NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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…いえ、特に深い意味は??????????


第171話

「…静かだな…休日の学校って」

 

忘れ物を取りに学園に来た。

小学校の時とかは休日の学校って一部しか入れなかったのに比べると高校生ってなんか成長出来たな~って気がするのは俺だけだろうか?

 

「…って、部活もあったりするから当然か」

しずくは確か演劇部にいるって言ってたっけ?…後で顔でも出そうかな。

 

 

「…ん?…あれは」

倒れてる………人!?

 

「ちょっ、マジかよ…っ!」

人気の無い廊下で人が倒れてるとか恐ろしすぎるだろ!

…じゃなくて、声を掛けないと!

 

「…おいっ!…って、お前は…!」

倒れているのはスクールアイドル部のミアだった。

 

「病気か?!…いや、救急車か!?…ええい!」

四の五の言ってる暇はなさそうなので、とりあえずお姫様抱っこをし保健室に駆け込む。

 

「…誰かいてくれよ!」

ミア「余計な…お世話…」

「お前っ…!」

ミア「別に…大丈夫…だし」

 

「うるせぇ!人を助けるのに理由なんかいるか!」

何か言いたげなミアを半ば強引に黙らし、保健室に連れ込んだ。

幸い、保健室の先生は居てくれたので事情を説明し、ベットに寝かせた。

 

 

…そして、倒れていた理由というのが…。

「…腹へり~?」

ミア「…なんか悪いの」

 

「…はぁ…でかい口叩けるなら心配なさそうだな…んで、何が食いたいんだよ?」

ミア「別に…何もいらない」

「…お~ま~え~な~」

 

ミア「…ハンバーガー」

「…はいはい、ハンバーガーね…」

って、学園から歩いて10分くらいかかるじゃんか…はぁ、しゃあないか。

 

「ちょっと待ってろ」

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

…息を切らしてオーダーをする人は初めて見たんじゃないか?

すいませんね、店員さん…急ぎだったもんで…。

 

「…って、回想は良いか…ほら、ハンバーガー」

ミア「…Thank you…うん、アメリカのに比べたらサイズは小さいけど…やっぱりハンバーガーがNO.1だね」

 

「んな事言ってるから、大きくならねぇんだよ、成長期だろ?」

ミア「…まさかこんな形で同好会の部長に会うなんてね」

「無視かよ…いや、無視していいんだけどさ」

 

ミア「…さっきまで、演奏聞いてたし」

「…やれやれ、もうそんな事まで嗅ぎつけてるのね」

 

ミア「…流し見てただけだし…勘違いしないでよね」

「はいはい、分かってますよ…んで、なんで腹へりで倒れてたんだよ?」

 

ミア「…言わなきゃダメ?」

「ダメ」

ミア「はぁ…部室に買い置きしていた食料が無くなって学食行ったら休日でやってなかったから…それで…」

 

「…ずっと篭ってたのか…それじゃあコモルーだぞ」

ミア「…は?…いや、だって…作曲したり、ベースボール見たり、ゲームしたり、寝たり…」

「…………それって、引きこ─────」

 

言いかけた所で食べ終えたハンバーガーの包み紙が丸めて飛んできた。

ミア「ゲームも遊びに入るから」

「…いや、たまには外の太陽の光とか浴びたりとか…」

ミア「めんどい」

 

…なるほど、今どきって感じだな…そんなに歳離れてないけど。

「…ま、何にせよ動画を見たのは事実だし…それくらい気に止まってたんだろ」

ミア「だから、たまたまだってあれほど…」

 

「あぁ、なんでこいつの楽曲は人とは違うんだ!部の方が最高で一流で完璧なのに…っ!…ってところか?」

ミア「………………」

「嘘や隠し事はバレるんだよ、いつかはね」

 

…あ、別にさとり妖怪やヨハネアイの持ち主って訳じゃないけどさ。

「だったら、自分が歌って見りゃいいじゃん、対抗心燃やなら」

ミア「…ホント、思ったことポンポン口に出すの、ありえないんだけど」

 

「…悪くないと思うんだが…まぁ、いい

俺はこれで失礼するよ…飯も食えて元気になったみたいだし」

ミア「…………………………」

 

「…まぁ、何考えてるかは人それぞれだけど…あくまで敵対してくるなら俺も追い返すから

今日のことは部や同好会関係なく、俺のお人好しなだけ、んじゃな」

 

そう言って俺は保健室を後にした。

ミア(…くそっ…なんで…焦ってるんだ…僕は!

アイツの方が…音楽家としての才能があるって思ってるからなのか…っ!)

 

 

 

────────────────────────

 

 

【その日の夜】

 

「…って、事があってな?」

歩夢「へぇ…ミアちゃんが…」

歩夢は俺の部屋でクッションを抱えながら話を聞いていた。

 

「…まっ、俺は意識してないけどね」

歩夢「…でも、何かあったのかな?…そんなに焦ってるなんて…」

「うーん…俺は心当たりないし…部の事だからどうでもいいんだけど」

 

歩夢「あっ、そういえばね!さっきこんな書き込みみたの!♪」

「どれどれ…スクールアイドル部より同好会のライブの方が楽しいよね…か…まぁ、分かってるけどな」

歩夢「この調子でゲリラライブも頑張ろうね、峻くん!♪」

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

【寝る直前】

 

「…部のライブはプロみたいで凄いけど

同好会のライブは一緒に楽しんでる感があっていいよね…か」

歩夢に教えてもらったサイトの書き込みを見ていた。

 

「…なるほどな、これが焦ってる理由か…」

…もしかして、ランジュの考えとミアの考えが不一致してるのか?

 

部のライブは凄いけど、同好会のライブも負けてない。

そんな言葉が散見された。

 

曲とメンバーのシンクロ率の高さ…と書かれてるものまであった。

確かに、俺も同好会の方がそのメンバーの個性と曲がマッチしていると自負している。

部にその人に合った曲ではないとは思っていたが…。

 

「…これは探りを入れてみる方が良いのか…?」

俺はある人にメッセージを送り、眠りについた。




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