御門先生と一般男性が恋愛を始めたようです   作:ヘル・レーベンシュタイン

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今回は御門先生がお返しをする話です。また、ちょっとしたおまけもあるのでどうぞお楽しみください。


第六話 お返し

告白を受けてから一週間ほど経った。

ある日、俺は昼食を済ませてベッドに横たわり、天井を見上げる。そして御門さんにキスされた頬を触れてなぞる。あの時感じた感触が脳裏に今も尚、焼き付いていた。思い出すだけで心臓の鼓動が早くなってしまう。

 

「恋人、かぁ.....」

 

腕で目を覆いながら照れ臭さを感じた。当然嬉しいし頑張って声を掛けた甲斐があった思えた。しかし一方で新たな悩みも一つあり、それで頭を悩ませていた。それは、あの日以降特に大きな進展が全くないことだ。

 

「お互い仕事で忙しいのは無理はないかもしれないが、俺も特にパッとしたようなイベントが思いつかないんだよなぁ....何をしたらいいのやら。」

 

もちろん今まで通り、一緒に色々な場所に回って遊ぶのも大いに良いことだろう。しかし何度も同じことばかりでは飽きてしまうことも充分に考えられる。だからこそ、何か特別なことをしたい....と考えていた時だった。急にケータイのバイブが鳴っていた。

 

「あ、御門さんからだ....はい、もしもし?」

「藤田くん、御門ですけど....今日の午後、時間あるかしら?」

「午後?特に問題はないけど....」

「良かったらウチに来ないかしら?この前雨宿りさせてもらったお返しとして、お食事でも振る舞おうと思って....」

「え、本当に!?嬉しいな....もちろん行かせてもらいます。」

 

まさか御門さんから自宅へのお誘いだけでなく、食事まで振る舞われるなんて思ってもいなかった。当然、それを承諾する以外の選択なんて思ってもみなかった。

 

「ありがとう、嬉しいわ。あ、あと私の友人も一緒にいるので、その時に貴方のことを紹介したいのだけど....」

「もちろん、問題ないよ。」

 

そのくらいのことはすでに覚悟はしていた。恋人として関係を続けていく以上、彼女の知人達との顔合わせは避けられない。正直見知らぬ誰かと顔を合わせて会話することは少し苦手だが、ここは男のとして覚悟しないといけないだろう。

 

「了解したわ、じゃあ夕方くらいに迎えにいくわ。」

「わかった、じゃあ待ち合わせ場所は....」

 

そう言って俺たちは待ち合わせ場所を決めて、電話を切った。そして俺は起き上がっていつも通りの生活をしつつ御門さんとの待ち合わせの準備を始めたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夕方頃、俺は待ち合わせ場所で御門さんと合流した。彼女の服装は良く見る白衣と胸元が開いたピンクの服だった。

 

「こんばんは御門さん、もしかして今日は仕事だった。」

「ええ、休みの日になると診察に来るお客さんが多くてね。けど、今日の仕事は全部終わらせてきたわ。」

「そうか....この時間までやってるってなると凄い数の宇宙人が来てるんだね。」

「そういうことよ。」

 

御門さんがそう肯定している様子から、明らかに数多くの宇宙人が近所にいることが察しられる。もしかしたら俺が今まで見てきた人たちの中にも、宇宙人が化けていたのではないかと思えた。

 

(案外顔見知りな人が実は宇宙人だったなんてことが....)

「あ、着いたわ。」

 

御門さんの視線の先には、古風な雰囲気のある大きな洋風の屋敷があった。どうやらここが彼女の自宅のようだ。

 

「驚いた....てっきり高級な一軒家なのかと」

「ふふ、予想とは違ってた?」

 

御門さんはそう微笑みながら言い、扉を開けた。中も同様に少々古い雰囲気はあるが、綺麗な雰囲気を感じる。そして僅かにだが病院でも良く感じる薬品の匂いも感じた。

 

「前にも話したけど、私は学校の保険医と同時に宇宙人の専門医もやっているの。だからここで診察も行っているわ。」

「なるほどな....なんとなく病院っぽい雰囲気も感じるわけだ。」

 

そう感心しながら御門さんの後をついていくと、大きな広間へと誘導された。

そこには女性が3人いた。パッとみた感じ、大人が1人、そしてまだ学生と思われる少女が2人いた。全員とても容姿が綺麗で少し驚いてしまう。

 

「みんな、こちらが最近知り合った藤田龍弥さんよ。」

「どうも初めまして、御門さんとお付き合いさせて頂いている藤田龍弥と申します。今日は、よろしくお願いします。」

 

御門さんに紹介されると、全員の視線が集まって俺は思わず緊張してしまう。そしてなんとか最低限の自己紹介をしたものの、なんだか会社の面接みたいな挨拶をしてしまう。なんだか場違いな挨拶をしてしまった気分になる。

さりげなく横目で御門さんの顔を見てみると、少し呆れつつ笑っていた。緊張していたのが明らかにバレているので更に恥ずかしくなってしまった。と、そう思っていた時だった。

 

「は、はじめまして!私は御門先生の助手を務めさせて頂いてるお静です!こ、こちらこそよろしくお願いします!」

 

黒髪の少女が俺以上に更にガチガチな挨拶をしてきた。どうやら彼女の名前はお静で、御門さんの助手のようだ。みた感じまだ学生だのに医者の助手をしているんだなぁ、と感心した。

 

「お、お静ちゃん....そんなガチガチにならないでも。あ、私はティアーユと申します。ミカドとは学生時代からの付き合いで、彼女と同じ学校の副担任をしています。」

 

そしてお静ちゃんの隣にいる眼鏡をつけた金髪の美女は、どうやら御門さんとは長い付き合いのようだ。更にパッとスタイルも御門さんと同様にかなりグラマラスのようだ。

加えて御門さんと同じ学校の副担任をしているらしい。そこにいる男子生徒は結構幸せな思いをしているのではないのだろうかと思ってしまった。

そう考えていると、今度はティアーユさんと容姿がよく似ている少女が俺に向かって声を掛けてきた。ただ、妙にその視線がかなり厳しく見えるのは気のせいだろうか。

 

「どうも、藤田龍弥。私の事はヤミとお呼びください。」

「あ、どうも....」

「私はドクターミカドにはよくお世話になっています。だから、もし彼女にハレンチなことをしたら容赦はしませんのでその事はしっかりと覚えておくように....」

「か、髪が刃物に!?」

 

ヤミという少女の髪が急に鋭利に変化し、明らかに刃物になっていた。明らかな敵意に俺は思わず後退りする。

 

「だ、だめよヤミちゃんお客さんを脅したりなんてしたら!」

「そうよ、今日はあくまで食事に来ただけなんだから。それに、前にも話した通りこの人はそういう事はしない人なんだから、そこは信頼して欲しいわ。」

「....良いでしょう、前科がないのなら一応信用します。」

 

ティアーユさんと御門さんの説得でどうにかヤミという子の敵意が収まった。俺は安堵しつつも、僅かでも下心を見せれば彼女に始末されてしまう可能性があると感じた。

しかし、あの様子を見るに彼女も宇宙人なのだろうか。あの髪の変形は明らかに人間のものではない。更に御門さんも特に驚いた様子もないので見慣れた光景なのがなんとなく読み取れた。俺も御門さんとの関係を続けるのならば、こういった光景にも慣れないといけないかもしれない。

 

(ただ、やっぱ怖いから慣れるのには時間がかかりそうだな....)

「さて、自己紹介も済んだようだしそろそろ食事を始めましょうか。私は準備してくるから、待っててね。」

「あ、じゃあ私も手伝うわ!」

 

御門さんとティアーユさんはそう言ってこの場を後にした。準備ということはまだ食事まで時間がかかるかもしれない。

 

(なら、あの2人から御門さんのことを聞いてみるのも良いかもしれないな。)

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ 主人公のプロフィール

 

名前:藤田 龍弥(ふじた りゅうや)

イメージcv:小西克幸

性別:男

年齢:20代前半

血液型:A型

身長:178cm

体重:62kg

趣味:読書(漫画、小説がメイン。どちらもフィクションを中心に選んで読んでいる)

ゲーム(ADV、格闘、RPG)

職業:会社員

好きな食べ物:寿司(特にウニが好き)

髪型:黒のパーマ(戦神館シリーズの大杉栄光が黒髪になったイメージ)

 




おまけのプロフィールは、もっと必要な情報があれば追加して更新していきたいと思います。
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