今日は同好会の部室に思わぬ来客が来た。
???【色々ありましたが、結束が深まって13人で活動するスクールアイドル同好会を新聞部が突撃取材しちゃいまぁす!】
若干テンション高めな新聞部の部員がレコーダー片手に部室に来た。
かすみ「やーん、かすみんの取材ですかぁ〜〜?♪」
ランジュ「ランジュの取材に決まってるでしょ?」
かすみ「なにぉー?!」
ランジュ「なによぉ……!」
果林「……まぁ、お陰様でご覧の通りよ
雨降って路面固まる……部も同好会も関係なく今は仲良しよ」
新聞部【おおっ、さすが先輩の風格ですね朝香さん!】
しずく「……ちなみに固まるのは地面ですよ、果林先輩」
果林「……そ、そだったかしら???」
新聞部【あれ、部長さんはご不在ですかね?】
歩夢「峻くんなら音楽室に行ってるよっ」
新聞部【なんとっ、盲点でした……ちょっと失礼します】
ポケットから携帯を取り出す新聞部員。
新聞部【コードミュージックルーム!ターゲット宮之原!QED!】
せつ菜「……ええっと…取材です、よね?」
新聞部【はぁい、もちろん!今回の取材のメインですから!】
璃奈「……峻さんが?」
新聞部【もちろんですよ!スクールアイドル部にも真っ向から勝負したり生徒会長をすらもスクールアイドルにしてしまう……そんな彼の手腕を是非取材したいと!】
ミア「……人気者なんだね、Babyちゃん」
栞子「本人は自覚が無いようですが……」
新聞部【ってな訳で!宮之原部長の印象を各メンバーから聞いていきたいかと!】
「「「「…………ええぇぇぇえええっ!!??」」」」
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【音楽室】
「……あのー……入口で覗いてないで入ってきても良いんですよ?」
カメラを構えた……パパラッチ?らしき人物達が俺の方をじっと見ている。
何か手招きをして音楽室へと入ってきた。
新聞部【はじめまして!新聞部です!】
「……あ、どうも…?」
テンション高いなと……峻は苦笑いを浮かべた。
新聞部【本日はスクールアイドル同好会の取材をしたく!
特に宮之原部長の取材中心で!】
「えっ、俺???」
取材されるような事は何も無いと思うが……。
新聞部【あれ、ご存知ないんですか?】
「……えっ?」
しまった、色々心当たりがありすぎる……っ。
バレたのかな……それとも内部告発─────。
新聞部【宮之原部長、生徒たちから
範馬…勇次郎?とアクセラレータ……と司波達也?を混ぜたような出で立ちだしイメージだと!】
……せつ菜が聞いたらテンション上がりそうな印象だな。
と言うか偏見が強いような気もするが???
新聞部【では、本題に移りまして……まずは─────】
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新聞部【では、まず1年生メンバーから聞いてみましょう!】
しずく「えっと……その……」
しずく(初めてキスしたとか言えないっ……どうしよう!?)
しずく「……私の理想のヒーローです!!」
新聞部【ほうほう……】
かすみ「かすみんは〜〜……うーん
旧知の仲です!かすみんと峻さんからスクールアイドル同好会が始まりましたからね!」
新聞部【なるほど……】
璃奈「峻さんは……太陽……」
新聞部【太陽……ですか?】
璃奈「笑った顔も性格も言動も……明るく照らしてくれる」
新聞部【なるほどなるほど……】
栞子「…生徒会長になった時…彼がいなければ私はどうなっていたかを考えたら……身震いしてしまいます
私にとって彼はターニングポイント……ですかね」
新聞部【…………んん???】
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新聞部【つ、続いて2年生にお話をお聞きしましょう!】
せつ菜「はいっ!峻さんは正しくアニメキャラを移り変わりの様な人です!かっこよくてリーダーで素晴らしい人です!
特にですね、話しかけてきた時の────────」
新聞部(長くなりそうだなぁ……それにこれ、スクールアイドルフェスティバルの時に聞いた気がした…)
歩夢「峻くんはね、普段はかっこいい横顔してるのにね
寝てる時は子供のように可愛い顔してるし寝起きの甘えた声はすっっごく可愛いの!」
新聞部(なぜそれを知ってるんだろう……)
愛「んー、しゅんしゅんかぁ
パートナーっていうかバディっていうか……隣に居心地いいんだよねぇ」
新聞部【……ぐっ……なんだろう、胸が…】
ランジュ「峻?……不思議よ、何考えてるか分からないし
言ってることはめちゃくちゃだし、突然おかしな事言い始めるし
……でも…嫌いじゃないのよね……ああいうタイプの人
こんな事言うのは初めてだけど……」
新聞部(あのランジュさんが……顔を赤めている……っ!?)
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【音楽室】
新聞部【続きまして、今後のスクールアイドル同好会の目指す道をお聞きしたいのですが……】
「……道……すか」
新聞部【そもそもスクールアイドルは宮之原部長にとってどういう存在なんですか?】
「……存在……かぁ」
新聞部【スクールアイドル同好会に居るたった1人の男子……
もっと言えば虹ヶ咲学園には男子生徒が数少ないのですが……その中でスクールアイドル同好会を選んだ理由とは……?】
「無いですよ、理由なんて」
新聞部【……え?】
「俺はスクールアイドルに心を奪われたし
俺がスクールアイドルを導きたいと思った……それくらい輝く眩しい存在なんだよ」
新聞部【……なるほど】
「……道……か……」
その言葉に、俺の心は酷くざわついた。
俺の目指す道ってなんだ?
……それは峻として進む道か?……それとも悠としての道……か?
そして、それを本当の峻は望むのか?
………………俺は、一体何を目指せばいい……?
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新聞部【最後に3年生にお聞きしま……えっと……】
ミア「……なんで僕を見るの?一応、僕も3年生なんだけど」
新聞部【失礼しました!では、宮之原部長の印象をどうぞ!】
ミア「僕、Babyちゃん苦手」
新聞部【おや、意外ですね!】
ミア「……だって、僕の心を騒がせるんだもん
変なノイズ……でも、嫌いじゃないノイズだから余計気になっちゃって……」
新聞部(…それは恋というのでは……?)
果林「峻ねぇ……多分同好会の中で1番精神年齢高いんじゃないかしら?
凄い信頼置けるのよね、彼」
新聞部【確かに、ライブバトルイベントの時もその片鱗を見せつけていましたからね!】
彼方「峻くんの膝枕、凄く寝やすくて彼方ちゃん大好きなんだ~♪」
新聞部【なんだろう……DNAに甘さが届きそう……宮之原部長ってたらしなのかな……】
エマ「でもね、峻くんは私の胸を枕にして寝るのも好きみたいだよ♪
弟みたいで可愛いの!♪」
新聞部【うわぁああああぁ!】
胸を押さえてレコーダーを落とす新聞部員だった。
次の日のニジガク新聞には、でかでかと宮之原部長はマジパネェという一面が飾られていた。
次回:道を探せ!
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