後、次回でゾロ編は終わりです。
いつも通り誤字があればご連絡下さい。
「……………!!」
「近くで見るとゴッツイなー」
「確かにな……」
俺達は、町にある海軍基地に着き海軍基地の門の前で海軍基地近くから見てルフィの問いに確かにと返事をした。
「いけよ!コビー」
「そういえば、ここでコビーとはお別れか……」
「えっーとですね、実はまだその…心の準備が…!!さっきの一件もありますし…」
「まあ良いんじゃないかな、コビーの心の準備ができたら海軍に入隊すれば良いと思うよ。」
と、コビーにルドはそう言った
「あ、ありがとうございます、ルドルフさん。」
「別に、お礼な「おーい、話は終わったか?」んて…って、ルフィお前何やってるんだよ!!」
「見て分かんないか、
ルドの問いにルフィはそう言った。
「ルフィさん、流石にそこから覗いて見える様な所には居ませんよ。きっと奥の独房とか」
「いや!なんかいるぞ向こうに!!
「え………………!!!」
「そんなアホな……」
ルフィは、コビーとルドにそう言って何かいるかも知れない場所に向かいコビーとルドはルフィのその問いに否定的に言いながらもルフィの後を追った。
「ほら、あいつ」
ルフィは塀に少し体を預けてルドとコビーにそう言ってコビーとルドも塀に少し体を預けてルフィが見た塀の向こう側を見た。
「あ、
「……!!!」
コビーは、塀の向こう側見た瞬間驚き体を預けていた塀から手を離して地面に座り込んだ。
「どうした、コビー?」
「く…く…黒い手ぬぐいに腹まき!!!ほ…本物だ。本物のロロノア・ゾロです!!!なんて迫力だろう…!!!あれがゾロ…!!!」
「ふーん、確かに少しは迫力は感じるな…」
「あれがそうか…あの縄、ほどけば簡単に逃がせるよなあれじゃあ」
ルフィがそう言うとコビーが……
「ば…ばかな事言わないで下さいよ!!!あんな奴、逃がしたら町だって無事じゃ済まないしルフィさん達だって、殺そうとしますよ。あいつは!!!」
「大丈夫、俺達強いから!!」
「そう言う問題じゃ……」
コビーがルフィにそう言うと……
「おい、お前ら」
「ん?」
「ひぃ!!」
「何だ?」
「ちょっとこっち来てこの縄ほどいてくれねェか?もう
「おい、あいつ笑ってるぞ」
「しゃ…!!しゃべった!!!」
「意外に、元気そうに見えるけどな……」
「礼ならするぜ。その辺の賞金首ぶっ殺しててめェらに暮れてやるよ。ウソは言わねェ
「だ…だめですよルフィさん、ルドルフさん!!あんな口車に乗っちゃ……!!縄を解いたとたんにぼくらを殺して逃げるに決まってるんですからっ!!」
「殺されやしねェよ。俺達は強いからな」
「確かに」
ギロリッ
「あァ!?」
「(こ…この人たちはもお~~~!!)」
コビーが心の中でそう思っていると
ガタッ
「ん?」
「え?」
「お?」
「しーっ」
ルドルフの隣に梯子を置いて女の子が塀を乗り越えてゾロの方に向かった。
「あ…!!ちょっときみ危ないよ!!」
コビーは、女の子にそう言ったが女の子はそれを無視した。
「ルフィさん、ルドルフさん止めて下さいよっ!!あの子殺されちゃいますよ!!」
「自分でやれよそうしたいなら」
「あのさ、他人に任せるんじゃなく自分で助けろよ。それで良く海兵になりたいって言うよな」
「………」
ルフィとルドは、コビーに冷たくそう言った。
「オイ、何だてめェ。殺されてェのか…消えなチビ!!」
「あのね、私おにぎり作って来たの!お兄ちゃんずっと、このままでおなか空いてるでしょ?私はじめてだけど一生懸命作ったから…」
「ハラなんかへっちゃいねェ!!そいつ持ってとっとと消えろ!!」
「だけど…」
「いらねェっつったろ!!帰れ!!
ゾロが女の子にそう怒鳴った時
「ロロノア・ゾロ!!!イジメはいかんねェ。親父にゆうぞ」
「!」
「!」
「また変なのが出たな」
「何だ?あの親の脛かじり七光り金髪マッシュルームヘヤ顎割れDQNは」
「ルドルフさん何ですか、その長い変なネーミングは…あれは、きっと海軍のえらい人ですよ…よかったあの子殺されなくて…」
「おやおやお嬢ちゃんここに書いてある看板読めないのかな?まあ良いうまそうなおにぎりだな
「あ!だめっ!!」
「ぷへェっ。まずうっ!!く…くそ甘ェ!!砂糖が入ってんぞこりゃ。塩だろうがふつうおにぎりには塩っ!!」
「だ…だって甘い方がおいしいと思って…!!」
「こんなもん、食えるかボケッ!!こんな物こうしてくれるわ!!」
ヘルメッポは、おにぎりを踏み潰した。
「ああっ!!やめてよ!!やめて!!食べられなくなっちゃう!!」
「ひ…ひどい、あの子がせっかく作ったのに…!」
「あぁ、もう良い…おい、このガキ投げ捨てろ!!」
「……は?」
ヘルメッポの護衛で一緒に居た海兵はヘルメッポのその命令が聴こえなかったのか生返事で返してしまった。
「塀の外へ投げ飛ばせっつったんだよ!!おれの命令が聞けねェのか!!親父に言うぞ!!」
「は…はい、只今っ!!」
「いやああ!!!」
「「!」」
ドサッ…!
「………!!」
「きみ…大丈夫!?なんてひどい奴なんだ…!!」
「コビー、君この女の子を町に連れて行ってくれないか?」
「え?ルドルフさんとルフィさんは……」
「俺達は、ちょっと用事が出来たから…用事が終わったらすぐに町に行くから。」
「分かりました。じゃあ行こうか…」
コビーは、女の子を連れて町に向かった。
「さてっと、ルフィ。用事を終わらせてコビーの所に早く行くぞ。」
「あぁ…」
ルドルフは、ルフィにそう言って塀の向こう側にいるゾロの所にルフィと向かった。
「!なんだてめェらまだいたのか。ボーッとしてると親父にいいつけられるぜ」
「先も、ルフィが言ったが俺達は強いからな。大丈夫だ」
ルドルフは、ゾロにそう言った。
「おれたちは今一緒に海賊になる仲間を探してるんだ」
「海賊だと?ハン…!自分から悪党になり下がろうってのか御苦労なこって…」
「おれの意志だ!海賊になりたくて何が悪い!!」
「コイツの言う通り、海賊になりたくて俺達は仲間を探してる。お前にだってやりたい事はあるだろ?」
「確かに、おれはやりたい事はある。だから一ヶ月ここにいるつもりだ。あのバカ息子が
「本当にあの親の脛かじり七光り金髪マッシュルームヘヤ顎割れが約束を守るかな……」
「………約束を守らなかったら、死んだ後に呪い殺す…」
「怖いことを言うね」
「………ふーんそうか。でも、おれなら一週間で餓死する自信あるけどね」
ルフィ達は、そう言ってゾロの元から離れて町に向かおうとした時…
「おい!ちょっと待て」
「ん?」
「何だ?」
「それ…とってくれねェか?」
ゾロは、ルフィ達にドロのかたまりになったおにぎりをとってくれと頼んだ。
「おいおい、いくら何でもお前それは……」
「ルドの言う通り、食うのかよこれ。もう、おにぎりじゃなくてドロのかたまりだぞ?いくら腹減っててもこりゃあ…」
「ガタガタぬかすな。黙って食わせろ落ちてんの全部だ!!」
ルフィは、ドロのかたまりになったおにぎりを掴みゾロの口の中に入れた。
バリッバリッモグッ!!モグッ!!バリ!!
「………………!!……………!!!………!!!」
ゴ…ゴクン!!!
「!!!」
「だから言ったろ、死にてェのか?」
「全くだ…」
「う、うるせェ。ゴブッ…あ…あのガキに伝えてくれねェか…!!!」
「?何を」
「「うまかった、ごちそうさまでした」…ってよ」
「!……はは!」
「あぁ、分かった。」