みんな可愛い!
せつ菜ちゃん…可愛い…もうハグしたい…
ボランティアへの説明会段取りが決まった中…
歩夢は自分の部屋でとある人に電話をかけていた。
歩夢「もしもし、栞子ちゃん?
こんばんは、歩夢です…今、大丈夫ですか?」
…まぁ、峻くんから電話番号聞いたんだけどね。
栞子は帰り道なのかコツコツと靴の音が聞こえてきた。
栞子「こんばんは、歩夢さん…どうしましたか?」
歩夢「えっと、ね………」
栞子「もしかして、また練習メニューの事ですか?
私は専門では無いので…的外れなアドバイスになってしまうので…峻さんに聞いた方が…」
歩夢「あ、ううん…今日はそういうのじゃなくて…もちろん、練習メニューについて相談したい気持ちはあるけど…今日はね…えっとね…」
栞子「……………なるほど、峻さんの事…ですね?」
歩夢「えっ!?…どうして分かったの…!?」
栞子「上原さん…貴方は少々無自覚なところがありますね?
スクールアイドル以外の話題といえは…峻さんの事がほとんどのような気がしますが…」
歩夢「…私って…そんなに峻くんのこと話してた?」
栞子「ええ、本当に仲がいいですね」
歩夢「…えへへ、なんか恥ずかしいな…///」
栞子「さて、ご用件は何でしょうか???
結婚式場探しですか?」
歩夢「ち、違うよぉ!!///」
栞子「すいません、からかってしまいました」
歩夢「し、栞子ちゃんも冗談とか言うんだ…」
栞子「…どこの誰かさんの影響…ですかね」
歩夢「えっ…?」
栞子「なんでもありませんよ…さて、本題は…」
歩夢「…峻くんって…どんな時でも…私たち同好会のメンバーの先頭に立ってくれて…頑張ってくれて…今回も…もちろん頑張ってくれてるんだけど…」
栞子「そうですね、今回…学校説明会でかなり助けられました」
歩夢「だからね、日頃の感謝も込めて…何か贈り物がしたいなって」
栞子「…きっと、喜んでくれますよ」
歩夢「それでね…何にしようか考えてたんだけど…考えがまとまらなくて…
栞子ちゃんにも一緒に考えて欲しくて…」
栞子「上原さんが選ぶものなら、なんでも喜んでくれると思いますが…いいでしょう、私もお世話になりましたし…ご一緒しましょう」
歩夢「やった!
じゃあ、今度のお休みに一緒に買い物に行かない?
もちろん、栞子ちゃんがいつもやってるボランティア活動が無ければだけど…」
栞子「土曜なら空いてますよ、その日で大丈夫ですか?」
歩夢「うん!ありがとう、栞子ちゃん!」
栞子「こちらこそ、峻さんに改めてお礼が言いたかったので…では、土曜に」
歩夢「うんっ、楽しみにしてるね!」
────────────────────────
【同じ時間 峻の部屋】
「……………………………」
カチカチとマウスを動かす…俺が見ていたのはスクールアイドルフェスティバルのホームページ。
(…人数は集まってる…だけど…)
ホームページに寄せられたコメントを見ると…。
【なんだか難しそう…】
【思ってたのと違う…】
【説明会ってどんなのだろ…】
と、消極的なコメントも目立っていた。
「…やる前から見るもんじゃなかったな…段取りも決まったって言うのに…」
ピロリロリン。
「もしもし?」
せつ菜「こんばんは、峻さん!」
「せつ菜…どうしたよ?」
せつ菜「今度の土曜日!一緒にお出かけしませんかっ!?
アニメのコラボカフェがやってまして!!」
「スクールアイドルフェスティバルの説明会準備が…」
せつ菜「お気持ちは分かります…けど、少し羽休めも必要ですよ?
…峻さん、その事になると…周りが見てないので…」
「…うぐ…図星…だな」
せつ菜「ですから、リフレッシュしましょう!」
「わかった…じゃあ、土曜日な?」
せつ菜「はいっ、楽しみにしてますね!♪」
…土曜日…か。
(そういや、ここんとこ出掛けたりしてなかったな…)
1日くらいは…ハメを外しても…大丈夫…かな?
「って!もう結構な時間じゃん!…寝なきゃ…」
灯りを消して布団の中に潜り込む。
(…スクールアイドルフェスティバル…かぁ…)
峻として…目の前でμ'sとAqoursのスクールアイドルフェスティバルっていうステージを見て…悠とは違う環境で…よくここまで来れた…な。
(先行きが見えない不安はあるけど…やるしかないよな…なるようになれ…だな)
そう自分に言い聞かせて…俺は眠りについた。
────────────────────────
【土曜日】
歩夢「あ、栞子ちゃん!…待たせちゃったかな?」
栞子「いえ、まだ待ち合わせ時間前ですよ」
歩夢「…でも…栞子ちゃんはもう居たってことだよね?」
栞子「…だ、誰かとお出かけって…1回くらいしか…ないので…お待たせしては行けないと思い…このような有様に…っ」
歩夢「ええぇっ~!早く着いたなら連絡してよ~っ!」
栞子「…つ、次…ですか…わかりました…」
歩夢「よろしいっ!…って事で、改めてよろしくね?」
栞子「峻さんに感謝してるのは私も同じですから」
歩夢「あのね、あの電話の後…何を選んだらいいのかなって
考えたんだけど…どうしても思い浮かばなくて…」
栞子「とりあえず、お店を見て回りましょう
物を見ればピンと来るものがあるはずですよ」
歩夢「う、うん!そうだよね!」
────────────────────────
【時同じくして…】
せつ菜「ここですよ、峻さん!」
「…一面アニメだな…」
せつ菜「これぞファンなら1度は足を運びたいコラボカフェですよ!」
「…それで…卓上にあるこの飲み物や食べ物は…」
せつ菜「コラボメニューです!特典付きですよ!♪」
「…あはは…胃もたれしそう……それに、この飲み物…ストローが…」
せつ菜「…ひ、ひとつ…だけ…ですね…っ///」
「どうするかはせつ菜に任せるよ~…ん、美味い」
せつ菜「え、ええぇっ!?…峻さんは…どうしたいんですか?///」
「口移しで飲みたい」
せつ菜「も、もうっ!そういうのは…2人きりの時に…ですからね…///」
そう言うと恥ずかしそうにストローに口を付けるせつ菜だった。
────────────────────────
歩夢「あっ、このペアチャーム可愛い!…けど~…栞子ちゃんに付き合ってもらってるのに…ペアじゃ私個人の贈り物になっちゃうね…」
栞子「…本当に峻さんのこと、好きなんですね」
歩夢「え、えええっ!?…ち、違うよぉ!///」
栞子「ふふっ、否定してるところがますます怪しいですよ♪」
歩夢「…栞子ちゃんは…どう、なの…?///」
栞子「…私…ですか……なんと言いますか…調子を狂わされます…あの人には…いつもいつも…でも…居ないと居ないで…落ち着かないと言いますか…///」
歩夢「…ふふっ、栞子ちゃんも同じだ♪
…あっ、似顔絵ってどうかなっ?」
栞子「…同じ…です、か…///
…って、似顔絵…ですか…???」
歩夢「ペンダントも捨て難いなぁ…
峻くん、ペンダントとかすごく似合いそうだし…」
栞子「…一応、補足しておきますが…校則違反…ですよ?」
歩夢「だ、だよね~…んー…没収されたら悲しいし…ダメか…」
栞子「やはりここは…高級海苔かタオルセットがいいかと」
歩夢「…お歳暮?」
栞子「い、言われてみれば…な、なら…健康を気遣って…野菜ジュースの詰め合わせなどは?」
歩夢「あははっ、それも同じだよ~♪」
栞子「…プレゼント選び…こんなに難しいとは…」
栞子「…あっ…閃きました!!
愛用の品など、どうでしょうか?」
歩夢「愛用……あっ、同好会ノート!!!」
栞子「それですよ!いつも同好会の時に、持ってましたよね!」
歩夢「うん…その日の練習でに気になったとことか…その都度細かく書いてくれるんだよね」
栞子「なら、それで────────」
歩夢「だけど…安すぎる…かな…?」
栞子「こういったものは値段よりも気持ち、ですよ
…1ページ目に同好会メンバーから峻さんへメッセージを書いてみたらいかがでしょうか?」
歩夢「あっ…それいい!凄くいいよ!!」
こうして、無事に歩夢と栞子の買い物は終わった。
歩夢「今日はありがとう、栞子ちゃん!」
栞子「お役に立てたのなら何よりです」
歩夢「待ちきれないなぁ…♪」
栞子「スクールアイドルフェスティバル…成功すると、いいですね…」
歩夢「……?………うんっ♪」
どこか意味ありげな表情に一瞬歩夢の顔も不思議そうな表情になったが…いつも通りの笑顔に戻った。
…一方、峻とせつ菜はと言うと…。
せつ菜「うおおおおぉ!!!」
「…な、なんで9種類しか無い特典の狙ってる一種類が出ないんだ…うっぷ」
せつ菜「これも試練ですねっ…!!」
「か、勘弁してくれ~…………………………」
…こっちはもう少し、時間がかかりそう…(?)
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