名探偵コナン&金田一少年の事件簿の犯人たちの事件簿 作:三柱 努
今日の事件はみんなのトラウマ。蘭が死体に慣れる前。
たった一つの真実隠す。見た目は平気、胸はドキドキ。その名は犯人!
オッス、オラ落合。
米花美術館の館長でおなじみ、御年は分かんねぇけど大ベテランだ。
この美術館は今年で50周年になるんだけどよぉ、今のオーナーの真中が約束破って美術館を取り壊して、ホテルにするって言ってんだ。
ぶっ殺すぞ
しかも職員の窪田が美術品を隠れて売り捌いているんだ。
オラが我が子みてぇに大事にしてる美術品をだぞ。
ぶっ殺すぞ・・・じゃなくて、オーナー殺しの罪を着せっぞ
っつうわけで、真中オーナーを仕留めて窪田に罪を着せるトリックに入るわけだ。
正義の騎士が悪魔を封じ込めた様子を描いた絵画「天罰」に見立てて、甲冑を着こんで剣でぶっ殺す。
天罰じゃなくて魔封波じゃねぇのかって? 剣じゃなくて電子ジャーじゃねぇのかって?
ちょっと何言ってんのかオラ分かんねぇな。
ちなみに今回、甲冑着てカメラには正体隠してっけどよぉ、オーナーにはオラが犯行現場に呼び出した犯人だってバレてんだ。
でも大丈夫だ。
ぶっ殺す前にオーナーにはあえてメモを見せんだよ。しかもそのそばにインクの切れたボールペンを置いてやんだ。
そこにオラ直々に「そこに犯人の名前が書かれてっぞ」って教えてやんだ。でもよぉ、メモには「クボタ」って書いておくんだ。
そうすっと、オーナーはメモの字を消そうとするよな? これ、カメラには字を書いているように見えんだ。
これでオーナーがダイイングメッセージとして、窪田の野郎の名前を書いた映像がカメラに残るっつうわけだ。
ちなみに夜に甲冑着て動く練習してたんだけども、警備員に見つかっちまって騒ぎになっちまった。
ま いいか!
っつうわけで本番だ。
犯行時間に窪田に仕事を任せて、オラは地獄の間のカメラの前に甲冑を着て待機。
オーナーが来たら
うりゃあ!
オーナーにダイイングメッセージタイムを用意して、もう一回
うりゃあ!
そしてあとはオーナーを壁に突き刺す・・・
みんなも気付いたと思うんだけんどよぉ。
真中オーナー、太ってんだ。だいたい100kg以上はあるよな。
そのオーナーを突き刺す剣は本物だ。しかも硬ぇ壁を貫かなきゃなんねぇ。
それを、オーナーより遥かに年上のオラが、左腕だけで掴み上げて、右腕だけで正確に刺し貫くっつうダイナミックな殺害方法・・・
ああ、オラも心配だ。
甲冑がぶっ壊れちまうんじゃないかってな。
いくらレプリカでも丈夫だからって、普通のトリックよりか負担がデケェんだ今回のトリック。
甲冑よ、もってくれよ! 3倍(の負担のトリック)だぁ!
よし、ぶっ殺したぞ
あとは窪田のロッカーに甲冑を隠して、ボールペンをすり替えて、死体が発見されて、警察が監視カメラを確認して(なんか眼鏡の子供もいっけど、これ教育上大丈夫かぁ? オラ心配だぞ)、オーナーの手に握られたメモで窪田に容疑がかかって、窪田のロッカーから甲冑が発見される。
全部オラの計画通りだな。
そして窪田が警察署に連行され・・・
「う~、漏れちゃうよぉ!」
急に眼鏡の子供が騒ぎ出したぞ。トイレに行きてぇみてぇだな。
オラにトイレの場所を聞いてきたから説明したけんど、子供だから言われただけじゃ分からねぇってよ。地図を描いてくれってせがまれちまった。
しょうがねぇなぁ・・・
!?
「どうしたのおじさん? どうして書かないの? あ、そっかぁ。おじさん書く前からそのボールペンが書けないの知ってたんだ。でも変だよねぇ。書けないとわかってるボールペンを何で持ってたの?」
この子供の適格性がスパーキングした指摘をきっかけに、咲き乱れる警官や探偵の推理の数々。
こうして・・・謎は全て解かれちまった
負けちまったけどよぉ、こんな推理力の強ぇヤツらが町にいると思うと、オラわくわくすっぞ!
次も絶対見てくれよな
【次回予告】
オッス、オラ宇田川克己。横領を下村に告発されそうだぞ。
こうなったら、着ぐるみに入ってるところをぶっ刺してやるしかねぇ!
次回、犯人たちの事件簿
『米花ポン出血大サービス』
なにぃ~!? このみっともない格好をしたバカモノを、とっとと連行しろ!
※次回の予告ではありません