士道「オレん家のフロ事情だ。だから、絶対に女は入らないでくれ」   作:世界の破壊者Lostblankシドー

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男がオトコ(人魚)と暮らすのはつらいよ

拝啓、お母様・お父様・琴里

暖かな春が迎え

私、皆様のお陰さまで元気に一人で暮らしていただいてます

うちに旅立ってから早1ヶ月

私、は...

 

「......はぁ....」

 

深い溜め息を吐いて

書いた紙をグシャグシャに丸めてゴミ箱に放り投げた士道

机の上にもう二枚の紙を見つめていた

 

維持費である

 

士道一人で暮らしていたときは

まだ、お金が足りていた時は良かったが

居候の若狭が来てから

 

はずか1ヶ月で

張られる額がギリギリだった

 

特に士道が頭を抱え込ませたのは

水道代とガス・電気代

だった

以前の請求書の紙と現在の請求書の紙を比べて

士道の肩は落としてしまう形だった

 

『追い焚きします』

 

「.....(...イラッ)」

 

お風呂場で聞こえた機械の音

自分がやってるのであればいいが

この何度も同じ追い焚きしてるやつは

 

真の確信犯

若狭

であった。

 

「あぁ~極楽極楽」

 

「そんなにお熱いお湯がいいならもっと熱くしてやろうか....?」

 

「....?...しっ士道...?」

 

彼の後ろに

『ゴゴゴゴゴゴゴ』っと擬音が見えるかのように

とても鋭い目で見つめていた

 

「どうしたのその顔....なんか怖いけど....?」

 

「若狭くん君はこの1ヶ月そのボタン1日何回押している?」

 

「えっ...え~っと5回程度かな?」

 

「5回...?」

 

「えっなっ何!?」

 

「次に質問に入るこの1ヶ月体を洗う日、1日何回体を洗ってる?」

 

「ん~~5回程度?」

 

「.....はぁ~....」

 

士道の心は今でもどんよりする気持ちになりそうだった

彼が使う水、ガスがどのくらいで士道の貯金が奪われるのか

知った。

 

そして、士道は思った

(こいつ、恩を返すどころか家の家賃を食い殺す貧乏神じゃねぇのか?)

 

もしこの人魚が女性でも言えたのか

この人魚に人間社会ってことは教えても直せるのかどうか

なんとなく彼をじっと見つめていた

そんな彼は

おどおどしていた

このまま口に出さないでいたら彼も可哀想だと思ったか

口に出さないといけないかもしれないと思ったかわからないが

若狭に言ってみた

 

「若狭、協力してほしい。」

 

「ん?ほんとにどうしたの士道?」

 

「今、お前が使かってる水道とガスが俺がまだ浅いうちに暮らした倍に上がってしまったからお前には悪いかも知れないがこの家のために力を貸してくれないか!?」

 

「えぇ~」

 

「このまま、そうしていくとハンバーグからおからハンバーグに変わりおからハンバーグから豆腐で作っt「どんな指示でも従います!士道隊長!」...うむ。解ればよろしいよ若狭くん。」

 

それから士道は

エコ(・・)になると言われる行動をとった

1L(リットル)のペットボトルに水を入れてお風呂場の中に入れた

だが、しかし

「うーん....士道ぉ~なんかこれ狭苦しいよ」

若狭の呟きをとりあえず受け止めるが

次の段階に入った

続いては

お風呂場のお湯を逃がさないように蓋を持ってきた

「見てみて!生首!」

「尾ひれが出てるぞ」

「あっ、あれアヒルちゃんはアヒルちゃんどこぉ~ウワッ!中が狭いよぉ~」

「はぁ...(これもダメかいや、そもそも若狭にまず我慢をすることを教えなければ始まらないのだろう)」

今まで、五河家の家族たちの力で育った士道は

一人で生活を始めて

まだ、間もない

いきなり金銭感覚が乱れたあと、住む家(五河家)にまたお世話になったら

そんな考えがどこか出てきた

 

「それより、士道お風呂入りなよ」

 

「.....そうだな」

 

「大丈夫、多少温くても私行けるよ二人で入ればお湯も少なくすむしこれでバッチリ節約出来るね

 

しばらくして士道は若狭と一緒に湯に浸かって一息ついた

 

「はぁぁ~」

 

「私がこの家に居候したせいで今、君が困ってることを気づいてやれなくてすまない」

 

「なんだよ、急に改まって」

 

「そっ、それは!君が節約するのにいろんな必勝法を探したりしていたとき、私はただ...君がそんな提案に動いたにも関わらず駄々をごねたり...私だけ楽に過ごしていたせいで君が辛くなってるように見えてしまって...!」

 

「.....(もしかしたら俺は、若狭に辛くあたったのかもしれない。節約節約と頭が一杯になっていつの間にかあいつの過ごしていた風呂場(オレん家だけど)を邪魔していたのかもしれない...」

 

どこか気づかないうちに辛く押し付けていたのかもしれないそんな考えが浮かんだ士道

 

「だから、だから...そのハンバーグにおからは入れなくてもいいんじゃないかな肉とかいいよね肉の方がいいよな肉は美味しいし肉..「若狭、今日の節約ごっこは終わりだ。」...えっ?本当!?」

 

「これからは俺、バイト増やすから帰り遅くなるから。」

 

「そんな!?士道だけ辛い思いをさせられないよ!?」

 

「別に辛くh、「いいんだ!私もつれていきたまえ!見せ物小屋に頑張るから頑張るから!」

 

「見せ物小屋...あんたは家にいてくれ」

 




「ねぇ士道これとかどうかな?」

「修理費を入れると...」

「...あっテレビ!テレビいいなぁ見てみたいなぁ~」

「テレビかぁ...」
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