なったらゲッタンします(違う)
栞子『ア、アリバイなんて…答える義務はありません!
私はやってないのですから…!』
上手く言えたのか、かすみのほうを見て笑顔でOKサインをした栞子。
その様子を見たかすみも、うんうんと頷いていた。
かすみ『…えーっと…かすみんだって、やってませんよ~っ!
穂乃果先輩を襲う理由なんてないですもん!』
花陽『そ、それは~…どう、かな~っ?
しずくちゃんが言う通り、動機は些細な事…かも、しれないよー?』
かすみ『そ、そんなこと言うなら、かよ子だってそうでしょ~っ!』
凛「かよちんは違うよー!!」
かすみ『ど、どうしてー、そう言いきれるのさー!?』
問い詰められた凛は花陽に抱きついた。
凛「こんっなに可愛い、かよちんがそんな悪い事するはずがないにゃ!」
花陽「…凛ちゃん~♪」
かすみ「いや、そんなの理由にならないでしょ!
…と言うか、可愛いのが理由になるなら…
ハイパーエクセレントギャラクティカエボリューション可愛いかすみんが犯人なんて、もっと有り得ない~!」
愛「確かに~…かすかすに完全犯罪は…ねぇ?」
かすみ「愛先輩!アドリブ多すぎ!…と言うか、かすみん!!」
『…全くもう…そういう愛先輩が犯人なんじゃ…!?』
愛「おっと、愛さんを疑うのは無理があるかな~?
愛さん、ことりちゃんの悲鳴聞くまで…歩夢とせっつーと一緒に居た、し……ね?」
歩夢「そうだよっ!愛ちゃんはずっと一緒に居た!
だから………だから、愛ちゃんは犯人じゃない!」
せつ菜「ええ、それは私も保証します!」
しずく「なら、かすみさん、璃奈さん、栞子さん…そして、私
ニジガクの一年部屋でずっと居ましたから…白ですね」
璃奈「うん、かすみちゃんの自慢話、聞いていた」
かすみ「り~~な~~子~~!!」
喧騒の中…マグカップを持った果林が部屋に入った。
果林「…終わったかしら~?」
絵里「ありがとう、果林…まだしばらくかかるかしら…ね…」
果林「峻が居たら…直ぐにこの場も収まるのにね…」
絵里「そうね、ことりも別の部屋に行っちゃったし…それに、真面目だった栞子まで…ああなるなんて…」
彼方「…まぁ、本気でやれば…茶番も楽しいってことだよ~」
真姫「でも、にこちゃんたちの演技…もう少し、どうにかならないかしら?
…聞いてるこっちが…恥ずかしいんだけど…」
希「まあまあ…暖かく見守ろう?」
彼方「それにしても…穂乃果ちゃん、あの格好のまま…だよね?
毛布とか…かけた方がいいのかなぁ…?」
海未「お心遣い…ありがとうございます…ですが、穂乃果はあのままで…」
そう言って海未は穂乃果の顔にティッシュを1枚置いた。
真姫「…ま、まぁ…寂しくなって起き上がってくるわよ」
果林「さすが、μ'sの絆ね…よく分かってるのね、穂乃果ちゃんの事」
────────────────────────
愛『…とりあえず、一旦冷静になろう?
…疑心暗鬼になるのは…良くないよ』
栞子『そうですね
みんなで相手の事を疑いだして孤立でもしたら…それこそいい標的になりそうですね…』
凛『標的って…凛たち、また誰かに殺されちゃうの…!?
…いやぁー!』
エマ「お、落ち着いて凛ちゃん!
みんなで気をつけてれば…きっと大丈夫だよ!」
しずく『いいえ、そう言う油断が隙を生むんです
今晩のうちは…誰であれ…被害に遭う可能性があると考えた方がいいと思います…
敵は…私たちを生かしておかないでしょう…』
せつ菜「…しずくさんの言う通りですね…
クローズドサークルだなんて…
連続殺人事件の定番シチュエーションですから…」
花陽「…クローズドサークル…?」
せつ菜「孤島や吹雪が吹く山荘のように外部との連絡や行き来が遮断された状況を指す言葉です」
花陽「そうなんだ、教えてくれてありがとうっ」
愛『第二、第三の殺人が行われるかもしれないから…
全員一箇所に固まってる方が安全かもね…』
かすみ『どうしてですかー、殺人犯がいるかもしれないんですよ?
危ないじゃないですかー』
しずく『それを逆手に取るんだよ、かすみさん
みんなでいたら…犯人も行動しにくい…という事…』
璃奈『お互い、監視し合えば…安心』
歩夢「…そんな…みんな仲間なのに…監視なんて…」
栞子『言葉だけ聞くと抵抗はありますが…今取れる最大の安全策…でしょう』
愛『…思ったんだけどさ、アリバイを証明し合うのは…意味、無くない?』
しずく『…どうしてでしょう?
無実を訴えるにはアリバイを証明するのが一番だと思いますが…』
愛『…怖がらせるつもりは無いんだけど…さ…犯人が単独犯…じゃない可能性は?』
せつ菜「…えっ…」
愛『複数犯の可能性もある…そうなれば口裏を合わせる事も…だよ』
エマ「えぇっ…複数犯…っ!?」
愛『可能性は…ゼロじゃない…ってことだよ
まぁ、そもそも…犯人がこの中にいるって決めつけるもの良くないけど』
璃奈『どの可能性も…まだ、消えてない…』
にこ『………………………………』
凛「にこちゃん?さっきっから黙ってるけど…どうしたの?」
にこ『…ふっ…本当に、犯人なんかいるのかしら…ね?』
花陽『…どういうこと?』
にこ『つまり…生きた人間の仕業とは限らないじゃないか…ってこと…』
「「「…………え?」」」
にこ『さっき話してたでしょ?…この島で亡くなった…』
穂乃果「ぎぃぃぃやぁああああああ!!」
にこ「へぇ、えええええっ!!!?!?!?
…な、なによ穂乃果~!!!」
歩夢&せつ菜&エマ「ほ、穂乃果ちゃん!?(さん!?)」
にこ「ほ~の~か~!!!
まだ、早いわよ~っ!!」
穂乃果「そ、それどころじゃないだよ~!!」
にこ「なんなのよ~!!??」
その時、バンっと扉が開かれた。
「「「「………!!??」」」」
ことり「ふ…ふふっ……ことりが…みんなを…守らないと…
じゃないと…みんな…みんなが……!!!!!
あはははははははは!!!」
何故か手には…大きなナイフを持っていた。
せつ菜「目の焦点が合ってませんよ…!?」
海未「…ことり…っ!?」
ことり「…あれ?…もうドッキリ終わっちゃった?」
しかし、次の瞬間にはいつものことりに戻っていた。
にこ「…へ?」
ことり「えへへ~…驚かせようと思って…♪」
穂乃果「…あ、ああぁ…」
真姫「やっと終わった…長かっわたわね…この茶番…」
花陽「大丈夫、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「…あ、あぁ…ゾンビーー!!??」
穂乃果が窓を指を指すと…
そこには…血しぶきと…手形が…くっきりと付いていた。
「「「……………………きゃーーーーーーーー!!!」」」
まだまだ…祟りの夜は…続きそうだ…。
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