メリッサ・シールドのヒーローアカデミア 【台本式Ver】   作:へたくそ

11 / 11
今気づいたんですが、林間合宿は夏休み中に行われていることを忘れていました…
もう夏休みが終わっている…。まずいです…、非常にまずいです…。


という事なので、今までの設定を見直し、訂正しました。

メリッサは林間合宿の一週間前に来日。6話の「訓練開始」は、アニメ3期の第1話「ゲームスタート」と同じ扱いにします!
7話〜9話の物語は、林間合宿後です。この7〜9話につきましては、皆さんからも好評だったので、このまま残し、今作品の番外編と言う扱いにさせていただきます。

そして今回から、林間合宿編をスタートさせていきます。
なので、何か矛盾する事や、おかしな点があれば是非、教えていただければと思います!


10 メリッサの戦略

メリッサが日本に来て一週間。夏休み期間中に出久達一年生は、林間合宿に行く事になっている。

この一週間はこれまで進んでいなかった、新しいサポートアイテムのアイデアなどを考えていたので、出久の家にいるか、雄英のラボにいるかのどちらかだ。

 

そしてメリッサは今、一人で雄英のラボを借り、サポートアイテム開発に精を出しているのだが

 

 

 

メリッサ「しまったなぁ。デク君と夏休みの思い出を作ろうと思ってたのに、明日から林間合宿なんて」

 

 

 

失敗だった、出久が林間合宿に行っている間にサポートアイテムを開発するべきだったと後悔していた。

まぁ今回開発したサポートアイテムの中には出久との合作もいつくかある。

それも思い出と言えない訳でもないが、好きな人との夏休みの思い出がアイテムの開発だけとは、流石に悲しい。

自分も林間合宿に行けたら…。そう思っていると、誰かがラボに入ってきた。

 

 

 

オールマイト「やぁメリッサ!今日も頑張っているみたいだね!」

 

メリッサ「マイトおじさま!と貴方は…」

 

ネズ「ネズミか犬か熊なのか…その答えは校長さ!」

 

メリッサ「こ、校長!二人揃って一体どうしたんでか?」

 

 

 

自分が何かした覚えはない。オールマイトは、親戚のおじさん的な存在であるが、根津は校長だ。

メリッサは少し緊張していた。すると、もう一人、見覚えのある人物がラボに入ってきた。

 

 

 

アイザワ「明日から行われる林間合宿についてらしい」

 

メリッサ「貴方は確か、相澤先生?でしたよね?」

 

オールマイト「おお、相澤くん。いきなり呼び出して申し訳ない」

 

アイザワ「いえ、特に何もする事なかったので大丈夫ですよ」

 

ネヅ「それでメリッサ君。さっき相澤くんが言っていた通り、林間合宿についての話さ」

 

 

 

林間合宿、その単語を聞いてもメリッサはなぜ自分に話があるのか分からなかった。

それどころかその事で悩んでいたので、メリッサには疑問しかなかった。

 

 

 

ネヅ「君はすでに日本の企業から誘いを受けている。アメリカでの成績にも目を通したが、素晴らしいの一言だ。そして僕から一つ提案があるんだ」

 

メリッサ「提案、ですか」

 

ネヅ「あぁ、君も是非、林間合宿に同行してみないか?と言う話さ!」

 

メリッサ「わ、私がですか!?」

 

 

 

メリッサは驚きを隠せない。今の今までどうやってでも出久に同行したいと考えていたのだ。

それがまさか学校側から提案してくるとは思ってもみなかった。

 

 

 

ネヅ「そうさ。オールマイトは承諾してくれた。あとは君と相澤君の承諾だけなのさ!」

 

アイザワ「どう言った理由なのか、それを聞かない限り返事はできません」

 

ネヅ「それもそうだね。いつくか理由はあるが、主な理由は、メリッサ君の能力の高さ。そしてヴィラン連合出現さ」

 

メリッサ「ヴィラン連合?」

 

オールマイト「メリッサは知らなかったな。ここ最近動き始めたヴィランの集団だ。これまでに3度ほど、雄英に接触している」

 

 

 

1度目は雄英のセキュリティである「雄英バリア」を破壊。敷地内にマスメディアを侵入させた。

 

2度目はUSJ襲撃。この時にヴィラン連合の存在、リーダーである死柄木 弔、ワープの個性を持っている黒霧、個性の複数持ちでオールマイトを追い詰めた脳無の存在を確認。

 

そして3度目は、デパートに一人でいた緑谷少年との接触。この時、緑谷少年はデパートに来ている人々を人質に取られながらも、冷静さを保ち、誰一人犠牲者共に負傷者を出さなかった。

 

 

 

 

ネヅ「彼らは犯行の回数を重ねる毎に、計画性、実用性、そして自分達が何をしたいのかと言うヴィジョンを確かなものにし始めている。そんな彼らに直接対抗できるのは警察とヒーローだ。しかし、そんな警察とヒーローを支えるのは君達サポーターなのさ。その存在はこのヒーロー社会において必要不可欠な物。己の個性だけで活躍しているヒーローはオールマイトだけと言っても過言じゃないほどにね」

 

メリッサ「は、はぁ…」

 

ネヅ「そこでだ。サポート科でアンケートを取り、A組、B組で一人ずつ林間合宿に同行してもらいたい。しかし君はどうしても参加して欲しくてね。こうして直接話をさせもらっているのさ」

 

オールマイト「ちなみに今回の林間合宿に、私は同行できない。私がいるとどうしても目立ってしまい、ヴィランに林間合宿の行き先を特定されてしまう危険があるからね」

 

ネヅ「メリッサくん、相澤くんもどうだい?」

 

アイザワ「なるほど、分りました。メリッサの合宿同行に賛成します」

 

メリッサ「わ、私も!是非合宿に参加させてください!」

 

 

 

その一言に根津とオールマイトは安心した様な顔を見せた。

 

 

 

オールマイト「それは良かった。私は行けないがメリッサ、頑張るんだぞ?」

 

メリッサ「はい!マイトおじさま!」

 

ネヅ「それじゃ相澤くんにメリッサくん、書いてもらいたい書類があるから一緒に来てくれるかな?」

 

アイザワ「分かりました」

 

メリッサ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メリッサ「って言う事があったの!!もうびっくりしちゃった!ん?どうしたのデクくん?」

 

イズク「い、いえ…。なんかいきなりの事すぎて」

 

 

 

 

メリッサはあの後、簡単な書類を記入に帰宅した。そして真っ先に、出迎えてくれた出久に林間合宿に同行する事を伝えたのだ。

すると当たり前の事なのだが、出久は驚きすぎてに声も出なかった。

そんな出久に、メリッサはさっきから気になっている事を尋ねる。

 

 

 

メリッサ「ねえデクくん。今日おじさまから聞いたんだけど、ヴィラン連合と戦ったって本当?」

 

イズク「あ、はい。救命訓令の時にワープの個性で襲撃されたんですけど、オールマイトが撃退してくれました」

 

メリッサ「それに、一人の時に襲われたって」

 

イズク「僕一人の時は襲われたって言うより、脅されたって言う感じですけどね」

 

メリッサ「それに、周りにいた人を人質にされたって聞いたよ?」

 

イズク「あの時は密かに接触してきて、周りの人には気づかれてませんでしたし、僕が余計な事をしなければ、向こうも事を荒立てる気も無かったみたいだし大丈夫ですよ」

 

 

 

本人はそう言うが、自分の命を握られる中、周りにいる大勢の一般人が人質に取られる。

そんな状況になって冷静でいられる者は、大人でもそうは居ないだろう。

しかし出久は16歳と言う若さで周りの安全を第一とし、出久以外の被害者はゼロ。出久自身もかすり傷一つ負わないという偉業を成した。

 

 

それにUSJの時も、蛙吹を殺しそうとし、脳無との戦闘で限界を迎えたオールマイトを殺しそうとした死柄木 弔を止めたのも出久だ。

オールマイトの事は、個性の事を公にしていない為、周りの生徒は知らないがこれは紛れもない事実である。

 

 

 

メリッサ「相澤先生からも、デク君が個性を制御できる様になったのが最近の事だって聞いた。発動する度に体も壊れるって。そしてデク君がそれでも躊躇いもなく個性を使う事も。できる様になってからも危ない事件に巻き込まれている事も」

 

イズク「相沢先生が、ですか」

 

 

 

 

メリッサはただ心配だった。自分の知らない所で出久が傷つくのが。

出久はオールマイトに憧れている。そんなオールマイトの言葉を出久は忘れていない。

ヒーローとは何か、それは

 

 

(考えるより、先に体が動いていた)

 

(キレイ事?上等さ!命を賭してキレイ事実践するお仕事だ!)

 

(余計なお世話ってのは、ヒーローの本質でもある)

 

 

出久はこの言葉を忘れず、オールマイトの在り方を忘れず、ヒーローの在り方を忘れずに生きてきた。

そんな出久がどうしようもなく心配なのだ。

 

 

 

 

メリッサ「デク君は本当に凄いよ。それに強いと思う。でも、デク君が傷ついちゃう事で悲しむ人がいる事を忘れないでほしいな」

 

イズク「メリッサさん…、ありがとうございます」

 

 

 

出久は他の人と違い、自分の身を第一に考えると言う事が、時を重ねる毎に少なくなっているのだ。

それを相澤の話から感じ取ったメリッサは、出久に分かってもらいたかった。

これは出久の事を思っての事であり、メリッサの我が儘でもある。

 

 

 

メリッサ「うん!分かれば宜しい!でも、デク君ならきっと無茶しちゃうからなぁ〜」

 

イズク「し、しませんよ。余程の事がない限りは…」

 

メリッサ「だ・か・ら!それが心配なの!まったくもう、デク君はトラブルに巻き込まれやすいんだよ?本当に分かってる?」

 

イズク「ぅ…」

 

 

 

本当は出久だけではなく、雄英1年A組がトラブルに巻き込まれやすいのだが、今のメリッサには出久の事しか頭にない。

しかし、メリッサの言う事も最もであるが故に、出久はぐうの音も出ない。

 

そんな出久を慰めるかの様にメリッサは

 

 

 

メリッサ「でも大丈夫だよ。デク君には私が付いてる。サポートアイテムを作る以外にできる事は少ないけど、私がデク君をヒーローにしてあげるから。だから、一緒に頑張ろうね!」

 

 

 

出久はメリッサの笑顔を見て、返事をする事をすら忘れてしまっていた。

それ程メリッサの笑顔は魅力的だったのだ。そんな出久をメリッサは不思議そうに見てた。

しかし、出久とメリッサは気づいていなかった。

 

 

 

特別な笑顔を自分が向けている事を。

 

 

 

その笑顔が自分以外に、向けられる事の無いモノだという事を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして落としてから慰めるというメリッサの戦略を

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。