名探偵コナン&金田一少年の事件簿の犯人たちの事件簿 作:三柱 努
今日の事件は2つの事件。コナンの出番は強制排除。
たった一つの真実隠す。見た目は平気、胸はドキドキ。その名は犯人!
僕は田所俊哉。人気ホラー作家の虎倉大介先生のところで書生をしながら、ゴーストライターをしているんだ。
だけど今回、事件簿はしないよ。
何故かって? 動機が重すぎるからさ。
虎倉は僕を長く利用し続けるために、妹の治療を故意に長引かせていた。
そのせいで妹は長く苦しんだ末に死んでいった。
妹の死は1年も隠されて、その間僕は仇のためにゴーストライター生活を、希望をいだいたまま呑気に送っていたんだ。
もうさ、イジれないくらい酷い邪悪でしょ。
というわけで、今回は動機をイジれる事件と犯人を用意しておきました。
ネットでもよく話題に上る【酷い動機の犯人】として、“ハンガー”や“義経になりたい”に並んでいないけれど、よくよく考えたら酷い動機と酷い殺し方。そして被害の大きさがデカイ事件。
ハニーカクテル殺人事件の犯人・相原信吾さんです。どうぞ!
「??? ちょっと待ってくれ。動機をイジってもいい犯人? 私が?」
もちろんです。あなたの動機は酷い。たしか、命の恩人なのに働きバチのように働かされたんでしたね?
「ああ、その通りだ」
世間の大人は働きバチのように働きます。
「・・・いや、それはそうだが」
まさかですが、命の恩人はその時点で人生楽勝ルートになるべきだと、そう考えているんですか?
「いや。いやいやいや。そこまでは言っていない。そもそもあの女は私と約束したんだ。リゾート施設の支配人にしてやると。だがそれは嘘だったんだ!」
あなたが支配人の器じゃなかっただけの話じゃないんですか?
考えてみてくださいよ。約束が嘘だからって我慢できない短気な人を、何百人もの雇用を生み出すリゾート施設の支配人にしますか? あなたの性格なんてバレていたんですよ。
「いやだが・・・そもそもキミ、あの女が酷い女じゃなかったと断言できるのか? 何の証拠があってあの女を擁護するんだ?」
簡単な話ですよ。あなたは別荘の管理人を任されていたことを不満にしていましたが、そこまでこき使われてはいなかったはずです。
「別荘の管理人だぞ? 辛い仕事だぞ? 事件の日だって、毛利探偵をもてなす料理を作ったり大変だったんだ!」
私も管理人みたいなものでした。しかもゴーストライターの仕事も兼任です。あなたの仕事の大変さくらい推測できますが、殺したくなるくらい大変だとは思いません。
毛利さんをもてなすのだって、あなた一人で全部やったとは思えない。
「何の証拠があって、そんなことを?」
毛利さんに出したイモリ酒とハチ酒がありましたね? 町長さんがとっておきだと言っていたもの。
あなたの犯行途中に、町長さんが台所から持っていった。
「それがどうした?」
町長さん、その2本を迷いなく棚から取り出していました。何処にしまってあるのか最初から知っていたのでしょう?
つまり町長も毛利探偵のおもてなしのために別荘に手伝いに来てくれていた証拠です。全てを1人に押し付けられたわけじゃない。
「ぐっ・・・」
そもそもあなたの殺害方法は酷い。殺された社長さんがトラウマにしている蜂を襲わせて。
一思いに殺すならまだしも、逃げている間の恐怖と崖の下に落下している間の恐怖。計り知れないほど酷い話です。
「ぐっ・・・」
ということで、私が選ぶ【歴代最悪の動機の犯人】として、アナタを告発したいと思います。
「・・・いや、お前だって酷いトリックを使っているぞ」
何ですか?
「お前の事件、被害者の妻が容疑者として疑われていたじゃないか。聞けば奥さんだって可哀想な境遇だったそうだな。そんな彼女に疑いがかかるトリックを仕掛けたキミだって酷い犯人だぞ!」
誰かを下ろせば自分が上がるとでも思っているんですか?
なら言いますよ。あなたの起こした事件でリゾート施設の話が頓挫しました。
つまり、何百人もの人に迷惑をかけ、何百億円もの損害を発生させているんです。
あなた一人が怒りを我慢すればよかった話を、そこまでの被害を考えずに短絡的に犯行に及んだ。
これを責めずして何を責めるというのですか!
「ぐっ・・・だぁ・・・」
グゥの音も出ないようですね。
ですがこの事件、事件簿としてネタにするには1つだけ、たった1つだけ弱い点があるんです。
「それは?」
Youtubeの無料公開が終わっているんです。私の事件もあなたの事件も。
投稿時期が悪いんです。2021年最初の投稿で、この弱さはデカイということです。
いかがでしたでしょうか?
ハニーカクテル殺人事件。
ええ。いつもの事件簿とスタンスが違いすぎて、ネタ切れ感が半端ないですね。
仕方ありません。なんせ、なぞなぞやクイズを解くのがメインの事件だと、事件簿しにくいので。
某・ひまわりの人じゃないですが、そろそろ終わりでもいいんじゃないですか?