NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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密かにアニガサキの10話は侑ちゃん回なのでは?って思ってる自分がいます。


第116話

【朝】

 

 

「…ん、んん…っ」

歩夢「…おはよ♪」

 

目が覚めると…横で歩夢が微笑んでいた。

「…あ、そうか…昨日…」

歩夢「ふふっ、峻くんったら…ずっと抱きしめていたんだよ?♪」

「…恥ずかしいな、なんだか」

歩夢「私は…嬉しかったよ♪

凄く落ち着いたし…よく眠れた、かな…♪」

 

「…朝飯…食べてく?」

歩夢「うんっ♪」

数日前の険悪なムードが嘘のように…俺と歩夢は一緒に朝ごはんを食べた。

 

 

歩夢「…あっ、そうだっ」

「…ん?」

歩夢「…ううん、なんでもないよっ♪」

「…そう、か?

…もうお互い隠し事は…無し、だからな?」

歩夢「えへへ…じゃあ言うねっ…好きっ♪」

「…な、なんだそりゃ…」

歩夢「思ってること言っただけだもん♪」

 

「…あははっ、歩夢らしいや」

歩夢「…やっと笑ってくれた♪」

「えっ…?……あっ…」

歩夢「笑った方が峻くんらしいよ♪」

「…う、うっさい…!」

歩夢「ふふっ、困った顔も可愛いよ♪」

「わ、わかったから…!

ほら、食べて学校行くよ!」

歩夢「はーいっ♪」

 

と言ってるが…ニコニコしてる歩夢を見てると…安心するのは俺も同じだった。

 

 

 

──────────────────────

 

 

 

【通学路】

 

 

かすみ「あっ……せ、先輩!…それに、歩夢先輩も!!」

しずく「しゅ、峻さん~っ!!」

 

「おわっ…あ、危ないよ…しずく…」

愛「やっと登校したと思ったら~…仲良しですな~♪」

歩夢「そ、そんなんじゃないよ!///」

 

菜々(せつ菜)「良かった、いつも通りの2人ですね♪」

「…みんな、朝…部室に少し集まれるかな?」

 

「「「はいっ♪」」」

 

 

 

 

────────────────────────

 

【部室】

 

 

「…ごめん!」

俺は集まってくれた同好会のメンバーに頭を下げた。

 

 

エマ「おかえりなさい、峻くん♪」

彼方「待ってたよ~峻くん~♪」

果林「穴開けた分…しっかり働いてもらうわよ~?」

 

璃奈「居なかった間、寂しかった」

しずく「ようやく部室も賑やかになりますね♪」

かすみ「先輩先輩っ、かすみん達もボランティア集めしてたんですよっ褒めてくださ~い♪」

 

せつ菜「巻き返しはここからですよ!」

「…あぁ、俺には…みんなが居るからな…最後まで出来ることをしよう!」

「「「おーーっ!♪」」」

 

 

 

愛「…ねぇ、峻…ちょっといい?」

「…愛?…あぁ、分かった」

 

俺と愛は部室を抜け出し2人きりになった。

 

 

 

 

 

かすみ「あれ、そういえば歩夢先輩は?」

せつ菜「あぁ…なんか生徒会長のところに行ってくるって言ってましたね?」

果林「生徒会長…?…歩夢がなんで…」

 

彼方「もしかして…期限の引き伸ばしをお願いしに行ったとか~…?」

エマ「もう期限まで…5日しかないもんね…」

しずく「峻さんも…気がついたら…また焦りますかね…」

 

璃奈「…あ、れ…峻さんは?」

同好会のメンバーがキョロキョロ見渡すが既に峻の姿は無かった。

 

 

 

────────────────────────

 

愛「…話があるの」

「…うん」

 

愛「…峻…歩夢以外の人と…喧嘩…した?」

「……」

 

隠す訳にも…いかない、よな。

「…ごめん…あの時は…完全に頭に血が上ってた…」

愛「…そっか」

「…怒らないのか?」

 

愛「正直に話してくれたから…許す

…でも、これだけは約束して…峻が傷つくの…私は見たくない」

「…愛」

 

静かに俺を抱きしめた愛。

愛「峻は私の……ううん、私たちにとって…必要な人、なの…

だから…ずっと居て…」

「…あぁ、ありがとうな…愛」

 

おでことおでこを重ねた俺と愛。

愛「…辛かったんだからね」

「ごめんな、寂しい思いさせて」

 

少し笑いながら…俺は愛のおでこにキスをした。

愛「…こういう時、口にするものじゃないの?///」

「して欲しかったのか?」

愛「…言いたくない…///」

「…そろそろ、戻ろうか?

みんな気がついてる頃だろうし…」

 

愛「…待って!///」

「…愛?」

愛「…っ!///」

 

一思いに唇を合わせた愛。

よろめきながらも何とか受け止めた。

 

愛「…おかえり、しゅんしゅん…っ♪///」

「…あぁ、ただいま…愛」

 

いつも通りの明るい笑顔で話す愛。

それを見て…自分も同好会に戻ってきたんだなと実感した。

 

 

────────────────────────

 

【生徒会室】

 

歩夢「ありがとう、栞子ちゃん」

栞子「いえ、やはりお2人は仲が良いのがお似合いですので」

 

歩夢「…差し出がましいんだけど…もうひとつ…お願いがあるの」

栞子「…それを言いに…こちらに?」

 

その質問に歩夢はこくんと頷いた。

 

歩夢「…私も…私なりに…ボランティアの人たちを集めたいの!

…だから…私1人でライブしたいの!…作詞も作曲も…全部…!」

栞子「…上原さん」

 

歩夢「わかってるの…本当は峻くんにもいって一緒に考えてやった方がいいって……でも、私も…峻くんの役に立てるって証明したいの!」

栞子「…くすっ、分かりました…撮影係ならお手伝いしましょう」

 

歩夢「ホントにっ!?…あ、でも……講堂ってそんな簡単に使えないよね…」

栞子「…あぁ…それなら…ちょうど3日後…講堂の空きがありますが…流しそうめん同好会が使うと申請してきてたのですが…」

歩夢「な、何とかならないかな…っ!?」

 

栞子「…15分で大丈夫ですか?」

歩夢「うん…っ…やってみるよ!」

 

栞子「分かりました。

…ですが…作詞は今からでは…」

歩夢「作詞はできてるよ♪

…ズル休みしてる時に…私が思ったことをそのままフレーズにしてみたの

曲は…Aqoursの梨子ちゃんにお願いしたの」

 

栞子「なるほど。

…3日で準備…出来ますか?」

歩夢「出来るよ…栞子ちゃん…だって、私にはみんながついてるから!♪」

 

 

 

 

 

真っ直ぐ栞子を見た歩夢の目には…決意がみなぎっていた。

 




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