意を決して洞窟に入ったが…すぐ愛の足が止まった。
愛「…ストップ、みんな隠れて」
その言葉にことりがドキッとしながら小声で呟いた。
ことり「…ど、どうしたの?」
愛「…あれ…っ!」
凛「…な、なになに…?」
穂乃果「焚き火を囲んで…ゾンビが踊ってる…!?」
かすみ「…や、やだあぁあああっ!
別荘に戻って鍵掛けてリモート爆弾設置しましょうよ~~~!」
海未「…ま、まさか本当にいるなんて…!
にわかに信じ難いですが…あれは、確かに…!」
にこ「信じ難いも何も、目の前にいるじゃない!」
ことり「気付かれないように、気をつけなきゃ…」
真姫「そうね、でも幸い…踊りに夢中のようよ?」
彼方「…なんか、楽しそう~」
かすみ「ゾ、ゾンビのくせに…ダンスのキレがいいですね…っ」
穂乃果「いいなぁ~」
そう言うと穂乃果はふらふらと踊りの方へ歩いていった。
果林「ほ、穂乃果ちゃんっ!?」
璃奈「見つかっちゃうよぉ~っ!」
せつ菜「ほぅ、最近のゾンビはレベルが高いですねぇ…」
絵里「…ど、どこからメガネを…」
歩夢「…あれっ、あのゾンビ達…制服着てない?」
穂乃果「制服で踊るゾンビ…昨日言ってた怪談話に出てきた子達かな?」
エマ「事故で亡くなった音楽学校の子?」
にこ「あ、あれは架空の話よ…」
栞子「ですが、1…2…ちょうど9人いますよ?
偶然にしては出来すぎな気が…」
絵里「…でも、穂乃果の気持ち、分かる気がするわ
だんだん…怖さが薄れてきたわ」
にこ「…ま、まぁ…確かに目を惹くわね…にこの方が上だけど…」
かすみ「かすみんはまだ怖いです~…ぅ」
希「ふふっ、みんなで見入ってるね」
愛「それだけ伝わってくるものがあるって事だよ」
穂乃果「きっと、歌や踊りが好きだったんだろうなぁ」
歩夢「パフォーマンスするのが好きって伝わってくるね」
穂乃果「あははっ、まるで私たちみた~い!♪」
花陽「言われてみると…スクールアイドル…っぽい?」
真姫「…確かに」
凛「きっと、スクールアイドルの始祖だにゃ!」
せつ菜「な、なんですって…!?」
穂乃果「だったら…穂乃果も一緒に踊る~!!♪」
そう言うと穂乃果は一目散に走っていった。
にこ「ちょ、ちょっと~!!」
真姫「ダメね、手遅れみたい」
にこ「お、襲われるわよ~っ!!??」
せつ菜「穂乃果さんには仲間に見えて仕方ないんでしょう!♪」
にこ「なんでアンタも嬉しそうなのよ!?」
絵里「ほ、ほほほ、穂乃果がゾンビの仲間になったら…どうしましょう…っ!?」
穂乃果「大丈夫大丈夫~っ!!」
果林「…ホントに大丈夫…そう?」
穂乃果「そりゃ、同じスクールアイド…あぁ~っ!!」
璃奈「ほ、穂乃果さ~んっ!?」
栞子「やっぱりゾンビだったのでしょうか…っ!?」
彼方「い、急いで向かおうよ~っ!」
愛「穂乃果~っ、待っててね~!!」
かすみ「あぁっ、待ってくださいよ~っ!!」
???「な~に~や~つ~ぅ!!??」
せつ菜「へ、へぇぇえっ!!?!?」
愛「あっ…あのアホ毛は…!!」
千歌「だーれがアホ毛だぁ~っ!
あ、そこっ!露骨に嫌そうな顔した!」
真姫「ゔぇえぇっ!?…し、してないわよ!(みかん娘…!)」
穂乃果「千歌ちゃん!どうしてここに~っ!?」
千歌「私だけじゃないよ、Aqoursのみんなも!」
善子「くっくっく…サクリファイスの儀式により…導かれたリトルデーモン…そう、私こそ闇の王…またの名を、堕天使ヨハ───」
愛「ヨッシーじゃーん!♪」
善子「よ、ヨッシーぃ!?」
絵里「はぁ…一体、なんの騒……え、ええっ…!?」
ダイヤ「皆さん、ご無沙汰しておりますわ」
歩夢「…ゾンビ…じゃ、ない…よね?」
ダイヤ「…は?」
梨子「わ、私たちは…私たち…だよ?」
曜「…あ~、なるほど合点がいったよ」
ポンっと手を叩く曜。
せつ菜「どういう事…ですか?」
曜「峻くんとビデオ電話してた時にね、μ'sと虹ヶ咲学園のみんなが合同合宿してるって話したの
それで、Aqoursのみんなも─────」
歩夢「しゅ、峻くんと!!??」
曜「…あ、う、うん?」
鞠莉「ま~、とにかくっ♪
マリー達はベリーベリーグッドな体調よ~♪」
かすみ「じゃ、じゃあ!ここにある散乱した服とかはなんですか~っ!」
梨子「あ、昨日着てた服かも…もう、果南ちゃんったら…」
しずく「…ど、どうやら…大丈夫そう、ですね」
「「「「…はぁあああぁ~……」」」」
ヘナヘナと地面にへばり込むメンバーたち。
花丸「だから、驚かすのはダメって言ったずら~」
千歌「あははっ、ついつい~」
希「いや、まぁ…ウチらの勘違いもあるし」
真姫「と言うか、ここ…私有地なんだけど」
ルビィ「ルビィ達もそう思ってたんだけど~…」
鞠莉「oh!PVの撮影よ?♪」
花陽「えっ、ええぇっ!?」
鞠莉「ズバリ、テーマはホラーっぽいPVよ!♪
あっ、マッキーのオーナーさんにも許可は貰ってるわ~♪」
真姫「…あの人は…本当にぃ~…っ!」
にこ「って、どうやったらここにたどり着くのよ!?」
ダイヤ「えっと…海の声が聞こえると、ある方が言ってここに…」
曜「後は、有名なPVを見たりして決めたんだよね~」
かすみ「も~っ!紛らわしいですよ~っ!!」
エマ「でも、謎が解けたんだし、もう怖がらなくていいんだよ、かすみちゃん♪」
しずく「かすみさん、疲れたでしょ?手、握ろうか?♪」
璃奈「私も、支えてあげる」
栞子「飲み物、飲みますか?」
かすみ「…っ…えっ~~~~ん!しず子、りな子、しお子~!」
鞠莉「オーナーが別荘に近寄るな~って言ってたのはこういうことだったのね~♪」
ダイヤ「まさかμ'sと虹ヶ咲学園の皆さんがそこにいらしたとは…」
曜「昨日窓からみんなの姿見えた時はビックリしちゃったよ~」
栞子「やはり、あれは皆さんが…」
ルビィ「声をかけて呼んだんだけど…」
花丸「いきなりカーテン閉められてびっくりしたずら~」
梨子「…で、千歌ちゃんが」
千歌【にっしっし…これで驚かしてあげよう~♪】
曜【って、血糊!?ダメだよぅ!】
梨子【いや、もう遅いみたい…】
千歌【あっははははははは!】
曜【うわぁ…楽しそ~…】
千歌【あっ、他のところにもかかっちゃった!】
梨子【も~っ、ちゃんと拭いておいてよ~?】
梨子「…って事に」
善子「戯れが過ぎたようね…」
花陽「…ってことは…Aqoursのみんなは…サバイバル?」
千歌「いやいやいや…!」
鞠莉「近くの島にホテルがあるのよ
そこからここまでボートでビューンっとね♪」
曜「ちなみにそっちの島なら電波通るけど…(ちらっ)」
歩夢「わ、私…今日の夜だけそっち行っていいかな!?」
(((((言うと思った…)))))
かすみ「かすみんも行きま~~~ぁ、あぁ…!!!!!!!」
言葉を言いかけてかすみの口が止まった。
しずく「…かすみさん?どうしたんですか?」
璃奈「…バッテリー切れ?」
かすみ「ぁ、ぁあ、ああ、がっ…あがっ…!!」
震えながら指を指すかすみ。
一同が後ろを振り向くと…。
???「…ふっふっふ~っ…」
ワカメで顔が見えないが…大量にワカメを持った…。
「「「「「で、出た~………!!!!!
ワカメゾンビぃいいいいぃ~!!!!!!」」」」」
果南「…えっ、ゾンビぃ~?
…どこ、どこにいるの?」
「「「「「「…だああぁあああ」」」」」」
盛大にズッコケる一同を見て首を傾げる果南だった。
歩夢(…峻くんと…話せる…えへへ♪)
パーカーを愛おしそうに抱きしめる女の子だけ、除いて…。
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