メリッサ・シールドのヒーローアカデミア 【台本式Ver】 作:へたくそ
学校のグラウンドに爆豪以外のみんながジャージ姿で集合していた。
イイダ「今日は体力面における強化を図ろうと思う!時間は17時まで!しっかり励んで行こう!」
イズク「飯田君、今回もフルスロットル!」
メリッサ「飯田君っていつもあんな感じなの?」
ウララカ「そうですよ!いつも全力全開って感じです!」
飯田がいつも通りに腕をブンブン振りながら皆んなを誘導していた。
最初は何をするのか話し合った結果、400メートル走、持久走、最後に1vs1での対人戦となった。
各項目で順位を付けようと言う話になった。
ミネタ「よし上鳴!ここで上位に食い込むぞ!!」
カミナリ「おうともよ!そうなればメリッサさんも俺たちの事を…」
そんな事を考えてる二人を見て八百万、耳郎たちがゴミを見るような見ていた。
出久たちはそれを苦笑いしながら見ていた。メリッサは賑やかだねとポジティブに考えていた。
メリッサ「そういえばデク君、今回の訓練で何かコスチュームで改善して欲しい事あったら言って?もしかしたら何とか出来るかもしれないから!」
イズク「本当ですか!?ありがとうございます!そういえばこの前のフルガントレットも凄かったです!本当に助かりまりました!」
メリッサ「そう言ってもらえて嬉しい!実はフルガントレットの改良版を制作してるの!出来たらまたデク君に使ってもらおうと思ってね」
そんな二人を見ていた周りは前と違う雰囲気の二人に多少の違和感を覚えていた。
でもあの戦いを一緒に乗り越えた二人だ、それに出久の性格も考えて、あまり深くは考えなかった。
確かに出久の意識は大方皆んなが思ってる通りで間違いない。
しかしメリッサは違う。
それはメリッサ自身も自覚済なのでまだ隠し通せているが、それもいつまで続くのかも時間の問題だ。
メリッサも自重しようとしてはいるがヒーローの卵の、しかもオールマイトとUAの生徒と言う事でどうしても話が盛り上がってしまう。
当然好きな人との話が盛り上がるのは嬉しいモノだ。それ故他の人と話すと起きよりもメリッサのエンジンのかかり方は半端ではない。
上鳴と峰田は別だが…。特に峰田は物凄い形相で目から血の涙を流しながら出久を睨んでいた。
キリシマ「なぁ、早く訓練始めようぜ!時間がもったいねえ!」
イイダ「それもそうだな。それじゃ皆んな、最初の400メートル走は最初の5組は3人ずつ、最後の1組は5人で行こう!順番はクジで決める!尚、ルールは他人の妨害などは禁止だ!あくまでも400メートル走の勝負だ!」
全員「「「了解!!」」」
返事をすると各自準備体操を始めた。それをメリッサは真剣に見ている。
それに気付いた出久は以前にIアイランドで個性を制限してる事を一目で見抜かれた事を思い出した。
彼女の目は確かなモノだ。個性や身体能力の分析、そしてコスチュームやサポートアイテムのレベルの高さ。
更にオールマイトのフルパワー、即ちワンフォーオール100%の力に3回も耐えれるというフルガントレット。あれは驚異的な性能だった。
あれがなければI アイランドの戦いはいくらオールマイトがいたとしても負けていただろう。
そしてそれを作り出した本人がUAの生徒になり、ヒーロー科に協力してくれる。これほど頼もしいことはない。
出久は何だか無性に嬉しくなった。オールマイトとは違う、一人で平和の象徴になることはできない。
しかし皆んなが力を合わせて平和の象徴になっていく。互いが互いを支え合っていく未来のイメージが出久の中で広がっていた。
そんな事を考えていると無意識にニヤついていて、メリッサがそれに気付いた。
メリッサ「どうしたの?デク君」
イズク「いえ、これから先皆んなで力を合わせてこの平和な世の中を守っていく事を想像したら何だか嬉しくて」
メリッサ「そうね、皆んなでこの社会を守っていけたら凄い事だと思う。私もそうして出来たらいいな」
イズク「出来ますよ!メリッサさんだって僕のことを助けてくれましたから!」
メリッサ「ありがとうデク君!よし!これから頑張るぞ!うん!」
メリッサ先ほどよりも更に張り切った様子で皆んなの事を熱心に観察し始めた。
それに気付いた一部を除いた男子は何を勘違いしたの腕立てをしたり、決めポーズをしたりと意味不明な行動をし始めた。
飯田と切島は「皆があんなにも張り切っている!俺も負けてはいられない!」や、「おお!暑いぜお前たち!!俺も負けてねえぜええ!」など違った意味不明な行動を始めかなりカオスな状況になりつつあった。
イイダ「そ…それでは…、これから400メートル走を…始める…。順番は…これからクジで…決め…る…」
ヤオモモ「大丈夫ですの?少し休んでからの方じゃ…」
キリシマ「いいや…そんなの…男じゃねえ…」
いやそれは関係ないだろと女子と一部の男子は思ったが誰も口に出さなかった。
トドロキ「いや、それは関係ねえだろ」
前言撤回、この男はどこか外れていることを忘れてはいけない。皆んなが喉まで出かかった言葉を真顔で言ってしまったため、何ともいえない雰囲気になった。しかもこんな雰囲気にさせた当の本人はそれに気付いていない。
イズク「い、飯田君の言った通り、やろうか!」
ヤオモモ「そうですわね、時間も限られていますし」
アスイ「ケロケロ。負けないわよ、皆んな」
ウララカ「うちも!前とは違うってところ見せたるで!」
メリッサ「みんな頑張って!応援してるわ!」
これから男子はメリッサにいい所を見せるため、女子はメリッサと仲良くなるための訓練が始まった。
イイダ「くじを引いた結果このような順番になった!」
一走目 蛙吹 梅雨&尾白 猿夫&瀬呂 範太
二走目 青山 優雅&口田 甲司&耳郎 響香
三走目 芦戸 三奈&障子 目蔵&麗日 お茶子
四走目 上鳴 電気&砂糖 力動&常闇 踏陰
五走目 葉隠 透&峰田 実&八百万 百
六走目 飯田 天哉&緑谷 出久&爆豪 勝己&切島 鋭児郎&轟 焦凍
カミナリ「これはまた凄い事になったな…。最後に固まり過ぎだろ」
ヤオモモ「これは楽しみですね」
イイダ「よし!それじゃ早速始めよう!」
一走目から五走目までが終わった。皆は上手く個性を使い400mを走り切った。
特に芦戸、瀬呂、峰田などいった機動力に直接影響の出る個性のものはかなりのタイムを切った。
イイダ「うむ!やはり皆んな凄いな。俺も負けてはいられん!さぁ!これで最後だ!」
キリシマ「うおおお!燃えるぜ!!!」
トドロキ「やるか」
バクゴウ「てめえらぶっ殺す!」
イズク(皆やっぱり気合入ってるな。それにやっぱり個性の使い方も上手い、それだけ長い間使って来たから身体に馴染んで自由に使えるんだ。僕も負けてられない!)
出久は改めて自分のスタートが遅いかを確認すると気合を入れ直してレーンに付き、スタートの準備をする。
メリッサもそんな出久をじっと見つめる。普段の出久ならそれに気付いて緊張するだろうが、今はかなり集中しているためメリッサの視線に続いていない。
ヤオモモ「それでは、いきますわよ!」
八百万がスターターピストルを打つ。それと同時に4人は個性を発動させるが切島の個性は硬化、この勝負には一番不利。なので個性を発動させないで自力で走る。しかし飯田はエンジン、爆豪は爆発で機動力にはかなり有利な個性。轟も半冷半燃の半冷の個性を使って氷を作り出しその上を滑って機動力に活かす。
出久もワンフォーオール、フルカウルを発動させ地面を蹴る。
5人は凄いスピードでゴールに向かう。
当然ながら切島は少し遅れているが、「気合だああああ!」っと言いながら死に物狂いで疾走していた。
しかし切島はどんどん距離を離されていく。今は出久、爆豪、飯田、轟のデッドヒートなっている。
メリッサ「皆すごい、派手に見える個性だけどコントロールは繊細。あんな強力な個性だと真っ直ぐ進むことも難しいはずなのに少しもブレていない」
メリッサは冷静に観察、分析している。それ故みんなの個性のコントロールのレベルの高さに驚いていた。
I アイランドの時はゆっくり見ている暇はなかったが改めて見ると流石UAと言えるだろう。
関心しているとメリッサはある事に気がついた。爆豪が徐々に前に出始めてきたのだ。
そこでメリッサは爆豪がロースターターである事に気がついた。このままでは爆豪が一位になってしまう。
メリッサ(デク君、頑張って)
メリッサはいつの間にか観察よりも出久の応援をしていた。
負けて欲しくない、勝って欲しい。メリッサ真剣に出久を見つめて「頑張れ」と小さく呟く。
そんな時出久も爆豪のスピードアップに気が付き何としても追い抜こうとする。
そんな二人に気づいた飯田と轟もスピードを上げる。しかし出久と爆豪の二人が先頭に出た。
飯田と轟との距離が離されていく。出久と爆豪の一騎討ち、二人もお互いが一位になるためにどんどんスピード上げいく。爆豪は本来の調子を出し、出久は知らず知らずの内にワンフォーオールの出力を7%まで上げていた。
二人のデッドヒートをメリッサはゴールで待つ。
バクゴウ「くそおお!俺の前に出るんじゃねえクソナードオオオオ!」
イズク「君には負けないよ!かっちゃん!!」
最後の5メートル地点で爆豪は飛び切りの爆発を、出久は力の限り地面を蹴る。
二人はゴールテープに手を伸ばす。その瞬間、爆豪と出久がスローモーションに見えた。
そして、ゴールテープを掴む瞬間、あまりの勢いで地面に衝突、土煙が立った。
その土煙で二人が見えない。
どっちだ?どっちが先にゴールした?
メリッサの鼓動が早くなる。鼓動の音がうるさく感じる。その内土煙が晴れて来た。
そして出久と爆豪の姿が見えて来た、そしてゴールテープを掴んだ手を高らかに上げていたのは
「取ったあああああああ!!!!」
出久だった。
クラスのみんなが「うおおおおおお!!」と盛り上がっている中、爆豪は物凄い形相で「クソが!!クソが!」と爆破をつかいながら地面にぶつけていた。
そして出久が立ち上がるとメリッサが出久の方に向かって走って行き、出久に抱きついた。
メリッサ「おめでとうデク君!!」
イズク「うわ!ちょっ、ちょっとメリッサさん!?」
メリッサが突然抱き着いてきたので上手く受け止められず二人一緒に倒れた。
出久はメリッサに飛びつかれた事と、それを皆んなに見られていると言う事で恥ずかしくなり顔が真っ赤になる。
しかしメリッサはいつも出久が勝った事に興奮していて、見られている事も、今の状況も分かっていない。
メリッサ「すごいよデク君!さっきのパワー少し上がってなかった!?これにコスチューム改良すればきっと安定してパワーも出せるよ!どんなのは良い!?フルガントレットみたいな見た目がいい?それとももっとかっこよくする!?」
イズク「メリッサさん落ち着いて!みんなも見てますから!」
メリッサ「え?みんな、が?……あ」
メリッサは出久に言われて自分がどう言う状況か気づいて顔が徐々に真っ赤になっていく。
それを見ていたクラスメイト、特に女子は興味津々で二人のことを見ていた。
それも合間ってかメリッサの頭からボンッと音を立てながら煙を出しながら「フニャ〜」と言いながら倒れていった。
イズク「メリッサさん!?しっかりしてください!メリッサさん!!??」
完全に気絶していた。このまま放っておくのも心配なので誰かに見てもらおうと思い出久が麗日達に頼もうとすると
ヤオモモ「それでは緑谷さん!メリッサさんの事お願いしますわ!私たちは引き続き訓練を続けていますので」
ジロウ「そうだね!放っておくのも可哀想だからな!頼むよ緑谷!」
ウララカ「デク君がメリッサさんと一番仲がいいから!がんば!デク君!」
イズク「え!?僕ですか!?何で!?てか麗日さん最後の何!?」
出久は男子である自分より女子である麗日達の方が適任であると考えていたのだが、女子たちの方から言ってくるとは思わなかった。
考えていると男子を味方につける、主に飯田を味方につける事を思い付いた。飯田なら「女子の介護は女子に任せる方が適任だ、男子に任せるのは不健全だ!」と言いそうだ。うん、これならいける!と思いすぐ実行に移す。
イズク「い、飯田君!流石に僕が介護するのは流石にまずいね!?ね!?」
イイダ「うむ…、俺は緑谷君なら任せても大丈夫だと思っているぞ!君は十分に信用に足ると思っている!」
ここでまさかの裏切り。ついに出久の逃げ道が無くなった。
もう逃げれなくなった出久は諦めメリッサの介護をする事にした。
流石にこのまま寝かせるのも首を悪くするかもしれないので枕になる物を探したが、ほぼ手ブラで来ているため何もない。
皆も同じように枕になるような物を持って来ていない為、仕方なく膝枕をする事にした。
出久は心の中でメリッサに謝りながら、それと顔を赤くしながら頭を乗せた。
皆はそれを温かい目で見守りながら訓練を再開した。
結局出久は最初の400mだけして他はメリッサの介護(膝枕)をして終わった。
その間、皆はメリッサと出久の仲は何か特別なモノだと感じていた。
今はこの作品と同時進行で波動ねじれのヒーローアカデミアを書いています
ぜひ読んでみてください