NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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スクスタのホーム画面でせつ菜ちゃんの水着が流されたようで
手で隠しているんですが、バクですかね?ご褒美ですかね?
(かなり強めの幻覚)


第168話

歩夢「今日もスクールアイドル部のライブがあるみたいだね…」

かすみ「ふんっ、いつも通りかすみんたちもゲリラライブに勤しみますよ!」

 

「…あ、璃奈ちょっといいか?」

璃奈「どうしたの、峻さん?」

「今日の音源のリスト…見せてくれない?」

璃奈「…これだけど…どうしたの?」

 

「…よし…ここにこの曲を…っと…」

璃奈「…えっ、峻さん…これって…」

「…しーっ、まだみんなには内緒だ」

 

…さて、お膳立ては整ったぞ…しずく。

 

 

────────────────────────

 

 

【一方部活の方は】

 

 

ランジュ「さっ、今日もランジュの完璧なライブでファンを虜にしてやるわ♪」

 

右月「た、大変です~!」

ランジュ「本番前よ、どうしたの?

…あぁ、同好会のライブかしら?いつものように────」

 

左月「し、しずくさんがいません!」

ランジュ「…しずくが?どうして?」

 

右月「わ、分かりませんが…」

ランジュ「…果林、愛、栞子…何か知ってるわね?」

 

栞子「…いえ」

ランジュ「はぁ、まぁいいわ…ライブにはイレギュラーは付き物よ

今回はしずく抜きでやるわ」

 

果林「…………」

愛「…………」

 

 

────────────────

 

【前話に遡る】

 

 

しずく「…私は──────」

 

栞子「…ライブを…」

愛「ボイコット…」

果林「するですって…!?」

 

 

しずく「…はい、もう決めました…

私は…私のしたいこと…成長する場所は…同好会しかないと

気づきましたから…」

 

愛「そ、そんなことしたらランジュが黙ってないよ~…!?」

しずく「もちろん、承知の上です…ですが、決めた以上…私にも譲れない物は…ありますから…」

 

果林「…しずく」

しずく「…はい」

 

果林「貴女が決めた事なら…アタシは背中を押すわ」

愛「か、果林も~…!」

 

果林「何かあるかもしれないから…峻に守ってもらいなさい?」

しずく「…はいっ、ありがとうございます」

 

栞子「…しずくさん…(やはり、峻さんの影響力は…いえ、しずくさんだけが思ってることではないはずです…果林さんや…愛さんも…)」

 

 

──────────────────────

 

 

愛「ラ、ランジュ…っ!」

ランジュ「どうしたの、愛?そんなに深刻そうな顔をして」

 

愛「…実は…しずくは…っ!」

果林「…ボイコットしたそうよ、ライブを」

 

ミア「What's up?!ボイコットだって?!」

ランジュ「…ふーん…同好会の…さしずめあの男ね、なるほど…」

 

栞子「…どうするつもりですか?ランジュ…」

ランジュ「反撃よ、同好会のライブに出向いてやるわ

半端なライブしてたら、しずくをまた連れ戻すわ」

 

愛「…あちゃ~…っ!…か、果林~…!」

果林「大丈夫よ、愛…既に勝負はついてるわ」

愛「…え?」

 

 

 

────────────────────────

 

 

【同好会ゲリラライブ前】

 

彼方「…部の方のライブの音…聞こえないね?」

エマ「急遽中止…とか?」

 

「はいはい、部の方は気にしないの!…さて、今日のトップバッター…だが…」

 

かすみ「はいはーい!かすみんこそ────────」

「ダメ」

かすみ「えぇ~っ!!??」

 

せつ菜「なら、私ですね!情熱の赤い炎でボルテージ上げてきま──」

「ダメ」

せつ菜「な、何故ですかっ!?」

 

「と、言うのもな…トップバッターは決まってるんだ」

「「「……えっ?」」」

 

しずく「…………………みなさん…」

かすみ「し、しず子…!!」

 

彼方「しずくちゃん…ど、どうしたのさ~…???」

エマ「峻くん、これって…」

 

「本人なりに気がついた…それだけだよ

部なんかより、同好会の方に…大事なものがあるってな」

璃奈「それでしずくちゃんの曲を一番最初に入れたって事だったんだ…」

 

「どうせ、招かれざる客も来てるしな」

ランジュ「……………………」

 

かすみ「げぇっ、ランジュ!!」

ランジュ「随分と派手な事してくれるわね」

「俺は相談に乗っただけだ、唆すことなんてこれっぽっちもしてないさ」

 

ランジュ「…ふんっ、見なくても結果なんか分かってるわ

しずくを部に連れ戻すわ…必ず」

「…果たして、できるかな?」

 

栞子「…すいません、事を大きくしてしまって…」

歩夢「栞子ちゃんが謝ることじゃないよ」

 

エマ「……………」

果林「…エマ…」

愛「…い、行こ…果林…」

 

 

 

「…さて、こんな状況だけど…しずく、ライブできるか?」

しずく「…はい、大丈夫です!」

かすみ「ま、待って!」

 

しずく「…かすみさん…」

かすみ「…まだ…戻ってくるのを…許したわけじゃない…けど…

ライブ見て…かすみんは答えを出す…から…」

 

しずく「…うん、それでいいよ…でも、これだけ言わせて

峻先輩に相談乗ってもらった事もあるけど…

大事な事に気付かせてもらったのは…かすみさんのおかげだよ」

かすみ「…えっ?」

 

しずく「…だから…私の全力を…見ててね、かすみさん」

そう言うと、しずくはステージに上がった。

 

 

 

────────────────────────

 

 

しずく「みなさん、こんにちは…桜坂しずくです

私は演劇が大好きで、表現が大好きで…

まるでお芝居を見てるかのようなステージを作りたいと思っていました

 

私自身が…物語のヒロインになって、みんなに最高の物語を届けたい

そう思いながら…ずっと、やってきました

 

…でも、私…分かったんです!

私はただ、物語のヒロインになりたかったわけじゃないって

私は…''あなたのヒロイン''になりたいんです!」

 

ランジュ「…しずく」

栞子「しずくさんが、ずっと胸に留めていた想いです」

 

ミア「……」

栞子「本人のやりたい事や個性…それをハナから否定するのではなく

峻さんは聞いて…考えて…一緒に表現する

それが同好会の強みであり…魅力なんです」

ランジュ「…そんなこと…」

 

「…璃奈、音の用意」

璃奈「いつでもいけるよ」

 

しずく「…聞いてください、私の想いを…

そして、聞かせてください…あなたの心を…!

''あなただけの理想のヒロイン''!!」

 

 

 

────────────────────────

 

 

大歓声の中…息を切らしながら…しずくは見てくれていたファンにお辞儀をした。

 

ランジュ「………………」

栞子「ランジュ?しずくさんがステージを下りますよ?」

 

ランジュ「……………………………」

栞子「ランジュ?」

 

ランジュ「…っ!……わ、分かってるわよ!」

栞子(…惹き込まれていた…?…あのランジュが…)

 

愛「…あっ、ちょ、ミア!どこ行くの!」

ミア「BE QUIET!どこだって勝手でしょ!」

 

果林「…焦ってるように見えたのは…アタシだけかしら?」

愛「…うん、なんか…握った拳が震えてたような…」

 

ミア(…くそっ…何でだ…何で…こんなにも胸が熱くなってるんだ…!!)

 

 

────────────────────────

 

【ゲリラライブ終了後】

 

 

「お疲れ様、しずく…最高だったよ」

しずく「あ、ありがとうございます!」

 

かすみ「………」

しずく「…かすみさん…」

 

目を逸らしながら…手を差し出すかすみ。

かすみ「…やっぱり…」

しずく「…えっ?」

 

かすみ「やっぱり…同好会に1番のライバルが居ないのは…寂しいし…

それに、しず子のライブ…もっと見たいし…」

しずく「…かすみ…さん…っ!!!」

 

握手よりも先にかすみに抱きつくしずく。

かすみ「ちょっ、しず子~!!」

 

エマ「しずくちゃん、期待して…いいんだよね?」

歩夢「同好会に戻ってきて…くれるの?」

 

しずく「…あっ…もちろん…同好会の皆さんが許してくれるなら…ですが…」

彼方「水臭いよ~!大歓迎に決まってるじゃん~!!

おかえり、しずくちゃん!」

 

せつ菜「こんな素敵なサプライズ…流石、峻さんです!」

「昨日な、しずくから部のライブをボイコットするって聞いてな

なら、見せつけろよって同好会のステージに立って部のヤツらにってな

…あ、璃奈には曲を入れる時にバレたけどね?」

 

歩夢「それならそうって教えてくれればよかったのに…!」

「…ま、タイミングを見計らってたってのもあるけどね?」

 

 

 

 

ワイワイとしずくを中心に話す輪ができてる中…かすみが俺の横にピタリと張り付いた。

 

かすみ「…ありがと、先輩」

「…え?」

 

かすみ「本当はね…心のどこかでかすみんも思っていたんです

同好会には…かすみんの横にはしず子が居て欲しいって

でも、考えれば考えるほど…涙が出そうになって…

見て見ぬふりして…振舞ってた」

「…そっか、泣いてもいいんじゃない?雨降って地固まるって言うし」

 

かすみ「…先輩………ぅ…ああああっ…!!」

「…よしよし」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栞子「…同好会の方に顔を出さなくて良いのですか?」

ランジュ「過去は振り返らないわ…しずくが同好会に戻った…それだけの事よ」

 

栞子「…そう、ですか…」

ランジュ「それより、もっとトレーニングを重ねるわ

今の2倍…いや、3倍はやり込むわ

…これ以上、負けてられないのよ…ランジュは」




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