NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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13日の!金曜日!
璃奈ちゃんボード''ババババババババッ''

「…チェーンソーじゃなくて…なんで鉈?」
璃奈「それはね、圭一く…「峻です」


天王寺璃奈 誕生日 特別編!

「おーい、璃奈ちゃんいるか~?」

 

【あ、あれって…】

【スクールアイドル同好会の部長さん…っ?!】

【かっこいい~…】

 

「お、いたいた…って、璃奈ちゃん?」

璃奈ちゃんを見つけて机の前で膝立ちになる。

…しかし、今日の璃奈ちゃんはちょっと違っていた。

 

「…璃奈ちゃん…''ボード''は…?」

璃奈「…ちょっと…挑戦、してる…」

「…挑戦?」

璃奈「…ボード、無くても…皆に、私の思いや感情、伝えたくて…」

 

…なるほど、いつまでもボードに頼らないで…自分の足で一歩踏み出そうと頑張ってるんだな。

「…そっか、なんか出来ることあったら言ってな?」

璃奈「…あり、がとう……峻さん、今日は…なんの、用?」

「あ、そうそう!…これなんだけど…」

 

俺は制服のポケットからチケットを取りだした。

「これさ、ジョイポリスのアトラクションのチケットなんだけど…璃奈ちゃん、一緒に行く?…みんな予定があるらしくてさ」

そのお誘いに璃奈ちゃんはすぐに首を縦に振った。

璃奈「この、アトラクション…行きたかった」

「ホント!?なら決定だなっ!」

 

そう言って俺は璃奈ちゃんの手を取りチケットを大事そうに握り締めさせた。

「待ってるからなっ!」

璃奈「あっ……うん」

若干嬉しそうに教室を後にする峻を見て…璃奈はその姿を目で追っていた。

 

璃奈(峻さん、と…お出かけ…2人でって…初めて、かも…)

ほのかに自分の頬が赤くなってるような気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

【約束の日】

 

「お待たせ、璃奈ちゃ……」

彼女と顔を合わせた時…俺は驚いた。

 

「…璃奈ちゃん、ボードは…?」

璃奈「…峻さんと、2人きりの…時は…本当の、自分…出したい

だから…ボードは…持ってこなかった」

 

変かな…と、璃奈ちゃんは無表情のまま首を傾げた。

「ううん、変じゃないよ…それに璃奈ちゃんの気持ち…凄く嬉しい」

無表情のまま見つめてくる璃奈ちゃんの手を取り…俺は歩き出した。

 

 

「…さっ、今日は思い切り楽しもう!」

璃奈「うん」

 

 

 

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【ジョイポリス】

 

 

「うひゃー…初めて来たけど…すっげー…」

近未来的な作りのテーマパークのようだった、テンション上がるな~…。

 

「璃奈ちゃん、やりたいのある?」

璃奈「…あっ」

目に泊まったのは…VRを使ったシューティングゲームだった。

 

「VR…また、最先端なものを選ぶね~…」

璃奈「初めて、やる…前から…やってみたかった」

「なら、やるしかないね!…えーっとね、ペアで迫り来る…鳥を倒す…って言うんだけど…」

 

璃奈「武器、いっぱいある」

「俺は何にしようかなぁ…」

璃奈「…私、これ」

手に取ったのは…スナイパー…。

「…じゃあ俺はこれかな…なんかかっこいいし」

璃奈「双銃…峻さん、らしい」

「そうかな?…なんかバトル系の物語の主人公になったみたい」

 

璃奈「…このゴーグル、付けるみたい」

「おぉ…本格的なやつ…」

S〇Oみたいなゴーグルを付けると…廃墟みたいなステージが目に広がった。

 

「うおぉ!…リアルだな…」

さっきまで何も無い部屋だったのが…こうもリアルな景色が広がるなんて…。

 

璃奈「峻さん、こっち」

「えっ?!…お、おうっ…璃奈ちゃんか」

見た目は中年のような男性プレイヤーの感じだけど…。

 

「どれどれ…おぉ、自分の手もしっかり映るんだな…」

試しに目の前に立つ璃奈ちゃんの頭を撫でてみた。

璃奈「…ん…敵、来る…」

「えっ?…う、うわっ…!」

 

いくらヴァーチャルとはいえ…鳥が迫り来る姿はさすがに驚く。

「く、うっ…倒してもキリがない…!」

その時、1匹の鳥が俺目掛けて襲ってきた。

 

「あ、ぶっ…!」

その時だった。

 

璃奈「任せて」

璃奈ちゃんがそう言った次の瞬間…襲ってきた鳥は目をバッテン印にしながら…サラサラと消えた。

 

「…り、璃奈ちゃん…」

璃奈「峻さんのことは…私が、守る」

(…普通、それは俺が言うんだけどなぁ~…)

 

 

 

────────────────────────

 

 

【アトラクション終了後】

 

「だあああ…遊んだ遊んだ…」

璃奈「楽しかった」

 

「…璃奈ちゃん、シューティングゲームとか得意なんだね…」

璃奈「ゲームは、得意…それに、峻さんも…敵に襲われる回数多かったのに…ノーダメージなの…すごい」

「…あ、あはは…俺だけ逃げるゲームになっちゃったね…」

 

飲み物飲みながらシューティングゲームの感想を言っていると…

璃奈ちゃんは別の方向を見ていた。

 

「…どうかした?」

璃奈「…あれ、欲しいなって」

「…さっきの敵の鳥?…あはは、プレイしていくうちに愛着湧いた?」

笑いながら質問すると璃奈ちゃんは小さく頷いた。

 

「…じゃあ、記念だし…買ってく?」

璃奈「えっ…でも…」

「いいから、いいから!……確かにこいつ…怖そうな顔してるのに…妙に愛着湧く顔してるな…えい、えい」

璃奈「…ありがとう、その…お詫び…」

「…お詫び?…そんなんいいって…な?」

璃奈「…でも…」

 

「…あ、じゃあ…1個いいかな?」

璃奈「…?」

「璃奈…って、呼んでいいかな?」

璃奈「……そんなことで、いいの?」

「うーん、俺としては結構背伸びしたんだけど…」

璃奈「…うん、いいよ

峻さんにそう呼ばれるの…なんだか、嬉しい」

「そっか、じゃあ…はい!プレゼントだよ璃奈!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳥のぬいぐるみを渡すと…大事そうに抱き抱えた璃奈。

…後日談だけど…璃奈が2人きりの時はボードを付けてないけど…。

無表情なのに表情が分かるようになったのは…俺の気の所為、だろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

璃奈「……♪」

「ん……今、少しはにかんだ?」

璃奈「そんなこと、ない」

「…そう、か」

璃奈(…ありがとう、峻さん…♪)




ぶっちゃけて言うと素顔の璃奈ちゃんの方が好きです


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