いちばん小さな大魔王!せかんどし〜ずん:りゅう兄のうわき現場   作:コントラポストは全てを解決する

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Part3 赤蘭絶華:美竹蘭

 あこの幼馴染の一人に美竹蘭と言う人がいる。こころみたいなでっかいお家に住んでて、お花をなんか土台みたいのにさして何かを作る……いけばな?と言うのが出来る子だ。りゅう兄の一番最初の幼馴染で、あこより長くりゅう兄と一緒にいる。よく蘭ちゃんに勝てたなってあこは思う。

 

「竜介に悪い知らせがある」

「なんだ」

「お父さんがあたしと竜介を許嫁にしようとしてる」

「わぉ」

 

 …………あこは蘭ちゃんに勝てたんだよね?いや、大丈夫。あこの恋人はりゅう兄で、りゅう兄の恋人はあこだ。これは揺るぎようのない事実。大丈夫大丈夫。落ち着いて。ステイステイ。

 

「まあ、クッキーでも食べてゆっくり話そう。…………えっと、許嫁?」

「うん。許嫁」

「俺に恋人がいる事って確かお父さんに言ったよな」

「うん。言った」

 

 ま、まさか、りゅう兄をあこから取るのだろうか。蘭ちゃんを使ってあこからりゅう兄をねとるのだろうか……。りゅ、りゅう兄は渡さないよ!あこが守らなきゃ。りゅう兄を守らなきゃ。

 

「なんでこうなった……」

「お父さんがあたしの貰い先を心配してる。ほら、お父さんあたしと竜介がくっつくと思ってたし」

「お父さんに恋人が出来たって報告した時に妙に驚いてた原因それか……。なんか悪い事したな……」

 

 りゅう兄?寝返ろうとしてない?

 

「え、なに?俺が蘭とくっつけば良いの?でも俺にはあこが……」

「だから相談しに来た。どうする?」

「どうするって言われてもなぁ……」

 

 りゅう兄どうするの。あこはりゅう兄を渡す気はないよ。蘭ちゃんには負けないもん。

 

「ねえ竜介、二股出来ない?」

「無理だわさ」

「じゃあ、お試しであたしと付き合ってみない?」

「無理だわさ」

 

 蘭ちゃんはいつも素直じゃないのに、なんか今日はぐいぐい来る。なんで今日に限って素直なの。りゅう兄頑張って。頑張って蘭ちゃんに勝って。そしたら今日のご飯少し豪華にしよう?ね?だから蘭ちゃんに負けないで。

 あこは心の中で頑張ってりゅう兄の浮気を止めた。そもそもの話、なんでりゅう兄はいつもいつもうわきするの。なんでそんなモテモテなの。今日の含めたら今月もう十二回目のうわきだよ。まだ四月だよ。あこまだピチピチ(死語)の高校生なんだよ。もっと気をつけて。

 

「無理なものは無理だ。あこと結婚するから蘭とは無理だって言っといてくれ」

「……なんかその言われ方ムカつく。もう少し靡いてくれてもいいじゃん」

「ここでキレるか……」

「頭撫でてくれなきゃ許してあげないから」

「お前さてはそれが目的だな?」

「……ふん」

「はいはいよしよし」

 

 りゅう兄が蘭ちゃんの頭を撫でた。ずるい。あこはりゅう兄のなでなでなんて半年前からされてないのに……。ずるい、ずるいよ蘭ちゃん。りゅう兄もなんであこ以外の女の子の頭撫でるの。撫でるんだったらあこを撫でてよ。あこならいつでもうぇるかむだよ。それに蘭ちゃんより新鮮だよ。ぴちぴち(死語)だよ。

 

「……ねえ、なんかあこが凄い目でこっち見てるんだけど」

「気にするな。いつもの事だから」

「いつもの事なの?」

「ああ、あこは鬼嫁だからな」

 

 ……………………。

 

 

 

 

 りゅう兄、あとで正座ね。

 

 

 

 

 

 

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