御門先生と一般男性が恋愛を始めたようです   作:ヘル・レーベンシュタイン

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お久しぶりです。この小説を少しずつお気に入りに登録してくれる人が増えていて、とても嬉しいです。
とても励みになるので、頑張って更新のペースを上げて行こうと思います。
今回は早速ですが御門先生とデートを始めるという話になります。



第二話 デート

 

御門涼子の自宅にて。

 

「ええー、ボーイフレンドができたんですか!?」

「そうよ、今日はその人とお出かけする予定なの。」

 

彼女の助手であるお静(本名:村雨静)は驚きのあまり声をあげた。シャワーを浴び終え、体を拭いている御門は体を拭きながらそう答えた。そして近くで話を聞いていた同居人であるティアーユも感嘆の声をあげる。

 

「凄いわねその人も....最近では女性に声をかけるって簡単にできることじゃないでしょうし。けど、ミカドはとても綺麗だし本当だったらそういう人1人はいてもおかしくなかったわよね....」

「あら、それはティアーユだって言えることでしょ。まあお互い、研究に夢中でそういうことに気を向ける余裕がなかったんでしょけどね。」

「あ、あははは....それで、どんな人なの?」

「そうですね、どんな殿方なのか気になります。」

 

ティアーユとお静は彼女の相手である男性へと興味を示した。特にお静は強く興味を持っているようで、目を輝かして聞いてくる。

一方で御門は困ったように言葉を返す。

 

「そんな期待を込めた顔で見られたら困るわよ....確かに顔は整ってるけど清潔感のある人だけど、テレビで出るほどの美形な人ではないわ。一般的な社会人の男性よ。」

「そ、そうなのですね....それでもやはり、どんな殿方か見てみたいですね。」

「それはまた後々ね、まずはもう少しお互いの時間を深めてからよ。」

 

そう言いながら御門は着替えを終えた。普段着ている服とは違った、白いTシャツとピンクのスカートという清楚な雰囲気のある服を着ている。

それをみてティアーユは驚いた声をあげる。

 

「ミカド、そんな感じの服持っていたのね...」

「あら、私が着てると違和感あるかしら?」

「いいえ、普段と違うミカドの雰囲気が出てとても良いわ!」

「はい、普段と違った先生もとても素敵です!」

「ふふ、ありがとう....自信が付いたわ。」

 

微笑みながら御門はそう返し、ブーツを靴の中へと入れていく。少しずつ高鳴る心臓の鼓動、身体中に巡る緊張の波動がより鼓動を早くする。だけどそれは決して不快ではなく、むしろ好奇心が高まっていくのを彼女は実感している。

 

「それじゃあ行ってくるわ。夕方ごろには帰ってくるから。」

「はい、行ってらっしゃいませ!」

「楽しんでいってね、ミカド。」

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わって街中、藤田は駅前の場所で待っていた。時間は午後の13時前、10分前に待ち合わせ場所についており、缶コーヒーを飲みながら彼女が到着するのを待っていた。

 

(女性とショッピングは初めてだなぁ....あーやばい、緊張してきた。心臓がドクンドクンとうるせぇ、どうにかならないかなぁこれ。)

 

緊張のあまり早鳴りする心臓を抑えようとコーヒーを再び飲むが、それでもやはり治らない。やむを得ず、コンビニで漫画でも立ち読みしようとしたその時だった。

 

「ごめんなさい藤田さん、先に着いていた様ね。」

「あ、御門さん。俺も今来たばかりだから....」

 

 

背後から駆け足気味でこちらへと来ていた。即座に方向を変えて彼女へと向き合う。

服装を見てみると、前のようにピンクと黒のミニスカートではなく、白のTシャツに青色の膝丈ほどのスカートだった。前よりも色気はあまり感じないものの、元々の特徴的な体がより主張されていて、龍弥的にはこれはこれで色気を感じさせる。

 

「それじゃあそろそろ行きましょうか。何処に行こうかしら?」

「えっと、定番だけど近くデパートにでも....」

「えて、了解したわ。」

 

そう行って近くのデパートへと指を指して向かおうとした。同様に御門もその方向へと体を向けるが、同時に龍弥の手を握った。

 

「え、御門さん!?」

「あら、ボーイフレンドとのデートと言ったらこれが定番でしょ?」

「確かにそうだけど....」

「ふふ、私こういうのにも憧れていたのよね。さあ、行きましょうか。」

「は、はぁ.....まあ良いか。」

 

龍弥は言いつつも、反面内心では『いや良くねぇよ!』と自分自身にツッコミを入れてしまう。ただでさえ普段の生活で女性との密着は皆無なのでこのような形での肌の密着も当然未経験である。そのためより緊張が加速してしまう。加えて.....

 

(うわぁやっぱ見てるよ視線が刺さる....やっぱこういうの精神的に堪えるなぁ。)

 

周囲にいる男性の視線が龍弥達へと向けられ、それが龍弥にとってとてつもなく大きなプレッシャーになるが....

 

「〜♪」

(....けど、御門さんがこんなに良い笑顔をしてるんだ、こんなプレッシャーなんかに負けられねぇな。)

 

と、気持ちを改めて周りの空気に負けじと心を強く持つ。更にネガティブな気持ちを一掃しそうと一歩大きく踏み出す。

 

「御門さんって甘いもの好きかな?」

「甘いもの....ええ、食べられるわよ。」

「御門さん、イオンについたらランチを食べようか。デザートは俺が奢りで問題ないよ。」

「あら、良いの?気持ちは嬉しいけど、なんだか悪いわ....」

「大丈夫、御門さんと一緒に食事ができるだけでも俺は嬉しいから。」

「そ、そう....なら、そうね。今回はそのご好意に甘えさせてもらうわ。」

(よし、よく言った俺!)

 

龍弥は内心ガッツポーズをした。少々強引にだが、食事に誘うことで少しでもお互いの距離を近くすることにした。了承を得たことで安心し、緊張も少しほぐすかとができた。

 

 

 

 

 

数分後、2人は近くのデパートへと入って中のフードコートで昼食をとることにした。

 

「ありがとう藤田さん、ご馳走になったわ。」

「いやいや、御門さんが満足ならなによりだよ。」

 

食後、2人はケーキとコーヒーのセットを食べていた。龍弥はケーキを食べている彼女に見惚れてしまう。

 

(御門さん、ケーキ食べてる時とても良い笑顔を浮かべていたなぁ。やっぱ女性って甘いものが好きなのかな?)

「そうだ、食事が終わったあとゲームセンターに寄ってみない?」

「ゲ、ゲームセンターに!?」

 

御門の提案に龍弥は驚いてしまう。あまりにも彼女のイメージとはかけ離れていた場所なので、訪れた居場所として提案することは全く考えられなかった。

 

「ええ、一度も行ったことがない場所だから興味あるのよね。」

「は、はぁ....なるほど、行ったことないのか。ちなみに、何かやりたいゲームとかは?」

「そうね、やはり定番のクレーンゲームはやりたいわね。あとはレースゲームや、コインゲームとかも....」

「コ、コインゲームも!?あれは子供向けがほとんどだと思うけど....」

 

などど、2人は他愛をない会話をしながら食事の会計を済ませ、ゲームコーナーへと向かっていった。

 

 




今回はここまでです。次回もまたデートのお話なのでお楽しみに。
近々主人公のプロフィールも公開して行こうと思います。
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