヶ谷先輩から聞きました。あこちゃんは独占欲が強くて、そのせいで束縛が激しいって」
「まあ、浮気は絶対許さないタイプだよね」
うわきは許さないよ。
「私だったら、浮気は自由です。何回浮気されても許してます」
「心が広いねー」
うわきされると心がシューんってなるよ?きっと耐えられないと思う。
「それに、さーや先輩も言ってました。あこちゃんは怒ると人を正座させるって。そのせいでさーや先輩も困ってると聞きました」
「でもりゅう兄はそんな事言わないよ?」
「神楽先輩もきっと、心の中では迷惑がってます」
「で、もし仮にそれが弱点だったとして、それからどーなるの」
りゅう兄を正座させることがあこの弱点なの?
「きっと神楽先輩は、浮気も許してくれないし短気で怒ると人を正座させるあこちゃんにガッカリしてるはずです」
「で、それで六花はどうするの?」
「私が、浮気も許して寛容で、神楽先輩を正座させない立派な女の子であることをアピールするんです!そうすれば神楽先輩はあこちゃんなんてさっさと捨てて、私の元に……ふへへぇ」
「先輩はそんな単純じゃないと思うけどな」
「六花じゃりゅう兄の彼女にはなれないよ」
「な、なんでですか!」
だって──
「六花、おっぱいちっちゃいじゃん」
「あこちゃんだって小さいじゃないですか!」
「あこはなんでか分からないけど、六花じゃりゅう兄の好みには合わないと思う」
「先輩って巨乳が好きなの?」
「うん。前にりゅう兄のスマホを見せて貰った時に、ブラウザの検索復歴に残ってた」
巨乳と逆レイプとロリびっち分からせと……あとなんだっけ。
「六花、残念だったね」
「ま、まだ負けてません!」
「あこみたいに先輩との思い出もなく、先輩の好みの体型でもない。勝ち目ないじゃん」
「わ、私だってこれから大きくなるんです!あと2年くらい経ったら大きくなってるんです!」
あこも大きくなってるかもしれないよ?
「うぅ……!牛乳買って来ます!」
「行ってらっしゃい」
あこも行こっかな。あ、でも、そろそろりゅう兄がくる時間だ。
「ん?六花ちゃん、あんなに急いでどこ行くんだろ」
ほら、来た。
「先輩って巨乳が好きなんですね」
「出会い頭になんだよ」
「いえ、私がフラれた理由がわかった気がして」
「……言っとくけど、俺が明日香をフったのは巨乳じゃなかったからじゃなくて、あこが好きだったからだぞ?」
「でも先輩、巨乳好きですよね」
りゅう兄は巨乳好きだよ
「んー……まあ、巨乳も好きだが……」
「あと先輩って何が好きなんですか?」
「それは秘密」
「あこ」
「りゅう兄はろりびっち?が好きだよ」
「うわー……」
りゅう兄はろりびっち?が好きなんだよね。
「りゅう兄はろりびっち?に分からせ?って言うのをやりたいんだって」
「……先輩、まさかあこをロリビッチに……」
「俺があこにそんなことすると思うか?」
「……まあ、もう分からせてますもんね」
「そういうことじゃない」
「先輩の高速ピストンで女になるあこ」
「ストップストップ」
なんの話?
「ただいま戻りました!!!」
「あ、六花ちゃん」
「神楽先輩!」
「どうしたの?牛乳なんか持って」
「これで巨乳になるんです!」
巨乳になってもりゅう兄はあげないよ。
「六花ちゃんは大きくなりたいんだ」
「はい!」
「でも先輩はロリも好きらしいよ」
「……そうなんですか?」
「うーんまあ……そうと言えばそうなんだけど……あー、難しいな」
あこもろりだからりゅう兄に好きになって貰えたのかな。ちんちくりんで良かった。
「神楽先輩、あの……私、ロリ体型です……」
「これから大きくなるよ、きっと」
「でも私、胸も固くて……」
「固い胸は育ってる証拠だよ。良かったね」
あこのおっぱいは柔らかいよ?育ってないってこと?
「あの……神楽先輩、もし私が大きくなったら……私と……」
「六花ちゃんと?」
おっきくなってもりゅう兄は渡さないよ。
【キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン】
「ん、もう昼休み終わりか。さてと、戻るかな。それじゃ。六花ちゃん、またね」
「え?……あ、はい……」
りゅう兄は六花の頭を撫でたあと、教室を出ていった。
「うー……神楽先輩に私の気持ち、伝えられへんかった……」
「どんまい。ま、伝えても成就しないけどね」
「私だってロリ体型ですし、もしかしたら……」
「ちんちくりんの私がダメだったんだし、ね?」
「…………恋って、難しいです」
「分かる」
確かに恋って難しいよね。気持ちは伝えられないし、ちゅーするのも一苦労だ。えっちなんて凄い体力使うし。うんうん。
「あこ、なにかわかったような顔してるけど、あこと私達じゃ考えること違うからね」
「えー。仲間はずれにしないでよー」
「先輩と付き合ってるあことは、ねー?」
「はい……レベルが違うと言いますか」
そうなの?あこレベチなの?
「あこはあこ、私達は私達。そういうこと」
「疎外感」
「あこちゃんが私に神楽先輩を譲ってくれればあこちゃんもこっち側になれますよ!」
「それはやだ」
「私も先輩欲しいな」
「だめ」
六花や明日香にりゅう兄を渡す訳にはいかない。りゅう兄にはあこ以外の女の子とちゅーしたりえっちしたりしないで欲しい。りゅう兄は渡せないし渡さない。
「先輩が彼氏になったら毎日が色づきそうだよね。毎日お弁当作って貰って、帰りは手を繋ぎながら下校して。あ、私先輩にハグして貰いたい」
「ハグぐらいだったらりゅう兄してくれるよ?」
「私は神楽先輩とえっちなことがしたいです」
「それはダメ」
ハグは許そう。だがえっちはダメだ。えっち警察のあこが許さない。
「あこはどうなの?先輩を彼氏にして。楽しい?」
「りゅう兄はうわきが激しいから、そればっかりが気になっちゃってあんまり楽しめてない気がする」
「浮気って……どーせ先輩が女の子と仲良くしてるのをあこが勝手に嫉妬してるだけなんでしょ?」
「だって……りゅう兄にはあこだけがいればいいじゃん……」
「あんたほんと独占欲強いねー……。先輩、あこといるのに疲れてるんじゃないの?」
「そ、そんな事はない……はず……」
りゅう兄は優しいからきっとそんな事思わないはずだ。……はずだよね?りゅう兄はいつも優しくあこのことを撫でてくれるし、ちゅーだってえっちだってしてくれる。そんな人があこを面倒だなんて思うわけないよね。
「でもなんだかんだ、私達の中で1番あこが大人の階段登ってるんだよねぇ。1番子供っぽいのに。で、どう?先輩のサイズは」
「りゅう兄の、サイズ?身長は高いよ?」
「ああ、そうじゃなくて。ちんちんのサイズ」
「りゅう兄のはおっきいよ。多分20センチぐらいあると思う」
定規で測ったりはしてないけど、多分それくらいはあるはずだ。
「初めてのえっちってどうなんですか?やっぱり痛いんですか?」
「痛いよ。でもあこはそれを我慢してりゅう兄の上で動いてた」
「初エッチで騎乗位ってえっぐいねー……」
初めてえっちした時にあこのお股から血が出てきたのは本当にびっくりした。あと想像以上に痛かった。あの痛みはもう味わいたくない。
「あこはもうエッチは余裕なの?」
「ちょっと痛いけど、だいぶ慣れてきたよ」
「あこの中が先輩の形になって来たって事でしょ?えっろいねぇ」
「明日香ちゃん……変態みたいですよ……」
あこの中はすっかり広がってしまった。ネットで調べたけど、こういうのをガバガバと言うらしい。あこはガバガバだ。りゅう兄に責任をとって貰わなくちゃ。
「いやー私も先輩とセックスした事あったけど、大きすぎてびっくりしたよねー。私泣いちゃったもん」
「「は?」」
「冗談冗談。2人ともそんな怖い目で見ないでよ」
りゅう兄がいつの間にか明日香を襲ったのかと。驚かさないでよ。
「そう言えば、もうすぐ文化祭だね。あこと六花はどうするの?」
「神楽先輩を誘って文化祭を2人きりで回ります!「りゅう兄と文化祭デートしようと思うんだー」」
「「あっ゛?」」
「ハイハイ2人とも、睨み合わないの」
あことりゅう兄は文化祭でデートするんだよ。邪魔しないで。なんでりゅう兄の恋人でもない六花がりゅう兄と文化祭回るの。
「あこちゃんはいつも先輩と一緒にいるからいいじゃないですか。たまには私に譲ってください」
「やだ。りゅう兄と一緒に文化祭回るって決めてるんだもん。それに、六花のことだからりゅう兄になにかするんでしょ」
「先輩に告白します。その後キスに持っていくつもりです」
「六花じゃりゅう兄の彼女にはなれないって言ったじゃん」
「返事がいいえでもキスします」
六花は告白に失敗してもちゅーするらしい。そんな事あこが許さない。文化祭の日は絶対にりゅう兄といられるようにしとかなきゃ。六花にちゅーされてりゅう兄が心変わりしちゃったら大変だ。
「神楽先輩の事です。もしキスされたら、情けで付き合ってくれるかもしれません。私の計画は完璧です」
「そっか。別に拒まれてもキスすることはできるもんね。私もしてみよっかな」
「神楽先輩は渡しませんよ」
「えー。ちょっとだけ貸してよー」
まずい、明日香も乗り気だ。味方がいない。このままじゃりゅう兄が皆に取られちゃう。どうしよう……。明日香と六花がりゅう兄にちゅーしようとしてる事バラしちゃおうかな……。
「あ、ちなみに、あこはこのこと先輩には言わないでおいてね。サプライズにしたいから」
「そんなサプライズいらないよ……。お願いだからりゅう兄にちゅーするのはやめて……。あこの特権だから……」
「でも特権って言うけど、先輩って一回氷川先輩ともキスしてるんだよね?もう誰とキスしたって変わらないんじゃないの?」
「神楽先輩……氷川先輩とキスを……」
「確かにそうだけど……」
そうだけどそうじゃないの……。ちゅーはりゅう兄とあこの大事な意思疎通で……。それがなくなっちゃったら、あこ生きていけない……。
「なーんかキスだけじゃ物足りなくなって来たなー。どうする六花、先輩の事襲っちゃう?」
「お、襲うって……もしかしなくても──」
「そうだね。逆レイプだね」
「ぎゃ、ぎゃく──」
「やめて!そんな事したらりゅう兄が喜んじゃう!」
りゅう兄が大好きなえっちな事に逆レイプがあった。あこじゃできなかった逆レイプ。それを2人がやろうとしてる。ここで止めなきゃダメだ。
「逆レイプはダメだよ。2人とも妊娠しちゃう」
「そんなのゴムすればいいじゃん」
「な、なんでゴムのことを……」
「いや、保体で習ったじゃん」
そ、そうだっけ……。あこ覚えてない……。
「てか、逆レイプされて喜ぶんだね、先輩って」
「神楽先輩……アブノーマルや……」
「ちょうどいいじゃん。やろうよ、逆レイプ。名付けて、先輩逆レイプ大作戦!」
「やめて!」
まずい、明日香がどんどん乗り気になってきた。りゅう兄逆レイプ大作戦なんて変な作戦は実行しなくて良いの。
「初めては痛いんだよ?やめた方がいいって」
「でもあこだって初めての痛みに耐えて騎乗位してたんでしょ?なら大丈夫そうじゃん?」
「お股から血が出てくるんだよ?怖いでしょ?」
「まあ、それぐらいならへーきへーき」
ダメだ。止められない。
「どう?六花も逆レする?」
「ちょっと恥ずかしいです……」
「先輩とエッチしたいって言ってたじゃん」
「せ、先輩との初めては先輩の家で先輩に愛を囁かれながらシたいと言いますか……」
「あーシチュにこだわっちゃうタイプねー」
「明日香ちゃんはそういうのないんですか?」
「まあ私も六花と似たようなシチュでしたいけど、今の状況じゃそんな事も言ってられないからさー」
明日香もりゅう兄に夜のベッドの上で愛を囁かれながらえっちしたいんだよね。だったらやめよう?りゅう兄逆レイプ大作戦なんて。そもそも、そんな事したらりゅう兄が可哀想だよ。
「先輩はあこって言う恋人がいてさ。そんな先輩が私とセックスしてくれるわけないじゃん?だったら無理やり襲った方が早いかなって。てかそれしかないじゃん」
「た、確かに……」
「まあ、ゴムはするし大丈夫でしょ」
「ど、どこで神楽先輩を、その、ぎゃ、逆レイプするんですか?」
「うーん……文化祭はどこも混むからなー。あ、でも、3階の西教室が空いてたな。そこを使おう」
「明日香ちゃん、詳しいですね……」
「まあ、これでも文化祭実行委員だから」
文化祭実行委員がそんな事しちゃダメだと思うけどなー……。というか、どんどんりゅう兄逆レイプ計画が進んで行ってる。こうなったら当日にあこが止めるしかない。
「それと時間だけど、2日目の午後が私と六花シフトないからそこで先輩を襲おう」
「か、完璧な計画や……。でも先生にバレたら、明日香ちゃん推薦とか貰えなくなるんじゃ……。いい大学行きたいって言ってたのに」
「先輩との幸せのためなら、推薦なんて捨ててやるさ。グッ」
「明日香ちゃん……かっこいいです……!」
そんなの全然かっこよくない……。悪い事はかっこいい事じゃないんだよ?だからやめよう?こんな計画。りゅう兄は喜ばないよ……。
「先輩の好きな体型はロリ体型か巨乳。好きなシチュは逆レイプ。それで、私達はロリ体型。しようとしてる事も逆レイプ。どう?行けそうじゃない?」
「い、行ける……!」
「2人の計画……阻止しなきゃ……!」
「あ、ちなみに、私達がシフト休みの時間、あこは普通にシフト入ってるからね」
「そ、そんな……」
「抜かりない」
どうしよう……りゅう兄逆レイプ作戦を止められなかった……。りゅう兄、ごめんね……。あこは無力だったみたい。残念だけど、りゅう兄には当日休んで貰うしかない。
「じゃ、いい感じに計画も纏まった事だし。授業の準備しよっか。先生が来ちゃう」
「はい、そうですね」
あこは、どうすればいいんだろう……。