NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

162 / 242
朝起きたらせつ菜ちゃんが
裸ワイシャツで寝てたんですが(強めの幻覚)


第162話

歩夢「…しずくちゃん…そんなこと考えてたんだ…」

「あぁ、アイツなりの決断だから俺は止めなかった」

 

湯船に入りながら俺はドア越しに居る歩夢に話しかけた。

 

歩夢「しずくちゃんはどこに行っても仲間だもんねっ♪」

「部に行こうが俺は応援するよ、前と変わらずに…な」

 

歩夢「ふふっ、峻くんらしいね♪」

「そうかぁ?…まぁでも…歩夢が言うならそうなんだろうな」

歩夢「…でも、かすみちゃんや…エマさんは大丈夫かな?」

「…そこなんだよな」

 

特にかすみは…ショックがでかいだろうな。

 

歩夢「…大丈夫かな…」

「寂しいのは無理もない…落ち込むのも、な…」

歩夢「…考えは、あるの?」

「ちょっとな…それより歩夢達も頑張らないとな」

 

歩夢「…そう、だよね…っ!

…でも…フォローはするから…1人で悩まないでね…?」

「……頼もしいな、歩夢は」

 

歩夢「…いつまでも峻くんに頼ってばかりじゃ…嫌だから…」

「なんか言ったか?」

歩夢「ううん、なんでもないっ!」

 

 

 

 

………ばっちり聞こえてたけど…聞こえなかったふりをしておこう。

(…ありがとうな、歩夢…気が楽になったよ)

 

 

 

 

 

──────────────────────

 

 

【次の日】

 

「は~…食べた食べた…」

歩夢「ふふ、眠くなっちゃうね…でも、峻くん…食べた後に

14キロの砂糖水を飲みたいって…どういう…?」

「…あ、あはは…何となく言ってみた…?」

 

歩夢「変な峻くんっ、えっと…次の授業は…」

璃奈「た、大変大変~っ!璃奈ちゃんボード『あわわ』」

 

歩夢「璃奈ちゃん?…こっちの学科に来るって…珍しいね?」

「なんかSOS出してるな」

 

璃奈「2人とも、助けて~っ!」

「落ち着いて、何があった?(何となく予想はできるが…)」

 

璃奈「い、いいから着いてきて…じゃないと…大変なことになる…!」

歩夢「…え、えぇ~っ!?」

「……やれやれ」

 

手を打つ前に先越されたか…俺とした事が。

「かすみとしずくだろ?…食堂か?」

璃奈「えっ?……あ、う、うんっ」

「んな、すぐ行かないとな」

 

教室を出て一目散でダッシュをする。

璃奈「は、速いっ…」

歩夢「もう見えなくなっちゃった…」

 

 

 

 

 

──────────────────────

 

 

 

【食堂】

 

 

「…はぁ、ドンパチやってんな…」

しずく「だから、言った通りだよ!私は部に行くの!」

かすみ「口が滑っただけならまだ許すって言ってるのになんでそんなに頑固なの!ケチ!アスパラガス!」

 

…アスパラガスって悪口に入るのか?

 

かすみ「あんなとこに行ったって、しず子はへっぽこのままだよ!」

しずく「へっ…!!!

…か、軽い気持ちで決めたことじゃないの!

そんな風に言わなくたっていいでしょっ!?」

 

かすみ「だって本当の事だもん!」

しず子が変なこと言い出すから、かすみん昨日からずっと頭痛が痛いんだから!」

しずく「頭痛が痛いなんて日本語ありませーん!頭痛がするでしょ!

かすみさんが言ってるのは、天井を見上げると同じくらい有り得ない間違いだからね」

 

かすみ「へっ!?…そ、それのどこが間違いってるの?合ってるじゃん!」

しずく「…もうっ!この間、現国の小テスト用の対策でやったとこだよ!」

 

璃奈「…2人が…ずっと喧嘩してる…助けて、峻さん」

「…いや、俺の出る幕は無さそうだな」

歩夢「…え?」

 

しずく「正確には、天井を見るだよ

天井を見る時点で目は上を向いてるんだから見上げなくていい

これはよくあるひっかけ問題だって、言ってたでしょー!」

かすみ「…あぅ…聞いた…それ…」

 

しずく「…も~っ!小テスト大丈夫だったの!?」

かすみ「い、いつもよりは良い点数だったし!……2点くらい…」

しずく「もう!また特訓するからね!」

かすみ「やだー!しず子厳しいもーん!」

 

「…な?最後はいつも通りだろ?」

璃奈「…なんで?」

「同好会と部に別れたくらいじゃ、2人の仲は終わらないさ

璃奈ちゃんだって、愛とご飯一緒に食べるし…

歩夢だって、一緒に出かけたりするもんな?」

 

歩夢「昨日は栞子ちゃんも一緒だったよ♪」

「…かすみは部に行って欲しくない一心でああ言ってるんだろう

…ったく、素直じゃないし…スマートじゃないねぇ…」

璃奈「…もう少し見守ってて…大丈夫なの?」

「まあ、見てなって」

 

 

 

かすみ「…あれれ~…?

しず子ってば、お茶?…ダメだなぁ~、スクールアイドルはイメージを大事にしないと~♪」

しずく「…むっ…わ、私が何を飲もうが勝手でしょ…っ!?」

 

そうだな、それはラブアローぶっぶーですわー!されるぞ、かすみ。

「(…というか…しずくも煽られ耐性低すぎ…まぁ、そこが可愛いんだけど)…さて、そろそろ助け舟を出すか」

 

俺は2人の傍に近づき、軽く頭にチョップした。

 

「…はいはい、やめやめ」

かすみ「ひゃっ…!」

しずく「きゃんっ…!!」

 

「…まったく、周囲の目を気にしなさい」

かすみ「せ、せんぱーい!しず子が~…っ!」

しずく「なっ…か、かすみさんが…!」

 

「はいはい、そこまで!」

かすみ「…む~…な、ならっ!

最強スクールアイドルかすみんVSぽんぽこりんアスパラガスしず子の勝負のジャッジをしてください!」

 

「…勝負~ぅ?」

しずく「かすみさん、いきなり先輩を困らせる事言っちゃダメだよ?」

かすみ「とか言っといて~、負けるのが嫌なんでしょ?

アスパラガスから豆苗になっちゃうね~♪」

 

しずく「…負ける…?

…私は負けないし、逃げない!」

「…やれやれ…」

 

しずく&かすみ「「先輩、ジャッジを!!!!!」」

「…へいへい」

とんだ貧乏くじを引かされたな…。

 

歩夢「…な、なんだか…見守るの…難しいね…」

璃奈「…同感…」

 

かすみ「勝負内容は…学食悪魔のメニュー!

辛さ10倍ホットドック早食い対決ね!」

「…それはスクールアイドルにどう影響が…」

しずく「それ以前に、食べ物で遊ぶのはダメだからね」

かすみ「…あぅ…そ、そっか…」

 

打たれ弱すぎるぞ、中須。

 

かすみ「じゃ、じゃあ!お弁当早食い対決は!?」

しずく「せっかく作ってもらったお弁当をそんな風に食べていいの?

…あ、先輩良かったら卵焼き食べません?♪」

かすみ「…ダメ、だよね…うん………って!ちゃっかりなにしてんの!」

 

「はいはい、とりあえず勝負は置いといて、飯食べなさい

腹が減ってはなんとならだぞ……あ、美味い」

かすみ「ぐぬぬ…せっかくかすみんの無敵級の強さをしず子に見せるチャンスだったのに…」

しずく「…ふーん…じゃあ、無敵級のかすみさん?小テストの結果はどうだったの?」

 

かすみ「…げ、現国はアレだったけど…

古典の方はしず子に教えてもらって…できた、もん…」

しずく「…え、そうなの?」

 

かすみ「…し、しず子がしてくれたお話…面白かったし…分かりやすかった…」

しずく「…そ、そうなんだ…良かった…♪」

 

 

 

 

 

 

璃奈「…この2人の関係は…分からない…璃奈ちゃんボード『ぐるぐる』」

「喧嘩するほど…ってやつ、だな」




評価・感想・お気に入り登録・読了報告
よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。