NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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冷静に考えたらしずくちゃん、ちょっと前まで
中学生だったとか…摂理やん(?)


桜坂しずく 誕生日特別編

しずく「…わぁ~…♪」

舞台を見ながら嬉しそうな声を漏らすしずく。

俺は隣でしずくの様々な表情を見ていた。

 

 

(…って、これじゃあ舞台を見に来たんだかしずくを見に来たんだか分からないな)

このお誘いは、数日前に遡る。

 

 

 

────────────────────────

 

しずく「先輩っ!舞台見に行きませんかっ?♪」

「…舞台?

どうしてまた…」

 

しずく「部長から舞台のチケットもらったんです、2枚!」

「…あぁ、演劇部の部長さんから?

…でも、俺じゃなくてかすみとかと…」

 

しずく「ダメですっ、かすみさん始まって早々寝てましたもん!」

「…ありえそ~…」

かすみ「な、なんですかっ、そのジト目は!」

 

「じゃあ…璃奈は?」

しずく「…それが…隣で璃奈ちゃんボードを高速でめくって…私もそっちに気がいってしまって…」

「…あ、あはは…じゃあ、栞子は?」

 

栞子「すいません、その日は日本舞踊のお稽古が…」

「そっか、なら仕方ないな…」

かすみ「も~、先輩って相変わらずニブチンですね~♪」

「…え?」

かすみ「しず子は''先輩と''一緒に行きたいんですよ~♪」

 

しずく「なっ────────///」

「あはは、そういう事ね?」

しずく「も、もーっ!得意げな顔しないで下さいよ~!///」

ポカポカと叩くしずくだったが、抱きしめたら大人しくなった。

 

 

 

────────────────────────

 

 

【舞台終了後】

 

しずく「はぁ~……満足です…♪」

「さっきから満足そうな顔してるもんね」

しずく「もちろんです!感動的でもあり自分への活力になりますから!

…先輩は、どうでしたか?」

 

「やっぱり舞台は良いもの…だけどしずくがする舞台の方が見たい、かな?」

しずく「…も、もーっ…からかうんですから…///」

(事実なんだけどな…)と苦笑いする俺。

 

(…でも、今日見た舞台の内容…何だか…)

恋愛モノだったからか…ある疑念が頭に浮かんだ。

 

(…しずく…こういうデートとかに…憧れてるのかな?)

目の前で笑顔で話す彼女を見ていると…行動せずにはいられなかった。

 

「…よしっ!」

しずく「ふぇっ!?…せ、先輩…?」

「あ、ううん、ごめんごめん、なんでもないよ?」

しずく「…あ、は、はい…?」

 

こうしてしずくを喜ばせる計画が秘密裏に進んで行った。

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

【また後日】

 

 

しっかりと服装も決めた俺は鎌倉に来ていた。

しかも、しずくには何も言わずに。

 

「しれっと今日何も予定入ってないって聞いたし…大丈夫だろ?」

と、思いつつも念の為携帯を取りだした。

 

 

【しずく、今いいか?】

しずく【はいっ、どうしましたか?】

【いや、今何してるかなーって】

しずく【台本の読み込みをしてたところですよ】

【よしっ、なら駅に来てよ!】

しずく【…え?…駅、ですか?】

【いいから、いいから!】

 

しずくからわ、分かりました…。とだけ連絡があって俺は駅前で待つことにした。

 

 

 

 

【数十分後】

しずく「せ、先輩っ!?」

「お、きたきた」

しずく「な、何してるんですか!?」

「んー、来ちゃった?」

しずく「く、来るなら来るって言ってくださいよ…っ!

…そ、それならもっとお洒落して来たのに…っ///」

 

自分の格好を気にするしずくを俺はただただ黙って抱きしめた。

「大丈夫、しずくは可愛いから何着ても似合うよ?」

しずく「…せ、先輩ぃ~…///」

 

クスクス…。

ハッと我に返り周りの人達に見られているのに気づいた。

 

「…じゃ、じゃあ…今日一日俺に付き合ってよ?」

しずく「…ぁ…は、はいっ…///」

そうして、手を取って俺はしずくと一緒に街に繰り出した。

 

 

 

────────────────────────

 

 

その後はショッピングにスイーツ巡り

カラオケに映画と色々見て回って…俺としずくは砂浜にいた。

 

「ひゃー、やっぱり鎌倉っていいなぁ」

しずく「はいっ、先輩今日は一日ありがとうございました♪」

「…ん、喜んでもらえて良かったよ…あんまり舞台っぽく出来なかったけどな」

しずく「…舞台?……あっ、も、もしかして…!」

「…うん、あの舞台見てて…しずくってああいうのに憧れるのかな~って

だから、ちょっとでもそれを感じて欲しいなって思ってお出かけに誘ったんだけど…」

 

急に恥ずかしくなったのか、俺は頭をかいた。

 

 

しずく「そういう事だったですか…もぅ、決まってるじゃないですか…///」

そう言うと手を握り、肩に頭を乗せてきたしずく。

 

しずく「…先輩とならどこに行ったって…私は嬉しいですよ///」

「…しずく」

しずく「先輩との思い出…また、できちゃいました///」

「…そうだな」

 

そう言って俺はしずくの前髪にキスをした。

しずく「ひゃん…っ///」

「あ、ごめん…くすぐったかった?」

しずく「…もぅ…覚えてたセリフ…全部忘れそうです…///」

「あはは、なら読み込みのお手伝い、しようかな?」

しずく「…えっ、それって…///」

「…なんてな、嘘──────」

 

しずく「…はい、とことん…お手伝い、してくださいね///」

砂浜を吹き抜けた風と照れ笑いをしたしずくの顔を俺は忘れないだろう。

 




しずくちゃん、ハピバだよ…(号泣)


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