197話も続くとは思いもしなかったです
これもひとえにファンの皆様のおかげです。
ありがとうございます。
残り少ないNEXT Rainbow!!をお楽しみください。
遂に、ドームライブの当日を迎えた。
待ちわびた観客が続々と入場して行く姿を見て俺は息を吐いた。
「……いよいよ、か」
これが最後のライブ……に、なるだろう。
俺は…………いや、まだそれを考えるのは辞めよう。
「……そろそろ、着替えが終わった……かな?」
携帯を見ると……歩夢からのメッセージが入っていた。
そのメッセージを見て、クスッと笑い……俺は控え室に戻った。
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【控え室】
かすみ「あっ、来ました!♪」
ミア「……むっ……遅いっ」
「ごめんごめん……おぉ、似合ってるな…みんな」
黄色をメインとした制服のような衣装とスカート……まるで学校の制服のようだ。
……うん、似合ってる……すごく。
ランジュ「……でも、せっかくのドームライブなのに…少し地味じゃないかしら?」
栞子「良いじゃないですか、私達らしくて」
せつ菜「はいっ!落ち着く衣装で同好会らしさを感じます!」
ランジュ「……そうね、確かに……良いわ、すごく」
果林「ねぇ、峻?……今日のライブの合言葉は何かしら?」
「合言葉?……それはな…」
俺は人差し指と親指を広げてLの文字を作った。
エマ「……L???」
「そ、L!」
彼方「……どういう意味~?」
「まずはLove!」
しずく「……まぁ、それは何となく分かりますが」
「次はLife!……まぁ、もうスクールアイドルは俺たちの生活の一部になってるからね?」
璃奈「なるほど……」
「んで、最後がLive!このドームライブにふさわしいライブにしたいって願いから付けた!」
愛「あっはは!しゅんしゅんってば、安直~♪」
「い、いいだろ~?」
せつ菜「Love the Life we Live……ということ、ですか…
素晴らしいです!ぜひこのライブを成功させましょう!!」
かすみ「……せ、せつ菜先輩が今まで以上に燃えている……」
璃奈「炎柱みたい……」
スタッフ【すいません~、スクールアイドル同好会の皆さん
そろそろ準備の方をよろしくお願いします~!】
歩夢「あっ、じゃあ……そろそろステージに向かうね?」
「あぁ、一番近くで見てるからな」
かすみ「行ってきますね、せ~んぱいっ♪」
「とちんなよ~?」
かすみ「むぅ、そんなことしませんから〜!」
一人一人……思いを馳せながらステージへと向かった。
控え室に取り残されたのは……俺一人だった。
「……さて、俺も向か────────」
悠【行くのか?】
「……えっ?」
姿は見えない……でも、確かに…悠の声がした。
「……悠……?」
悠【そろそろ答えを出す時間だ……みんなとの時間を楽しめ……な】
「……あぁ……」
悠【………………ありがとう……】
「…………え?」
聞き間違えなのか……そのまま、悠の声は聞こえなくなった。
……疲れてるのだろうか……。
「……ダメだな、しっかりしないと……」
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【ステージ】
歩夢「皆さん、はじめまして!
スクールアイドル同好会です!!今日は初めてのドームライブに来てくれてありがとう!」
愛「とことん楽しませちゃうから、最後まで目を離さないでね~!♪」
かすみ「後はぁ~、きゃすみんのファンになって帰ってくださいね!♪」
しずく「……噛んでるよ、かすみさん」
かすみ「……むーーっ!」
ランジュ「かすみの事は置いておいて……ランジュのファンになりなさいっ!」
ミア「……ちょっと何言ってるか分からないね」
ランジュ「……み、ミアぁ!?」
栞子「……こちらもいつも通りですね」
果林「はいはいっ、ライブに行くわよ?」
彼方「はっ!寝かけてたぜ~……」
エマ「お昼寝はライブ終わりに、ね?」
せつ菜「では、行きましょうか!」
璃奈「初めて12人でやるライブ……しっかり、見ててね?」
「「「「「「Love the Life we Live!!」」」」」」
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「……みんな…輝いてるな……くそ……なんかステージが見にくくなってるな……汗、のせい……だよな……」
大盛況の中……スクールアイドル同好会のドームライブは大成功を収めた。
……強いて言えば、ランジュがアドリブで司会をしたりしたが……。
栞子やミアが突っ込んだりして、場を盛り上げたりしたので結果オーライだった。
後は彼方が寝そうになって寝言で俺の名前を言って歩夢が対抗するという、ほんわか(?)な雰囲気を作りあげた。
……何人かは甘さによって胸を押さえていたらしいが……。
そして、ドームライブから月日が過ぎ……。
同好会メンバー「「「「「「……ぽけー……」」」」」」
「……空気が……ゆるゆるだな」
かすみ「いやぁ、終わったら燃え尽き症候群と言いますか……」
愛「余韻が凄くて……ねぇ……?」
せつ菜「今でも、ドームライブが昨日のようです~……」
ランジュ「ねぇ、もっとドームライブしましょ!♪」
栞子「そんな滅茶苦茶な……」
ミア「ランジュはいつも通りだね……」
「……じゃあ、そんなほのぼのムードを一蹴する発言をしようかな……」
しずく「……え?」
璃奈「嫌な予感……」
「……そろそろ、俺も意中の人を決めようかな……ってさ」
同好会メンバー「「「「「「……!!!!」」」」」」
ガタッと立ち上がる者もいれば……。
握りこぶしを作る者もいた。
しずく(……いえっ、ですが……先輩の決めた人に異論はしません……)
果林(……誰、なのかしらね……)
彼方(……すやぁ~……)
メンバーが気になってそわそわしていたが……。
俺はしばらく時間を置いてから、その答えを出すと約束をした。
……それに、まだ……少しでも峻として……居たいし……な。
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Next Stage:分岐ルート 【歩夢編】
分岐ルートの順番ですが
歩夢→彼方→せつ菜→璃奈→栞子→しずく
果林→かすみ→エマ→愛→ミア→ランジュ
の順でお届けします。
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