NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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…20章に関して色々言いたいことはありますが…
NEXT Rainbow!!は今まで通り変わらず行きますよ!

…その前にこっちの問題が…


第111話

「……はい、ええ、はい………」

 

ここ数日、俺の行動はワンパターンになっていた。

片手に手帳を持ち肩で携帯を押えてもう片方の手でペンを走らせる。

 

ここ近辺のスクールアイドル部がある学校に片っ端から電話をし

足りない分のボランティアの人を集めていた。

 

「……はい、失礼します」

結果は………芳しくないが。

 

 

 

 

────────────────────────

 

【部室】

 

果林「…いつになったら戻ってくるのかしら?」

エマ「ちょっと……いや、結構…長い、よね?」

 

せつ菜「説明会の後…一言言い残して部室に戻ってこないなんて…

あんなに大好きだった部活が…」

歩夢「………1000人近い人とプラス出れそうな人に電話してるんだもん

…時間が欲しくてしょうがないんだよ…」

 

かすみ「…今何人くらい連絡取れたんですかね…

きっと……明日は…来てくれます、よね…」

歩夢「…どう、かな…」

 

愛「しゅんしゅんの頑張りに水差すようで言いたくなかったんだけどさ…

それだけの人数に1人で連絡するなんて…やっぱり無茶だよ…」

彼方「彼方ちゃん達にも…なにか出来ないのかな…」

 

璃奈「その方が効率的なのにね…」

歩夢「私も昨日ベランダでそういったんだけどね…''自分に任せて欲しい''って……歩夢達は自分のやるべきことと向き合って、って…」

 

果林「そんな事言われても、あの子のこと気になってそれどころじゃないわよね…」

かすみ「…水くさいですよ…峻先輩…」

歩夢「………うん」

 

せつ菜「頑張ってくれてることに関しては感謝しかありません…

ありません…が…」

果林「もっと頼りにしてくれても良いのに……

私たち、そんなに頼りないかしら…?」

 

しずく「頼って貰えないのは…少し…寂しいですね…」

愛「…ぶっちゃけていいのか分からないけどさ~…

しゅんしゅんが居ないと張り合いないんだよね~…」

 

かすみ「分かります…かすみんも頭なでなでして褒めてもらえなくて…寂しいです…」

エマ「私たちの練習見てくれてる時凄く楽しそうだもんね

その姿見て私達も嬉しくなって…」

 

璃奈「練習…峻さんが居たらあっという間な感じだった…

今すごく…長く感じる…」

 

彼方「彼方ちゃんも心にポカンと穴が空いた感じだよ~…」

愛「少しでいいから顔出してくれると嬉しいんだけどなー…」

 

歩夢「…………………………そう、だね…………」

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

【昼休み】

 

 

 

歩夢「………………はぁ」

栞子「…上原さん?」

 

 

歩夢「……………………………はぁ」

栞子「上原さん!」

 

歩夢「………えっ?……あぁ、栞子ちゃん…」

栞子「一体どうしたのですか…そんな今にも飛び降りそうな顔をして…」

歩夢「………ごめん」

 

栞子「…意気消沈なのは見て取れますが…ボランティアの集まりが悪かったのがそんなにショックでしたか?」

歩夢「……………ううん、違うの」

 

栞子「…?…違うのですか…?」

歩夢「……ごめん、うまく説明できない…」

そう言って手すりに顔を俯かせた歩夢。

栞子も困り果てた顔をしていた。

 

 

栞子「…話、聞きますよ…

上手く言えなくても大丈夫です、思ったことを…言ってくれれば…」

歩夢「…ありがとう、栞子ちゃん」

 

栞子「…少し、場所を変えましょうか」

歩夢「…うん」

 

 

 

 

────────────────────────

 

【屋上】

空は今にも雨が降りそうなくらい暗い雲が広がっていた。

歩夢は説明会の後の同好会の現状と峻のことについて全て話した。

 

栞子「…そんなことになってたのですか」

歩夢「…あの子が…峻くんがあんな風になるの…初めてだから…

どうすればいいのか…分からなくて…」

 

栞子「この前のプレゼントは?」

その質問に歩夢は首を横に振る。

 

歩夢「…まだ、渡せてないの…

説明会の後…お疲れ様会をして…その時にって……でも、あんな状況じゃ渡せないし…部室にも、全然顔出さないし…」

栞子「まずはプレゼントを渡しましょう

あの方は聡明な方なので…今は周りが見えなくなってるだけです

上原さんたちの気持ちを受け取ってくれれば…何が感じてくれるはずです」

 

歩夢「…そう、かな」

栞子「きっとそうです…良ければ、私が場を用意しましょう」

歩夢「そ、そんなっ…迷惑じゃ…」

 

栞子「決して。

むしろ…こうなってしまった原因の一端は私にもあります…やらしてください」

歩夢「…ありがとう、栞子ちゃん」

 

 

 

────────────────────────

 

 

【放課後】

 

 

女生徒「楽しそうだから、もちろん応援はしてるけど…ボランティア活動ってなると…やっぱり…

あ、で、でも!お客さんとしては必ず参加するから!」

「…あぁ、分かった…ありがとうな」

 

会うというところまで漕ぎ着けたが…ご覧の有様である。

(…あって説得したところで…何も変わらないわな…これをあと何回繰り返すんだろ…)

期日までの日数と残り人数を考える度に焦燥感が押寄せる。

その度に見て見ぬふりをして自分を奮い立たせていた。

 

「お客さんとして参加…か…

この言葉、これでもう5件目か…」

ぐっとスマホを握る手に力が入った。

 

「…いや、弱音を吐く暇があるなら頑張るしかねぇよな…次は、っと…」

電話番号を打ち込もうとしていた時だった…。

 

 

穂乃果「あっ!やっぱり居た居た~!」

「穂乃果?…それに、千歌も…」

 

千歌「μ'sのみんなと練習してたんだーっ♪

…って、元気ないよ?…どうしたの?」

「…なんでもない。大丈夫だよ」

 

穂乃果「ねぇねぇ、ちょっとお話できないかな?」

千歌「あ、千歌甘い物食べたーい!」

 

「…悪い、ちょっと手が離せなくて…」

穂乃果「まあまあ」

千歌「いいから、いいから~♪」

 

半ば強引に俺は千歌と穂乃果に喫茶店に連れ込ませた。

 

穂乃果「ごめんね、話は全部聞いてるんだ…ボランティア説明会の事とか」

千歌「こんな形じゃないと…話ができないんじゃないかって…」

「………」

 

 

千歌「ねぇ、千歌達に…手伝えること…ない?」

「…そんな泣きそうな顔するなよ、可愛い顔が台無しだぜ?

気持ちは凄く嬉しい…でも、大丈夫

何とかなりそうだからさ」

 

穂乃果「私たちだって、力になりたいよ…っ!」

「大丈夫、十分力になってるよ

…μ'sのみんなも、Aqoursのみんなも…SNSで呼びかけしてくれてるでしょ?…結構、それを見た人たちからも連絡あるんだ」

 

穂乃果「それならいいけど…顔が暗いから…心配だよ」

「っと…顔に出てたか…総監督が情けないな~…」

あはは、と笑う俺…しかし、電話が鳴った瞬間に顔つきがまた険しくなる。

 

「悪い、ちょっと席を外す」

そう言って俺は机の上に2000円を置いて店を出た。

 

 

 

穂乃果「…峻くん…」

千歌「………なんか…千歌ね…峻くんが…すごく遠い存在になってる気がするの…」

穂乃果「千歌ちゃん…」

千歌「か、考えすぎだよね!あ、あはは…っ!」

 

 

 

 

 

ぐっと、膝の上で拳を握る千歌。

……峻の表情が気になって…頼んだデザートの味はよく分からなかった。

 

 

 




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待ってまーす!

かすみ「あれ、なんか変わりましたね?」
せつ菜「承認欲求ですね!分かります!!!!!」

果林「ちょっと欲張りなんじゃないかしら~?」
「…応えん(ボソッ」
果林「そ、その話はぶり返さなくていいでしょー?!///」

エマ「違うよ、峻くん♪
応暖(おうだん)だよっ♪」
果林「え、エマまで~っ!!//////」
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