やっぱりせつ菜ちゃんが大好きを追いかける姿は…見てて胸を打たれるシーンが多かったです。
自分は夢を追いかけて志半ばで断念したので…せつ菜ちゃんにはこれからも大好きを追いかけ続けて欲しいと思います。
ここで一句
せつ菜しか
せつ菜ちゃんしか
勝たんのだ
NEXT Rainbow!!始まります
【後日】
「失礼するよ、栞子」
栞子「…皆さんお揃いで…今日はどのような要件ですか?」
「決まってるだろ?…スクールアイドルフェスティバルの事について…だ」
栞子「またですか…」
「どうしても会場として使いたいからな…今一度検討してもらえねぇか?」
ドカッと生徒会長の椅子に座り窓の外を見る栞子に問い質す。
栞子「その件については許可できないと何度も言いましたが」
「…あの時は、な…まぁ…策もなしにやりたいって言ってたから栞子が無理って言うのは当たり前だよな…でも、Aqoursやμ'sのみんなと話しててもそう思ったよ」
栞子「…でしたら、学園を使うのは諦めてください
どんなに素晴らしい理念の元開催されるイベントであろうと…他の生徒や部に迷惑がかかる以上──────────」
「ほい、他の部や同好会からの賛同してくれる署名」
生徒会長の机の上に何束もまとめられた資料を置く。
栞子「えっ……???
…全ての、ですか…っ?」
ニヤッとする俺の後ろから愛の声が続いた。
愛「それと、これも見て」
栞子「…………これは…」
愛「スクールアイドルフェスティバルに賛同してくれた…虹ヶ咲学園外の皆の署名!♪」
「虹ヶ咲学園の9割…プラス、学園外からの署名も多数…ってところだ」
しずく「峻さんを筆頭に…お願いして回った結果です」
栞子「こんな短期間で…これだけの支持を…」
「その代わり、寝不足だけどな…ふぁ…ぁ」
栞子「…あなたが…旗振り役を…つくづく、生徒会に欲しい人材です…」
璃奈「あのっ…学園…使ってもいい…?…璃奈ちゃんボード…''じーっ''」
栞子「…あなた方の熱意を見誤ってました…これは、見直さなければいけませんね」
エマ「それじゃあ…っ!」
栞子「勘違いしないでください?
あなた方の熱意と成果を認めるという意味です
学園を会場に使うという嘆願については認められません」
彼方「ここまで頑張っても…ダメなの~…?」
栞子「交渉能力は高く評価します。
ですが、運営に必要なスキルは別物なんです…あなた方だけでは立ち行かなくなりますよ」
栞子「…失敗すると分かってることを…生徒会長として後押しするのは出来かねます」
かすみ「ふっふっふ~……しお子…今運営って言ったよね~…?
かすみん達…ちゃーんと対策してるんだよ~…?♪」
栞子「…………え?」
歩夢「μ'sやAqoursのみんなの力も借りて、運営計画書を作ってみたの。
こっちも確認して?」
栞子「…拝見します」
差し出された資料を受け取る栞子。
…その顔は…まさか…といった困惑の眼差しだった。
内容を確認してる間も俺は説明を続けた。
「校内のどこで何をするか…動線について…必要な運営人員や緊急時の対応方法…過去の同規模のイベントはどうだったか…その辺をまとめた資料さ
…あ、警備とかその辺は流石の一般生徒じゃ分からないから教えてよ?」
栞子「なるほど…美術部、演劇部が施行を担当…
放送部、軽音部、吹奏楽部が音響まわり…料理部とライフデザイン学科が飲食…そして他の学校からも手助けがあるとなると…
各部にとっては合同練習や対外試合みたいなもの…」
栞子「…各委員会や部活を話し合いで説得した…というより…引き込んだ…という事、ですか」
エマ「そうじゃないよ、栞子ちゃん」
せつ菜「全員自発的に申し出てくれたんです!」
愛「そうそうっ、みんな楽しい事やるなら混ぜて~っ、って…ね?♪」
「あぁ、みんな楽しいことは好きだからな」
果林「補足だけど…次のページには…ライフデザイン学科以外の学科の子も有志で集まってるわよ?」
栞子「……こんなに……大勢の生徒が…」
「これだけの人達がスクールアイドルフェスティバルのためにって思ってくれてるってことさ…例えるなら…スクールアイドルフェスティバルは…ニジガクの生徒みんなの夢…かな?」
栞子「…ニジガクの生徒たちみんなの、夢…?」
「あぁ、だからこそ…虹ヶ咲学園でスクールアイドルフェスティバルを開催したい」
栞子「…………………………」
…一瞬、ため息をしたのは…俺の聞き間違いか?
「どう思ってるか…聞かせてくれ、栞子」
栞子「この計画表はとてもよく出来ています
あなた方の…いえ、虹ヶ咲学園の生徒たちの本気さも伺えます」
璃奈「じゃあ…っ!」
栞子「ですが…私は認める訳にはいかないのです!」
愛「もーっ…何が足りないの~!?
しおってぃーがウンって言ってくれるまで諦めないからさ!!」
しずく「そうですね、足りない部分は埋めます」
栞子「たとえ、運営計画がどんなに完璧に見えても…
それは机上の空論でしかありません
実際、その通りに進むことなどありません…」
「…なるほど、イレギュラーは付き物だと?」
栞子「例えば、イベントを開催するにあたって…必要な当日のボランティアの数…」
「…前回…は、1000人だな」
栞子「はい、そう書いてありますが…1000人なんて、どう集めるんですか?」
果林「どうって…この学園の1学年くらいの人数でしょ?」
…え、そんなに居たのか…この学園。
かすみ「スクールアイドルが好きな人って考えたら…余裕で集まるんじゃない?♪」
栞子「でしたら、はっきりさせましょう…期日までに1000人、集められたら私も腹を括ります。
全面的な協力をお約束致します」
彼方「えっ、本当に!?」
栞子「しかし、もし出来なかったら…スクールアイドルフェスティバルを諦めてもらいます…この条件、飲みますか?」
「………………………」
栞子「それは出来ない、なんて言いませんよね?」
「…………はっ……とことん盛り上げさせてくれるじゃねぇか
たかだか1000人…余裕で集めてやるよ」
エマ「そうだね、私も峻くんを信じてるよ」
せつ菜「私もです!…私たちの…自慢の部長ですから!」
栞子「…約束、しましたからね?」
「…ああ、約束…しっかりしたからな」
がっちりと、握手をする俺と栞子だった。
────────────────────
【部室】
「…さて、と」
もはや、いつも通りとなってしまったかのように俺はせつ菜の、膝枕の上で休んでいた。
「…ごめんな、せつ菜…なんか啖呵切って疲れちまったわ」
せつ菜「いえっ、私はいつでも大丈夫ですよっ♪」
しずく「でも…どうしましょうか…1000人」
「とりあえずμ'sやAqoursのみんなにもこのことは伝えよう…みんな、もうひと頑張りしてもらうけど…付き合ってくれるよな?」
果林「ええ、もちろんよ」
エマ「ここまで来たんだもの♪」
しずく「どこまでも一緒ですよ!」
歩夢「…うんっ、峻くんと私たちなら…きっとできるよ!♪」
「…ああ…頼もしいよ、みんな…」
こうして、ボランティア集めが始まった…。
……………………………………………始まりと同時に…不穏な空気が近づいて来るのを…誰も、知らなかった…。
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