NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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表紙絵をいただきました。
これからもっとNEXT Rainbow!!を発展させていきたいですね。


第156話

俺は果林と愛と栞子を連れて屋上にやってきた。

かすみ達も恐る恐るであったが…その後をつけてきた。

 

「…さて」

段差に腰かけ俺は3人を見上げた。

 

愛「………っ」

果林「そう目くじらを立てないで?…一から説明するから」

「と、言われてもな…これは事によっては……だぞ?」

 

かすみ「……あ、あのっ…!!」

しずくの後ろに隠れていたかすみが声を上げた。

 

「…どうした、かすみ?」

かすみ「…あの、ランジュってやつ…同好会なんかじゃ完璧なものは出来ない…最高の環境、スタッフ…全て揃えたスクールアイドル部で同好会で出来なかった事をする…って」

せつ菜「…栞子さんが、ランジュさんを連れてきたんです

スクールアイドルフェスティバルを見てスクールアイドルに興味が出たと…」

 

「…栞子、そりゃどういう了見だ?」

栞子「……ご、ごめんなさい!」

ただただ頭を深く下げた栞子。

 

栞子「…ランジュと私は…幼馴染なんです

あの人の行動は何をするのか…幼馴染である私には予測がつくので…

暴走しないよう…見張るという意味で…部に…

ですが!!同好会を見捨てたつもりは…これっぽっち…も…」

 

俯いた栞子。

…なるほど、幼馴染…か…。

近い存在じゃないと…分からないこともある…か。

 

歩夢「…?」

「…いや、なんでもない…」

彼方「でも、彼方ちゃん達…部室を追い出された身になっちゃったよ~…」

「…追い出された?…まさか、それも…」

栞子「…本当にすいません…まさか、あれほどまでに強硬手段に出るとは…思ってもなくて…それに、同好会の活動は部に入らなければ活動禁止…とまで言ってて…」

 

 

部室の利用禁止…更には活動禁止…これは横暴が過ぎるな…。

かすみ「しかもしかも!監視委員何てものも作ったんですよ!」

「…なあ、歩夢…どうして報告しなかったんだ?」

歩夢「…ごめんなさい、でも…事態を知った峻くんなら…体調悪くても学校に来そうだったから…」

 

俺の身を案じて…か。

過ぎてしまったことを考えてもしょうがない。

 

「…栞子」

栞子「…は、はいっ!」

「アイツのところに案内しろ」

栞子「…っ…で、ですがっ!」

 

せつ菜「峻さんの必殺技ですよ!」

「そんな聞こえがいいものでは無いがな…ま、常套手段の1つって事だな」

愛「なら…愛さんたちも案内するよ」

 

「悪いな、みんな…少し待っててくれ」

かすみ「かすみん達だって────────」

と、言いかけたがしずくに肩を叩かれた。

そして、しずくは小さく首を振った。

 

かすみ「……ぁ……分かり、ました…」

「ごめんな、かすみ」

頭をポンッと叩いて俺は屋上を後にした。

 

 

かすみ「…今回ばかりは…相手が悪すぎますよ…」

歩夢「…大丈夫だよ、峻くんなら…きっと、解決してくれる」

エマ「…だといいんだけど…」

 

 

 

────────────────────────

 

 

【向かう途中】

 

 

俺の足が止まった。

 

 

果林「…峻?」

「お前ら3人の考えは何となく想像はつく

それに、どうするかこうするかは自分らの勝手だから俺は何も言わない」

 

愛「……………」

栞子「…峻さん」

 

すれ違いざまに俺は呟いた。

 

「だけどな、俺は3人が同好会の仲間のままだと…信じてる

絶対に同好会に迎えに行くからな」

 

 

果林「………ぁ…………」

呆然と眺める3人をよそに俺は歩き始めた。

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

【新部室前】

 

栞子「ここです…」

果林「本当に1人で大丈夫…?」

 

「心配すんな、それに…」

愛「…っ…!」

「怖がってる愛のこと、よろしく頼むな」

 

そう言って俺はドアを思い切り開けた。

 

 

 

「邪魔するぜ、インチキ野郎」

ランジュ「あら…誰かと思えば…ステージにいきなり上がり込んでくる不躾さんじゃない」

 

「同好会の部長がステージに上がっちゃいけなかったか?」

ランジュ「…ふぅん…それで、なんの用かしら?

私は忙しいからサインやツーショットは後にして欲しいわ」

 

「鬱陶しいから、手短に話をさせてもらう」

ランジュ「立ち話もなんでしょ?座ったら?」

「いい」

ランジュ「可愛げ無いわね…それで、話って何かしら?」

 

「単刀直入に言う、部室を返せ

そして、同好会の活動を続けさせろ」

ランジュ「…へぇ…いいわよ?」

 

あっさりと了承…が、しかし裏がありそうだ。

ランジュ「あら、何となく察した顔ね?

スクールアイドル部に入ればすぐにでも活動出来るわよ?」

 

「同好会は同好会だ…部なんぞに興味はない」

ランジュ「ふぅー…ほんっとに訳が分からないわ

なぜランジュが用意した素晴らしい完璧な環境を利用しないのかしら?」

 

「簡単だ

お前らの完璧は''足りないんだよ''」

ランジュ「はぁ?…アンタ、何言ってるのかしら」

 

「いいか?スクールアイドルにプロなんか要らねぇんだよ

1から作り上げて切磋琢磨して協力して時には泣いたり笑ったり怒ったり…俺が求めてるのはそんなスクールアイドルだ!!!!!」

ランジュ「…はぁ、とんだ理想郷ね、ため息が出るわ

こんなリーダーについていく同好会のメンバーが分からないわ」

 

「いつかお前にも分かんだろうな、プロじゃ届かない輝きってモノにな…」

そう言い捨てて俺は部室を後にした。

 

ランジュ「…なんなのかしら、ホント」

???「あれ、大きな声出してたBoyはもう帰ったの?」

ランジュ「ミア…えぇ、帰ったわよ」

ミア「ふぅーん…なんか冴えない感じって顔してる」

 

ランジュ「そうね、同好会のリーダーなんてあんなもんかしら」

ミア「What's up…なんであんなのが有名な音楽家の人の目に止まってコンサートの舞台に立ってたのか…僕には分からないね」

 

ランジュ「まぁ、いいわスクールアイドル部の魅了を最大限に披露してやりましょ!

………同好会の好きになんかさせないわよ…」

ミア「…めんどくさ」




ミアの口調が安定しない…()

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