『六人を載せたバスが、S.O.N.G.にその姿を見せた。しかし、ここはゴールではない。新たな戦場なのだ』
『笑ってはいけない舞台[S.O.N.G.]……。対ノイズ機関で笑いの刺客達との戦いが始まる』
ブーー
停車音とともにバスはS.O.N.G.前に停車した。
エ「着きました」
響「おー!意外に早かったね」
切「ここからが本番なのデース!」
調「気を締めていかなくちゃ」
マ「もう結構お尻が……」
翼「あぁ。結構痛みが響く……」
ク「というかあたしはいつまでこの格好なんだァ!?」
エ「……」
ク「おい!」
エ「見てください。S.O.N.G.本部は潜水艦なんですよ」
ク「無視かよ……」
響「どんまい!クリスちゃん!」
翼「可愛いからいいではないか」
ク「こいつら…。他人事だからって……」
エ「そして見てください!この入り口にある像は初代司令の風鳴弦十郎像です」
全員「!?wwww」
デデーン
『全員、OUT』
そこには『xv9話の上半身が地面に埋まっている風鳴弦十郎』の像があった。
響「なにこれwww…いたッ!」
ク「どんな状況だww…いったッ!」
翼「これはあの時のw…あッ」
マ「いやでもこれって凄いシリアスな時のよ!ネタにつk…痛いッ!ちょっと!喋ってる最中には酷いじゃない!」
調「マリア…。叩かれてるときに喋ると舌噛むよ…痛!」
切「デスデス…デスッ!?」
マ「逆よ!喋ってるときに叩かれたのよ!!」
エ「まぁ進みましょう」
一同はエルフナインに連れられてS.O.N.G.館内を歩く。
そして、ある部屋の前で立ち止まった。
エ「まず、皆さんにはここの司令に挨拶してもらいます」
ク「司令って言ってもなぁ…」
切「もう毎日会ってるデース…」
翼「まぁ勿論叔父様では無いのだろう」
マ「誰になってるのかしらね」
エ「入りますよ。…失礼します」
中は豪華な作りになっており、対面の椅子には誰かが座っている。
向こうを向いているために誰かは解らないが。
エ「ここに、並んでください」
響「誰だろ…?」
翼「皆目検討もつかないな…」
エ「新規装者達を連れてきました」
?「ようこそ。皆さんよくいらっしゃいました」
響「えっ!?wwwww」
切「誰デス…?」
デデーン
『立花、OUT』
【S.O.N.G.司令:先生】
響「私の学校の先生ww…痛っ!!」
マ「そんなところまで…。一般人じゃない…」
調「一般人まで起用するなんて…」
切「S.O.N.G.のこの企画に対する本気さが滲み出ているデース…」
先「皆さん。よく集まってくださいました。本日からS.O.N.G.の一員として跋扈する特異災害に立ち向かっ…立花さんッッッッッ!!!!!」
響「は、はいッッ!?!?」
先「今どこ向いてました?私の話がそんっっっっなにつまらないですか?」
響「い?いえ!!ちゃんと聞いてましたよ!!」
先「口答えしないっ!!」
響「は、はいッッッ!!」
先「コホン。それでは気を取り直して。…このS.O.N.G.は人類の未来を託されているとも過言ではありません。故に、一人ひとりが…たぁちばなさんッッッッッッッ!!!」
響「は、はいッ!!!」
デデーン
『雪音、マリア、暁、OUT』
ク「滅茶苦茶怒られるなww…あッ!」
マ「相当目をつけられてるようねww…あいたッ!」
切「怖いデスけど笑っちゃうのデスww…デッ!」
先「先程から何か文句でも?」
響「い、いえ!そんなの微塵も思ってないですよ!!」
先「そう。それならちゃんと聞いてなさい」
響「は、はい!!」
先「すみません。何度も。コホン。…我がS.O.N…つぁちぃゔぁぬぁすぁん!!!!!!!!!!!!!!」
響「は、はいッッッッ!!www」
デデーン
『全員、OUT』
響「流石に三回目は笑うよww…っ!」
翼「これがゴリ押しと言う奴だなww…あっ!」
ク「あのバカ、どんだけ嫌われてんだよww…ッ!」
先「立花さんッッッッッッ!!!」
響「は、はいッッッッッ!!」
先「 ・ ・ ・ 」
響「…ふふっw」
デデーン
『立花、雪音、月読、暁、OUT』
響「何もないのwww…痛!」
ク「ちくしょうッ!このバカに釣られたッ…痛っ!」
調「私も響さんにつられてww…痛」
切「静寂の間はずるいデスww…デスっ!」
先「まぁ。そんなわけで皆さんには新規装者として大変でしょうけど今日から頑張ってもらいます」
ク「いや、どんな訳だ…」
翼「9割立花の怒鳴り漬けだったな…」
響「受ける身からしたらもう心臓に悪いよぉ〜…」
調「響さん、ご愁傷様」
切「デース…」
『司令による笑いの地獄はまだまだ続く』