NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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……お、俺がせつ菜ちゃんだったのか…。

せつ菜「…そ、そうです」
しずく(そうなんだ…)


第179話

愛「…そっか、同好会からはその4人が…」

「部のみんなを倒すって燃えてるよ」

 

愛「…やっぱり、ライブバトルはこうじゃなくちゃね!」

「…なぁ、愛?」

 

愛「…ん?」

「…そのライブバトルの結果次第で…お前、何か考えてる事、あるんじゃないか?」

愛「…その話は…イベントが終わってからで…いいかな?」

「…あぁ、分かった」

 

愛「もったいぶってごめんね…でも、愛さんの中でも少し考えたいっていうか…」

「急ぎはしないよ、愛が考えて行動するものだし…俺はその考えて出した答えを尊重する」

愛「…うん、ありがとうね…峻」

 

 

そう言って俺と愛の電話は終わった。

 

 

「…ふぅ」

歩夢「電話?」

「…あぁ、愛と少し…な」

 

歩夢「私の方にもメッセージが来たよっ

バトルライブイベント、楽しみだねって!」

「…あぁ、そうだな」

歩夢「…心配?」

「…心配…と言うよりも…怖い、かな…愛がこのイベントを通して…どういう答えを出すのかが…ね」

 

歩夢「…役に立つか分からないけど…イベントの司会は、私がやるから…峻くんはその事だけ考えてて、大丈夫だよっ」

「ありがとうな、歩夢」

 

少し触れた手から歩夢の温かさが感じられた。

 

 

 

────────────────────────

 

次の日、俺達はスクールアイドル部に呼ばれた。

 

 

栞子「どうぞ、こちらです」

「あぁ、ありがとう」

かすみ「ここが…スクールアイドル部!?」

しずく「私も最初はビックリして言葉が出なかったんだ」

 

璃奈「…ホテルみたい…」

かすみ「これ、部活にかけていい予算なんですか!?せつ菜先輩、しお子!?」

せつ菜「基地みたいでテンション上がります!」

かすみ「…ダメだこりゃ…」

 

ランジュ「なぁに、騒がしいわ………っ……」

目が会った瞬間、怪訝そうな顔で俺の方を見てきたランジュ。

しかし、それも一瞬、他の同好会のメンバーの方へと目線を移した。

 

ランジュ「きゃあ!同好会のみんなじゃない!

なになに、どうしたのっ???

分かったわ、意地を張るのを辞めて、部に入る気になったのかしらっ???」

栞子「あの、いえ…」

ランジュ「正しい判断よ、歓迎するわ~っ♪」

 

歩夢「あの~…今日はその…」

「愛の手伝いに来た、愛はどこだ?」

ランジュ「さぁ?自分で探したら?」

…こいつ…いや、待て…落ち着け…俺。

 

ランジュ「そもそも、手伝いなんて必要ないわ

ここには最高のイベントスタッフがいるんだから素人のアナタに手伝ってもらわなくても結構」

「…あ、そう」

ランジュ「分かったなら速やかに帰りなさい」

 

かすみ「…峻先輩は帰しませんっ!」

かすみが噛みつきそうな顔をして唸り声を上げた。

 

愛「…お取り込み中?」

歩夢「愛ちゃん!」

ランジュ「…ふんっ」

 

愛「来てくれて、ありがとうね~♪」

ランジュ「愛?イベントのことならスタッフに任せればいいのよ?

最高のスタッフ達なんだから」

愛「もちろん、分かってるよ!…でも、愛さんアットホームな…手作り感のあるライブがしたいんだ!」

ランジュ「…愛がそう言うならいいけど…」

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

「…話の途中で抜け出させるなんて…行動も大胆になったな、果林」

果林「茶化すのは無しよ…私は峻と話がしたかっただけよ」

 

「…愛のことか?…それとも、スクールアイドル部のこと…か?」

果林「…どっちもよ…特に…愛の方」

「…そうか、果林も勘づいてたか」

果林「彼女…同好会の時のライブ映像見て…ため息ついてたの…何か聞いてるかしら?」

 

「……本人からは他言しないようにって言われたけど…」

俺は愛の心の内に秘めた悩みを果林に言った。

 

果林「…そう…愛が…」

愛(…あれっ…2人とも…?)

 

「今回のライブバトル…俺は本気で挑む」

愛(何話しているんだろ…聞こえない…)

 

「やっぱり、愛も果林も栞子も大事だから

俺の近くにいて欲しいから」

愛「………………っ…」

 

「…だから…連れ戻すよ、絶対に」

果林「…今は部にいるから…多くは語れないけど…相手はあのランジュよ?

…何か策や考えがあるの?」

「ない!」

果林「ええっ…?」

「でも何とかなるよ!心は繋がってるんだから!」

 

愛「…峻…」

「事実、部にいたミアも…その想いに共感して、同好会に来てくれた

話せば分かり合えるし…出来ないことなんて無い!」

果林「…ほんと、お人好しね…峻」

「…へへっ、俺にはこれしかねーからな」

果林「…もし…」

「…?」

果林「…もし、私が迷ったら…その時は…」

「当たり前だろ、手、貸してやるよ…いつでもな」

果林「…峻…」

「さて、抜け出したのがバレたら怪しまれるから…行くよ?」

果林「…え、ええ…分かったわ」

 

 

「………あっ」

愛「…っ…」

 

聞いてたのか…愛と出会い頭で体がぶつかりそうになった。

「…………んっ」

愛「…へっ…」

何も言わず俺は愛の頭をポンポンと撫でて俺はその場を後にした。

 

 

愛「…峻…」

果林「近くにいて欲しい…か…」

 

 

 

────────────────────────

 

【夜】

 

曜「ええっ、ライブバトルっ?!」

「あぁ、成り行きでそんなイベントが開催されることになってな…Aqoursのみんなには審査員として来て欲しいんだけど…」

 

曜「私たちは大丈夫だと思うけど…平気なの?悠くん…」

「…え?」

曜「もし勝てなかったら…」

「曜」

曜「えっ、な、なにっ?」

 

「俺が勝ち目のない勝負でも諦めたりしないのは昔から知ってるよな?」

曜「…そう、だけど…」

「大丈夫だ、俺は負けないよ…絶対に」

曜「…そっか、その様子だと大丈夫そうだねっ!」

「あぁ、突然電話してごめんな」

曜「ううん、こちらこそありがとうねっ!♪」




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