「…なぁ~」
エマ「…ん?」
「いいのか、こんなのんびりな感じで」
エマ「いいの~♪
それに、私はこうしてるの…楽しいよ?♪」
「ならいいけどさ…」
今、俺はエマの部屋で…ぬいぐるみのように抱きつかれてる。
お茶をしに来たのだが…エマが落ち着くとのことで暫くこんな状態が続いている。
エマ「はぁ~、スイスの弟たちを思い出す~…♪」
「…そんなに年近かったっけ?」
エマ「ううん、全然だよ?
まだまだ小さくて…日本で言うなら小学三年生くらいかな?」
「…俺とエマは一学年しか違わないんだけどなあ…」
エマ「それでも私にとっては峻くんも弟だも~ん♪」
…頼むエマ…それ以上の密着は…体に毒だ…。
テレビ【蜜です!!!】
エマ「ひゃぁっ!?…あっ、て、テレビか~…」
「犯人が使った凶器は…はちみつだったのか…」
いや、どんなサスペンスだよ。
エマ「せっかく峻くん独り占め出来てるんだし…テレビ、いらないよね?」
「だな、消して大丈夫だ」
テレビの音が無くなると…部屋の中はシーンと静かになった。
エマ「…えへへ♪」
「ん?」
エマ「ううん、なんでもないの♪
…でも、何だか…嬉しくって…♪」
「変なエマ」
エマ「だってだって!峻くんの事をね!
ぎゅってすると皆こうなるんだよ!?」
「…そ、そうなの?」
エマ「彼方ちゃんや歩夢ちゃんが言ってたもん!」
…知らぬところで…全く…。
「エマにはもっと相応しい人が出来るよ」
エマ「む~…なんかそれはそれで…嫌かも」
「…えぇ…?」
その時、エマの携帯から着信音が鳴った。
「んげっ!?」
エマ「あっ、そうだった…スイスの家族と電話する約束だった…」
「忘れるなよ…」
エマ「そうだっ、峻くんも出よ!♪」
「えっ、ちょ!?」
答えを聞く前にエマは電話を繋いだ。
…抱きついたこの状態のまま。
【…!!??】
「い、いや、そりゃそうなるよ!…御家族、固まってるって!」
エマ「Mom, diese Person hat es schon einmal gesagt, es ist schwer.
(お母さんこの人が前に言ってた峻くんだよ)」
…しまった、ドイツ語か…分からないな…勉強しないと。
とりあえずエマの母親?に頭を下げた。
そして、エマに耳打ちする。
「…え、エマ…これは一体…っ?」
エマ「ふふっ、今なら…良い、かなって…♪」
…良い?
………………な、何が?
俺が頭に?を浮かべてる間に…エマは頬にキスをしてきた。
もちろん、俺を始め…エマの家族もテレビ電話越しで…驚いた表情を浮かべていた。
エマ「… Ich liebe dich! Eines Tages gehe ich mit dir aus und grüße dich dann richtig!
(私が大好きな峻くん!いつか付き合うからその時にはちゃんと挨拶するからね!)」
「…えっ、ちょっと…エマ…なんて言ったの?」
エマ「ふふっ、内緒♪
…………だけど…峻くんの事、私は諦めないよっ!
…大好きだよ、峻くん♪」
そう言うと再びエマはキスをした。
…今度は口に…。
エマ&峻「「…………あっ」」
テレビ電話の存在に気がついたのはその後だった。
エマちゃん!誕生日おめでとう!!!!
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