NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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峻くんの事を忘れてた?…い、いやいや、そんなはず(震え声)


第145話

「はっ、はっ、はっ……」

 

イタリア留学も残り少しとなった朝。

俺はいつものように朝のランニングを行っていた。

 

 

「はぁっ…はぁ…」

川の水面を見つめて…深呼吸を繰り返す。

 

「…そうだ!」

 

 

 

────────────────────────

 

【学校】

 

月「…ええっ、イタリアファッション?」

「ファッションと言うか…まぁ、イタリア土産にって思って」

月「お土産ならいっぱい買ったじゃないか」

「あぁ、物じゃなくて…さ?」

月「…んん~…?」

 

俺の考えに月さんは首を傾げるだけだった。

その日の放課後、俺は月さんがよく行く美容院に案内してもらった。

 

月「なるほど、もっと大人のような紳士的な姿になりたい…と言ったところかな?」

「まぁ、そういうこと…イメチェンってやつ?」

月「君って人は…唐突だね、相変わらず」

「思い立ったが何とやら…って感じかな?」

 

月「それで、どうするんだい?」

「髪の色を変えてもらおうかなって!」

月「へぇ、どんな風に?」

「それは見てもらってからのお楽しみ~」

月「はいはい、先に帰ってるからね?」

「うん、ありがとうね!」

 

…と、言ったものの…実際はどうしようかなんて決まってない。

薫子さんみたいに赤のメッシュ入れるのもかっこいいしなぁ~…。

 

 

 

 

「…あっ」

その時、1つの考えが頭に浮かんだ。

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

【月の家】

 

 

「た、ただいま~…」

月「おかえ………おおっ!」

「…どう、かな…」

イメチェンした時のしおらしさや見た時の反応って男も女も同じだよな…あれ、俺だけ?

 

「…思い切って…グレーにしてみた」

いや、思ったよ?

最初は、なんやこれっ!?って…でも、ね?

 

月「…曜ちゃんみたい~っ!♪」

指をさしながら月さんは笑った。

「…あ、あはは…やっぱり?」

髪型は違えど…色的にはそう見えるのかぁ…やっぱり。

 

月「虹ヶ咲学園のみんなが見たらなんて言うかな?」

「…不良になったとか言うんじゃないかな?」

月「あっはははっ!ありえるね!!!」

気に入ったのか、月さんはしばらくゲラゲラと笑っていた。

 

 

 

 

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

 

 

【一方その頃】

 

歩夢「…ん、んんっ…峻…く、んっ…あっ…!?」

ガバッと歩夢が起きる。

 

愛「おはよ、歩夢」

歩夢「あれっ…私…あぁ~…夢見たの…?」

せつ菜「みたいですよ、パーカー持ってずっと魘されてましたから」

愛「そりゃ、こんな状況下だったら、そうもなるよね…

峻の助けが欲しいよね…」

 

歩夢「…あっ、ぞ、ゾンビは…!?」

にこ「居ないわよ」

ガチャっとドアを開けたにこ…その姿は。

 

歩夢&せつ菜「「きゃああぁああ~っ!!??」」

にこ「…みんなこの反応するのね」

愛「ただのパックだよ~…キュウリ…だけど」

にこ「ゾンビ居てもお肌のケアは欠かさないわよ」

絵里「そういう所は筋金入りなんだから…」

 

しずく「おはようございますっ

…とりあえずゾンビが外にいないのことを確認できたので

朝ご飯を頂いた後、外で見回りをする人を募っていたところですよ」

絵里「無理に、とは言わないわ」

 

愛「よーし!愛さん、こんなこともあろうかと~…」

ガサゴソと取り出したのは…。

 

希「…そ、それって~…」

愛「メリーケンサックで~けんさっく~!なんつっって!♪」

絵里「女子高生が持ってる物じゃないわよ、それ…」

かすみ「あ、ああああ、愛先輩が…武闘派に…っ」

 

愛「人聞き悪いな~…これ、峻と出かけた時に選んでもらったんだよ~護身用に」

歩夢(峻くんのセンス…相変わらず独特だなぁ…)

愛「何も無いよりかはマシっしょ!♪」

 

絵里「そうね…現に私も…外に出てゾンビが居たら傘で殴打する予定だったわ…」

「「「…あはは…(震えながら言っても…)」」」

 

彼方「みんな~、ご飯できたよ~♪」

空気が一気に和むような彼方の気の抜けた声が聞こえた。

 

せつ菜「まずは腹ごしらえです!

腹が減っては何とやらですよ!」

にこ「そうね、まずは食べながら作戦会議をしましょ?」

 

 

 

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【朝ご飯中】

 

真姫「…って事は…みんな、騒ぎ疲れて寝たという感じかしら?」

璃奈「固まって部屋に戻ってからは…あんまり覚えてない」

凛「凛も寝ちゃってたにゃ~…」

花陽「はいっ、凛ちゃんおにぎりだよ♪」

 

栞子「無理もありません、ですが特に何事も無くて一安心です」

エマ「やっぱり見間違いだったのかなぁ~…?」

果林「だと、いいわね…でも窓ガラスの血の跡…無くなってるわよ?」

 

穂乃果「ほんとっ!?…わぁ、無い!」

海未「穂乃果っ、食事中ですよ!!」

ことり「…太陽の光で…消えたってことは~…?」

彼方「あるの、かなぁ~…?」

 

絵里「とりあえず、外に出てみない事には…何も分からないわ」

愛「じゃあ、先ず…二手に分かれて…無線機と周囲の散策ってことで大丈夫かな?」

 

にこ「そうね、散策の方に人手をかけた方がいいわね…とは言え、気は抜けないわ」

彼方「…やっぱり、あの洞窟が怪しいよね~」

せつ菜「ですね、あそこは…」

 

絵里「最後に合流してから行きましょ、危険すぎるわ」

希「そうやな、後ろも確認してもらわないとやし…」

 

こうして、朝ご飯兼作戦会議は滞りなく進んだ。

 

 

 

 

 

 

───────────────────────────

 

 

【???】

 

 

?「へっ…へっ…みっかん!!!」

?「何その、くしゃみ!?」

 

?「えっへへ~…みかん!が好きだからかなぁ?」

?「今日も行くの?」

?「だって、だって~!みんな気付いてくれないんだもん~っ!」

 

?(…勘違いされてるような気もするのは…私だけ、かしら?)




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