NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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無事、せつ菜ちゃんを救い出し
アイスを垂らして舐め回しました(あかん)


第164話

【学食】

 

そこに招かれざる客…いや、普段来ないであろう生徒がやって来た。

 

ランジュ「へぇ、ニシガクの学食ってコンパクトなのね」

女子生徒A【見て、ランジュさんだ…】

女子生徒B【珍しい~…】

 

ランジュ「ニーハオ、それは何かしら?」

迷うこと無く…ランジュは俺らの席に来た。

 

 

ランジュ「…これ、日替わりランチってやつかしら?」

話しかけてきたが…俺は無視を貫いた。

 

ランジュ「貧相ねぇ…2、3品くらい足りないんじゃないかしら?

って、そんなことはどうでもいいわ…うちの部に入ったしずく…最近すごく伸びてるのよ?まぁ、ランジュの親友だから当然だけど♪」

「………………………………………」

 

ランジュ「愛も果林も栞子も…みんな凄い成長スピードよ

最新の設備と最新のメニュー…なにより、このランジュがいるんだもの」

「…………………………」

 

ランジュ「…話、聞いてるのかしら?」

「…………………………………」

 

ランジュ「…っ!!!!!」

癪に障ったのか…ランジュは置いてあったグラスをこちらに放った。

 

歩夢「峻くん!!!」

エマ「……やりすぎ、じゃないかな…」

 

「…エマ!歩夢!」

俺の声に肩を上げて驚く2人。

 

「…大丈夫だ、構わねぇよ」

ぽたぽたと雫が滴り落ち…ワイシャツの肩の部分が濡れていた。

 

かすみ「先輩を怒らせたら怖いですからね…知りませんよ…」

彼方「しゅ、峻くんっ…タオルタオル…!」

 

ランジュ「…ふんっ」

愛「おっ、なんかお話中?…って、峻!?」

果林「ちょっと…ランジュ、これは一体…!?」

 

止める果林を他所に…そのままランジュは食堂を後にした。

「…まっ、水も滴るいい男ってやつだろ?」

かすみ「確かに先輩はいい男ですけど…風邪引かれたら困りますから~!」

 

愛「…大丈夫?峻…」

「あはは、喧嘩売ったら売り返されたわ」

 

果林「まったく…そういう所は峻らしくないんだから…」

菜々「色んな意味で…パワフルな方でしたね…」

 

エマ「峻くん…着替える?」

歩夢「私、食器片付けてくるね!」

 

果林と愛を見ないようにか…エマと歩夢はその場を後にした。

 

愛&果林「……ん、んん…………」

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

愛「…ちょっと、アレはないって…」

ランジュ「ランジュをコケにするからよ、当然の報いよ」

 

果林「…よく峻も怒らなかったわね…」

愛「…………………」

 

ランジュ(しずくも栞子も…愛も果林も…口を開いたら、峻…峻って…気に食わないわね…)

 

 

────────────────────────

 

【スクールアイドル部 練習場】

 

しずく「…ランジュさん達、遅いですね」

栞子「えぇ、どこで道草を食べてるだけだと思いますが…

それより、しずくさん…何か不自由してる事、ありませんか?」

 

しずく「不自由だなんて!ここは何でも揃ってますし────」

栞子「そうではなく…同好会の事についてです」

 

しずく「……………………………」

栞子「いつも聞こえる…あの人の声が聞こえない…そんな風に思ってませんか?」

 

しずく「…お見通しなんですね……はい、少し…思っています」

栞子「2人きりの時くらい…胸の内に秘めた思いくらい、聞きますよ?」

しずく「ありがとう…栞子さん

…栞子さんは…寂しくないの?」

 

栞子「…寂しくない…と、言ったら嘘になってしまいますね」

しずく「………………」

 

栞子「あの方の存在は…太陽のような物…でしたから」

しずく「…栞子さん…」

 

愛「あーっ、何か内緒話~?」

栞子「…ふふっ、内緒話なんかじゃありませんよ

何か不自由してないか、聞いてるだけですよ♪」

 

果林「ここにそんな物あるわけないわよね?」

しずく「えっ?……あ、は、はいっ…そう、ですね…」

 

ランジュ「当たり前でしょ、ランジュが揃えたのよ?

ここ以上に優れた環境があると思う?」

しずく「そ、そうですよね!」

 

ランジュ「それに、完璧なパフォーマーがいるし、最高じゃない!」

しずく(…峻さんの歌声…聞きたいな…)

 

 

ランジュ「…さて、栞子?ライブの許可証書きに行くんでしょ?」

栞子「それを待ってたんですよ…全く、道草ばっかり食べるんですから…」

 

そう言って2人は練習場を後にした。

 

しずく「…ライブ…」

果林「しずくちゃんの言いたいことは分かるわ」

愛「…んー…ランジュにも言ってるんだけど…ねぇ…」

果林「ランジュの1番は…同好会の皆が部に来るのが1番…らしいわ」

しずく「…そう、ですか…」

 

 

 

────────────────────────

 

 

【放課後】

 

彼方「ほえ~…スクールアイドル部のライブ…入れないくらい人気なんだね~…」

せつ菜「えぇ…それに、今後ライブの回数も増やす…との事です」

歩夢「何だか…本当に、すごいね…」

 

「敵も本腰入れてきたってことだろ」

かすみ「悔しくないんですか…」

 

「かすみ」

かすみ「…ぁ…っ…は、はいっ…」

 

「…俺が悔しくないとでも?」

かすみ「…ごめんなさい」

 

「…はぁ、いやごめん…そんな風に言うつもりは無かったんだ

それに…俺は負けたとか負けるとかこれっぽっちも思ってないさ

必ず勝てるし…同好会が1番だ」

せつ菜「ですが…今のままでは同好会の存在自体が忘れ去られる可能性も…」

 

歩夢「私たちにできること…ゲリラライブの回数を増やす…?」

彼方「あとは…部の方が何で人気なのか…詳しく考えてみる必要もあるよね~…

彼方ちゃん達になくて…向こうにあるもの…峻くん、なんだろ…?」

 

「設備とか…プロのサポート…だろうな

んだけど、それがあれば完璧だし絶対ではないと思うけどね」

 

せつ菜「ですが、舞台装置や演出は流石の一言でしたね…」

「あんなん、邪道さ…スクールアイドルらしさもない」

 

歩夢「パフォーマンスのレベルの高さも…」

「そうか?俺は見てて飽きるけどな」

 

エマ「あ、あはは…峻くん…全否定だね…」

「自信の表れ…って言ったところか?」

 

彼方「事実…彼方ちゃんは今の同好会と峻くんが好きだしね~…♪」

歩夢「うん!峻くんが居てこそのスクールアイドル同好会であり私たちだもん!」

 

璃奈(今頃…部がライブ中なのは…ううん、言わない方がいいかも…)

かすみ「って!しれーっと腕に抱きついてないで、離れてくださいよ~!」

エマ「まあまあ…」

エマによるハグ攻撃を受けつつ、かすみはじたばたと暴れた。

かすみ「もが、もがが~!!!」

 

 

────────────────────────

 

 

【講堂】

※しずく視点

 

ランジュ「今日のライブはこれでおしまい!

でも、無問題ラ!直ぐに次のライブをやるわよ!♪

いい子で待ってなさいっ」

 

しずく(…先輩…見に来てくれて…無い、よね…)

…ねぇ、先輩……先輩から見て…私は…成長してますか?

…私のライブは…もっと…もっと…。

 

 

しずく(私の声は…ちゃんと…届いてるのかな…

…はぁ…なんでこんなこと考えてるんだろ…部に移ったのに…こんなこと…ばかり…)

違う…私は…成長してる…。

私の進んでる道は…間違って………ない…。




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